ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2016年8月25日木曜日

チャンドラギリにケーブルカーができた!


今年8月半ばに操業を始めた、カトマンズ郊外タンコット~チャンドラギリを結ぶケーブルカー。

建設計画があったときからずっとずっと気になっていて、時間ができた本日、百聞は一見にしかず、自分の目で確かめようと、早速訪れてきた。

これからの観光スポットにもなりそうな雰囲気なので、スタッフ・ガイドたちも連れて。総勢6名での、日帰り視察ツアー。

カトマンズ近郊のヒマラヤ展望地というと、現在、断然ナガルコット(標高約2200m)が人気なのだが、チャンドラギリは、カトマンズから行く場合ナガルコットより近く、標高が高く、そしてケーブルカーも楽しめる、ということで、ナガルコットに代わる人気の展望観光地になりそうな予感。

・・・

カトマンズ市内を出発し、カリマティあたりから真正面に見えてくる丘が、これから目指すチャンドラギリ。




カランキからはさらに近くに見えてくる。陸路ポカラやチトワンへ移動する際にも通る場所。前方を気にしていると、ケーブルカーが動いているのが目に留まるはず。


旅行者街タメルから約15㎞弱、タンコットのケーブルカー駅まで車で約45分前後。

・・・

まだできたばかりなので、とてもきれいな、タンコットのケーブルカー駅エントランス。




駐車場からすでに見晴らしがよく、雨季中にもかかわらず、雲に隠れて180度ヒマラヤが見えていて期待が高まる。乾季はどんなに素晴らしいことになるんだろう。(写真だと雲とヒマラヤの区別があまりつかないのだが、、、)



ケーブルカーで出発。標高差約1000m程の約2.5㎞を、約10分かけて登る。
外国人料金は往復22USドル。(ちなみに、1998年操業開始のネパール初ケーブルカーがあるマナカマナの現在の料金は20USドル)







ケーブルカーの中から、チトランヘ行くジグザグ道も見える。

チトランというのは、今密かに地元民に話題の場所。農村生活が楽しめる、外国人よりも現地人向けのホームステイ宿がいくつかあるのだ。この話題はまた別の機会にでも。


頂上のチャンドラギリ駅(標高約2500m)が見えてきた。



下車後、少し坂を上ると、寺院やレストラン、娯楽設備がある。


寺院の裏には車いす用のスロープも。



まだ準備途中で立入禁止となっていたキッズスペース。来週ぐらいから利用できるようになるそうだ。



一通り見学を終えまたケーブルカーで下山。駅のあるビル内に、タメルにもあるカフェ・ヒマラヤンジャバの支店が。ここからの展望もよくて、コーヒーを飲みながらのヒマラヤ観賞、気持ちよさそう。

・・・ 

本日現在、準備中や工事中のところがあり、立入禁止の場所もけっこうあったのが残念。
それでも、本日はクリシュナアスタミ(クリシュナ神生誕祭)で祭日ということもあってか、新しモノ好きの、たくさんのネパール人が訪れていた。


・・・

番外編その1:
12時~13時までは昼休みとなる模様。

1998年操業のネパール発のケーブルカーがある「マナカマナ」でも、昼休みの1時間ほど運行休止するのだが、ここチャンドラギリでも同じみたい。


番外編その2:
東にはチャンパデビがある。10年前にこのブログでも話題にしたことがある場所

チャンパデビからチャンドラギリまでハイキングした後、ケーブルカーで下山し、カトマンズに戻る(もしくはこの逆の行程)、という楽しみ方もできそう。

将来的にはホテルもできるそうなので、ハイキングのあとはヒマラヤを見ながらのんびり1泊する、っていうのも、楽しそうだなあ。 

2016年8月15日月曜日

人身事故による道路封鎖



今朝カトマンズを発ちポカラ方面へ移動することになった。

陸路の車両移動が可能な場所では、極力車で移動する。時間はかかるが、季節によって変わる景色、長距離トラックに書かれたイラストやメッセージを眺めつつの移動は、何度経験しても飽きることがない。

7月中は大雨で土砂崩れの影響もあったこのルートだが、ここの所は平穏。

しかし、いつ通っても、事故車両や、事故現場を見かけないことはない。小さな事故から大きな事故まで、常に発生しているといっても過言ではないかもしれない。

1枚目の写真の様に、側溝に落ちて放置されているトラックや、完全に横転しているトラックなど、片道約200㎞の移動の中で、事故車両を本日も数台見かけた。

そして昼過ぎ、ポカラまであと約30km程のところで、事故渋滞に遭遇。



ここから11km程先でトラックとスクーターの事故があり、スクーターに乗っていた人が亡くなったというのだ。

被害者の関係者が、加害者に抗議する目的で現場周辺の道路を封鎖しているとのことで、その影響が上下10㎞以上にわたって出ていたのだった。

強い日差しが厳しく、日陰を探し近くのチョウタラの下に車を止め、はるか続く足止め車両を見ていたら、カトマンズからのツーリストバスを何台も目にし、目の前にはグリーンラインのバスが。



昨今、政情が関係するストや道路封鎖の際には、外国人や旅行者登録のある車両(緑色ナンバープレート)は封鎖対象外となり、通行させてもらえることがほとんどなのだが、内輪の揉め事が原因での封鎖の場合、その影響をモロに受けてしまう。迂回路がないから解除となるまでひたすら待つしかない。

バスの横にできたわずかな日陰で休む外国人ツーリストも。



機体不調、鳥との接触事故、天候不良等の影響で事故が多い空路を避け、安全な陸路移動で計画したつもりでも、こういう事態に巻き込まれ、にっちもさっちもいかなくなることもけっこうある。

計画通りにいくネパール国内での確実な移動方法など、ないといえるかも。

・・・ 

ちなみに本日の渋滞。動き出すのは日没後かもしれない、とのうわさが飛び交っており、日付が変わるまでにポカラにつけば御の字、ぐらいに覚悟を決めのんびりしてたところ、1時間ほどで封鎖が解け、その後はスムーズに移動できたので、ポカラ着後の予定にはほとんど影響は出なかった。

でも、過去には、通常7~8時間で移動できるところ、数時間以上の足止めを食い15時間以上かかったケースもあった。そういう事態に巻き込まれてしまったら運が悪かったとあきらめるしかないのが実情。

・・・

ところで本日、カブレ郡でもローカルバスの大事故がありたくさんの方が犠牲になられたとのこと。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。

2016年8月11日木曜日

フレッシュジュース


外出先で喉が渇き、フレッシュジュースが飲みたくなって立ち寄った、小さな商店。

ちょっとした食糧を扱う店だが、店頭に果物も並んでいて、店の奥に手動搾り器が。

こういう店では、注文するとすぐに、フレッシュジュースを作ってくれる。





パイナップルとモウサム(柑橘類)ならジュース用の下準備もできているというので、注文。

250mlほどのグラスに入ったものが、70ルピー(約70円)。

砂糖は入っていないが十分甘くておいしい。水も加えておらず、正真正銘果汁100%の味。

常温で生ぬるいのだけれど、それがかえって体に負担をかけなさそうで、優しく体内にしみわたっていく。

店によっては岩塩パウダーを置いてあるので、ちょっと加えると天然スポーツドリンクになるのだ。

2016年8月7日日曜日

カトマンズ空港の犬


カトマンズ空港敷地内では、荷物のにおいを嗅ぎながら歩き回る犬を目にする。

敷地内とは言っても、ターミナルビルの外ではあるが、出発ロビーに入る前のあたりで、これから出国する人たちが、カートに荷物を載せながら慌ただしくしている場所。




人々の間をすり抜け、荷物をかぎながら忙しそうにしている犬たち、一見セキュリティ犬っぽい動きをしているが、全部、勝手に空港に紛れ込んできた、ただの野良犬。

この時だけでも、数匹はいたかな。

・・・

気の向くままに仕事をしたら、休憩はどこでも自由にとってよし!




2016年8月6日土曜日

撮影用モフモフマイク


今春から取り掛かっていた撮影のお手伝いが、先日終わった。

撮影同行中は、いつもおかしなことに遭遇する。

写真は、カトマンズ旧市街アサン地区での一コマ。地元民、モフモフのカバーを付けたマイクに興味津々。

「あれで高いところのすすを掃除してくれるのか?」と聞いてくるおばさんとか、「私たちが地元をきれいにしないから、ほら見てごらん、外国人のプロジェクトがきれいにしてくれているんだよ」と語り合うおじさんたちとか。

よく掃除道具と間違えられるモフモフマイク。以前も、撮影隊出国時の税関手続き時に、職員にどや顔で間違えられたこともあった。


そして今回は、このほかにも苦笑する出来事が。

カトマンズ市内、住宅が密集するエリアでの、屋上でのインタビュー時。向かいの家の屋上で飼われている小型犬が甲高い声で吠え続け、撮影にならない。普段はこんなに吠えることはないそうなのだが、どうやら、このモフモフに反応しているらしい。

仕方ないので、場所を変えることにしたのだが、確かに、高い位置で微妙に揺れる動物っぽい物体のこのモフモフ、犬にとっては気になる存在だよなあ。

・・・

ちなみに今回の撮影はテレビ用ではないのだが、WEBで見られるようになるそうなので、公開されたらまたお知らせします!