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2006年4月9日日曜日

モモ

ネパールに来たことのある方なら、すぐにイメージできると思うが『モモ』と言う名の料理がある。

わからない方のために簡単に説明すると、蒸餃子のようなもの。小飽子のような形のものもあれば、日本の(中国の)餃子のように逆半円スタイルのようなものもある。

一般的には、マサラ(カレー味スパイス)で味付けした水牛の肉を厚めの餃子の皮で包んで蒸し、トマトやゴマのソース(少し辛い)をかけて(つけて)食べる。

日本人に『モモ』について説明する場合、上記のように言うと、たいてい簡単にイメージを作ってもらえる。日本人向けのガイドブックなどにも、だいたいこのような説明が書かれている。

しかし、日本語版ロンリープラネット(以下ロンプラと表記)の説明は、違った。

外出禁止令2日目の今日、あまりにも暇なので、ロンプラ・ネパール編日本語版を、隅から読んでいるちに、[基本情報]の[食事&飲み物]のページまでたどりついた。ネパール料理メニュー解説を順番に読み進め、『モモ』の部分を読み始めると、そこにはこう書かれていた。

モモmomo-練り粉の皮に包んだ肉や野菜を蒸した、代表的なチベット料理。

ここまでは、日本人向けのガイドブックとほぼ同じ説明。問題?はその次。

中国料理の餃子や、イタリア料理のラビオリに似ている。

ラビオリ?

一瞬考えた後に、ああ、ラビオリ!と、妙に納得してしまった。

全世界の旅行者を対象に発行されているロンプラは、餃子になじみが薄い外国人にもわかるように、ラビオリを持ち出したのだろう。なるほど、そう持っていくか、という感じだ。

でも、やっぱりよくよく考えると、納得しきれない感も、多少残る。

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