ブログ移転のお知らせ

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2014年8月31日日曜日

ソル地方のりんご


今日で8月も終わり。

晴れるとまだまだ暑いが、少しずつ秋の気配も感じ始めている。

オフシーズンの間、村に帰省していたガイドたちも、秋のトレッキングシーズンに向け、そろそろカトマンズに戻って来始め、またオフィスがにぎやかになってきた。

ガイドやスタッフたち、帰省を終えてカトマンズに戻ってくるときには、よく、田舎の手土産を持ってきてくれる。

圧倒的に多いのが自家製のギウ(バター)で、他には、乾物の豆、ジャガイモ、その他季節の野菜など。生きた鶏をバスに載せて持ってきてくれたガイドも。

先日はスタッフが極太きゅうりを持ってきてくれた。

今日の土産は、りんご。ソル地方に帰省していたガイドの村では、今、たくさん実をつけているのだそうだ。

大小さまざまで、ごつごつしていて、野性的な外観。

シャキシャキしていて、すっぱく、そして適度に甘いという、新鮮で、自然の味。

あっという間に、全部なくなってしまった。

2014年8月30日土曜日

タパタリの橋


カトマンズからは、建物や近くの丘が邪魔して、白いヒマラヤを見ることのできる場所は限られている。

その中の一つ、バグマティ川にかかる、カトマンズとパタンを結ぶ、タパタリの橋。


 

今朝は気持ちの良い青空が広がっていて、近くの丘の稜線もくっきり見えていた。

カトマンズ側から、パタン側へ移動する途中、きっと、白いヒマラヤが見えているはず! と、橋の途中で振り返ると。

やっぱり見えていた! 

写真中央のはっきり見えている二つの白い山と、左側に続くうっすら見えている白いのがヒマラヤ。右側のもくもくは雲。

橋の上から山を眺めると、視界にずっと電線が入ってしまうのだが、このポイントに差し掛かった時だけ途切れ、思わずカメラを取り出してしまった。

・・・

タパタリの橋を通るたび、毎回思い出すことがある。

15年ぐらい前だったか、当時某NGOの職員でカトマンズに駐在していた方と一緒にこの橋を車で通った時。

往復の片側がインドの支援で、もう片側が日本の支援で作られたということを教えてもらい、橋の外観の違いもさることながら、「車に乗っていると、渡り心地が全然違うから、意識しておいてくださいね」と言われたことがあった。

いまだに毎回、意識しながら通ってしまうのだ。

2014年8月29日金曜日

神の化身、6本足の牛


今朝の出来事。
 
通勤途中人だかりができていた。見ると、肩から2本の足が出ている奇形の牛を乗せたトラックがゆっくり巡回している。
 
人々が群がって、この足に触ったりおでこをつけたりして、ご利益にあずかっているところだったのだ。
 
奇形の牛は神の化身として崇められていて、時々このような光景を見かけることがある。
 
 
 


イ ンドの有名な俳優、リティック・ローシャンの右手にも親指の横に6本目の指があるのは有名な話。

ネパールでも指が1本多い人をたまに見かける。日本では幼 いうちに手術で取り除いてしまうと思うが、こちらでは忌み嫌う感覚はあまりない。

特別なもの、としてそのままにしておく人も多い。

とはいっても、邪魔だし、特に女性にとっては見栄えが良くない、とのことで、最近では、早くに取り除いてしまう人のほうが多いのでは、というのが現地人の意見だが。

2014年8月28日木曜日

ティージ前日のダルカネ・メニュー


本日女性の祭、ティージ。

この日はシバ神をまつる寺院をお参りし、断食し、踊り、祈る女性が多い。

断食に備え、前日に、ダル・カネ(दर खाने )といって、ご馳走をたくさん食べる習慣がある。私のオフィスでも、毎年この日のカジャ(昼食)には、少し料理数を増やしたお祭り版メニューを作ってもらっている。

2013年の様子 http://dailynepal.blogspot.com/2013/09/blog-post_7.html
2012年の様子 http://dailynepal.blogspot.com/2012/09/blog-post_23.html

今年のメニューは、次の通り。

プリ(未発酵の揚げパン)
きゅうり・ニンジン・グリーンピースのアチャール(ピリ辛胡麻和え)
キノコのチョエラ(焼きキノコのピリ辛和え)
キール(牛乳粥)

そして、オフィス近所のミタイ屋(ネパール・インド菓子屋)で買った、ジェリ(シロップ漬け揚げ菓子)。

いつも、肉または魚メニューが一品つくのだが、今年は、都合によりなし。

(服喪中のスタッフがいて、宗教上の理由で完全ベジタリアン食で過ごしているため、配慮して。本来、自宅以外での食事は禁止、なおかつ、ベジはベジでも、玉ねぎやニンニク、キノコが入ったメニューも一切口にしてはいけないそうだが、そこまで厳密に守るのは社会生活を送る上で不可能に近いため、あらかじめ許しを乞う儀式をしたうえで、口に入れている)



この日のドレスコードはサリー。なのだが今年は皆クルタで出勤。装飾品もたくさん身につけて。

一人、クリスチャンのスタッフがいて、彼女はティージは祝わないので、控えめな衣装で。

・・・ 

早いもので、ちょうど4週間後の9月25日は秋の大祭ダサインの初日・ガタスタパナ。

これから約2か月、10月25日のティハール最終日までは、大小いろいろな祭りや儀式がつづく。

2014年8月21日木曜日

サンガのスイミングプールとシバ神


チャリコットへの往復移動中見た、圧巻だった人工的な建造物ふたつ。

ひとつめは、カトマンズから約20km程東にあるサンガの手前、パラセに1年前にできたという、レジャープール Kathmandu Fun Vally

田園の中に、突如カラフルなレジャー施設が現れて、目を引く。

夏の間にいってみたいと思いつつ、だんだん秋の気配になってきてしまったカトマンズ。

暑い日差しの中にも、ひんやり涼しい瞬間も出てきて、今年はもう無理かなあ。




そして、レジャープールを見下ろすかのようにそびえたつ、世界一背が高いといわれている、シバ神像。

こちらも突然、丘の上に現れるから、圧巻だ。

関連記事:世界で一番背の高いシバ神象

2014年8月20日水曜日

ドゥンチェ/シャブルベシ方面のストライキ予定


大使館からのお知らせメールによると、「ネパール中部北方のラスワ郡(ヒンドゥー教聖地・ゴサインクンダやランタン自然公園が所在)にある水力発電会社社長の人事異動に対する不満(社長は政府の指定で人事が決定されている)から、地域住民は21日中に人事が覆されない限り、同郡一帯において、政府に対する抗議活動として22日にバンダを決行するとしています」とのこと。

同地方のバンダ(Banda=ストライキのこと)、一か月前の7月21日からも、同じ理由で数日間実施されていた。(この時は大使館からの連絡は入っていなかったように思うが)

1か月前は、カトマンズ~トリスリ間は移動できたのだが、トリスリ~ドゥンチェ/シャブルベシ間が公共バスはもちろん、緑ナンバーの旅行者専用車両も通してくれなかった。

カトマンズ~現地に向かうトレッキングは延期or中止で対策取れたが、トレッキングを終え帰国便も迫っている人は、バンダの中どうしても移動する必要があり、現地で警察の警護付チャーター車を手配し、バンダ実施エリアを強行移動したのだった。

今回もおそらく、バンダは8月22日のみではなくその後も続き、前回と似たような事態になるのではないかと推測。

この方面にトレッキングを予定している人は、エリアの変更も検討しておいた方がいいも。

※写真は、2か月前の6月20日朝、上空からとったシャブルベシ周辺の景色。スタッフ撮影。

2014年8月19日火曜日

チャリコット再訪6:ドラカ・ビムセンと地滑りの噂


 

チャリコットから約6㎞北にあるドラカ・ビムセン寺院。

ここには、不思議な石がまつられている。ネパール国内で大きな政変や惨事が起きる前に、石から汗が出るというのだ。

汗が石の右側から出るのは政変の前兆、左側から出ると天災などの前兆と言われていて、2008年に王制が廃止される前には、国王がらみの事件が起きる前兆として、必ずと言っていいほど石の右側から汗が出ていたそうだ。

最近では、昨年12月に汗をかいており、ニュースになっている

地元では、8月2日に起きた大規模地滑りの前兆だったのでは、と噂されているらしい。




余談だが、地滑りに関する噂といえば、カディチョウルの飯屋で、興味深い話しを聞いた。

地滑りの何日か前、現地で水力発電に携わっていた工事人が、ブルドーザー操作中に誤って蛇をころしてしまったそうで、大規模地滑りは蛇の祟りだ、というのだ。

蛇を殺してしまった工事人は病気で寝込み、ブルドーザーは壊れ修復不能だという。

土砂が流れた形も蛇の形そっくりで蛇行しており、蛇の祟り以外に考えられない、と。

地滑りが起きたのが、蛇の神様をまつるナグパンチャミの翌日だったというのも、気になるところ。

 


 
 
 
今回訪れた8月11日は、ヒンドゥ教徒にとって特別神聖な月(ネパールの公暦ビクラム暦4番目のサウン月)の中でも、もっとも重要とされる最終月曜日にあたっていて、早朝に出かけた際には参拝客であふれていた。
 
上の写真2枚は7年前に撮影したもの、最後の写真のみ今年撮影。
 
つづく。

 

2014年8月18日月曜日

チャリコット再訪5:チャリコットのホテル

チャリコット再訪4:カリドゥンガ下のシバポカリ からのつづき



利用したホテルは、今回もチャリコットパノラマリゾート

上の写真は、レセプションとレストランがある建物。宿泊等は別にある。全16室。

石造りの建物で、トレッキング中のロッジを清潔にしたようなイメージ。最低限の設備しかないシンプルな宿ではあるが、スイス人経営にかかわっているとのことで、細かいところに目が行き届いていて、安心して滞在できる。

ネパールのホテルは、メンテナンスの問題なのか、オープン当初はきれいでも、年月が経つにつれ、見るも無残に劣化してしまうホテルも多い。

このホテルも、前回利用してから7年。1997年のオープンからは17年。前回は大変気持ちよく過ごすことができたが、今回、どうなっているかかなり不安だった。

しかし、前回の印象と全く変わることなく、気になっていた水回りや寝具などは、前回よりもきれいになっている感じもしたほど。

前回は、ネパールテレコムの携帯電話がほとんど通じず、かろうじてCDMA携帯がつながったりつながらなかったり、という状況だっと記憶しているが、現在はネパールテレコムもNcellも携帯は問題なく通話可能に。wifiもちろん完備。

食事もおいしく、今回も、朝食には、手作りブラウンブレッドと、手作りジャム3種も出てきた。

高台にあるので、下方の村やタマコシ川をはるか遠くに見下ろすことができる。、乾季にはガウリシャンカールなどの山々が見えるそうだ。

今回はヒマラヤはまったく見えなかったが、到着日(10日)夕方、二重の虹がうっすら見えていた。





ちなみに、このホテル以外にも、メインの通りに面して、ゲストハウスレベルの宿がたくさんできていて、飛び込みで訪れても宿探しには困らなさそうなほどになっていた。

チャリコット再訪6:ドラカ・ビムセンと地滑りの噂  へつづく



2014年8月17日日曜日

チャリコット再訪4:カリドゥンガ下のシバポカリ

 


8/10、今回の最高標高、カリドゥンガの約2600mを通過して15分ほど下ったところに、大きな池があり、ゴムボートが何隻か浮いていた。

地元の人の話によると、シバ神をまつる池(シバポカリ)で、中洲の寺院は2~3年前に新しくたてられたとのこと。近いうちに、この池をボートで周遊する計画があるそうで、この日は、乗船テストが行われているとのことだった。



7年前にも感じたのだが、今回も、このあたりの景色を眺めていて、以前、ミャンマーのマンダレーからカローへバスで移動した時、途中で見た印象深い美しい景色を思い出した。




当時、車窓から見える景色を写真に撮らなかったので、今確認することはできないが、風景が広がる奥行感が似ているのかもしれない。ミャンマーには2度行ったが、いつかまた再訪したいという思いが、この場所を通っていたら、また湧いてきた。


 
ミャンマーでの移動時、下車してこの景色の中を歩いてみたい気持ちに駆られていたが、私のためだけに止まってもらうわけにもいかず、ただただ眺めるだけだった。その時の願いを今回ここで叶えるかのように、何度も何度も停車して、意味もなく道を歩いてみたりしたので、とにかく移動には時間がかかってしまった。



その後また木々に囲まれた道を進み、いくつもの川を越え、予測通り14時チャリコット着。



チャリコットのメインチョウク(交差点)。奥に見える坂道を150mほど進んだところに、ホテルがある。

`チャリコット再訪5:チャリコットのホテル につづく。

2014年8月16日土曜日

チャリコット再訪3:ムデの名物土産?

 
 
 
8/10正午、スタッフの実家があるトゥロパカルを出発し、30分ほどで、ムデという集落につく。

7年前は気づかなかったのだが、どの店の店頭にも、写真のような黄土色のスティック状のものがぶら下げられている。

行きは素通りしたのだが、気になって仕方がない。

同行者曰く、「木製のしゃもじ」ではないか、と。それにしては平たさに欠けるが、靴べらのように先が丸みを帯びたものもあり、確かに、しゃもじのように見えなくもない。

では、帰りに土産に何本かかっていくか、などと話していたのだが、翌日の帰り道、店の近くに車を止めてみてみると、木しゃもじでもなんでもない、「チュルピ」であることが判明。

チュルピとは乾燥チーズのことで、高地での保存食&栄養食として食べられていて、味はあまりせず、とにかくひたすら固い食べ物。

通常、キャラメル角に切られたものが売られていて、こんな棒状の長いものは初めて見た。

このあたり、チーズを作るには適した気候だそうで、この先のジリ周辺には、スイスの支援で作られたチーズ工場があるときいたことがある。

そう考えると、チーズの一種であるチュルピがこのあたりの名物であってもおかしくはないので、納得。

しかし、チュルピは私自身が好きではないし、「ムデ産の木しゃもじ」を土産に買う気満々でいたので、少しがっかりしてしまった。




ところで、この少し先の、カリドゥンガ(標高約2600m)では、天気が良ければロールワリン連峰やランタン連峰までもが一望できるようなのだが、この周辺一帯、行も帰りも深い霧に覆われ、ヒマラヤの眺望どころか、一寸先も見えないような状況がつづいた。


でもこんな景色の中の移動も、幻想的で気持ちいい。

つづく。

2014年8月15日金曜日

チャリコット再訪2:シンドゥパルチョークで発生した地滑りの爪痕

 

8/10 8:45、チャリコットへの分岐点、標高約200m(※追記あり)のカディチョウル着。カトマンズから約80kmほどしか離れていないが、休み休み来たので、約3時間かかった。

※ 地元の人はこう言っていたのだが、あとで、今回泊まったチャリコットのホテルのHPを見ていて、カディチョウルの標高は760mとなっていることを発見。こちらが正しいのかもしれない。

この道をまっすぐ40kmほど進むと中国との国境にたどり着くが、現在、8月2日未明にこの先で発生した大規模地滑りの影響で道が遮断されている。

カディチョウルは、本来なら、中国から仕入れた安い日常用品や電化製品、食品が店頭に並ぶ活気のある村だが、この時は半分以上の店がシャッターを下ろしていた。

立ち寄った店の店主によると、集落のほとんどの人は、地滑り後、大事な家財道具や商品を抱えて山の上やカトマンズに避難していたが、一昨日ぐらい(8月7日)頃から少しずつ人が戻ってきてシャッターを開け始めた、とのことだった。

地滑り直後の8月2日の朝には、雨季中で普段は増水している川の水が一気に減っていて、皆で何が起きたのかと不思議がっていたのだという。

その後、すぐ目と鼻の先で起きた地滑りのことを知り、避難するまでは生きた心地がしなかった、と。

ボテコシ川に架かる橋を渡り、再びチャリコットを目指す。
 
 

 
地滑りは、のどかに見える山の向こうで、発生した。

途中、カディチョウルから約20km、車で約1時間のトゥロパカルにある女性スタッフの家に2時間ほど立ち寄る。



ご飯ができるまで、片道15分ほどの裏山まで散策に出かけると、地滑りの茶色い痕が目に飛び込んできた。天災の恐ろしさと無念さを実感する。


 

家に戻り、ダルバートをごちそうになったあと、正午きっかりに再び出発。チャリコットまであと約40km。平均時速20kmのペースで来ているので、到着予定時刻は14時。

チャリコット再訪3:ムデの名物土産? につづく。

2014年8月14日木曜日

冠水するカトマンズの道


今日は1日雨。

市内、雨が少しでも降ると、冠水する道が多い。

タメル北のラインチョウル通り、道路増幅工事がほぼ終わったのはいいが、以前にも増して水はけが悪くなり、少し雨が降っただけで、片側一面に一気に水がたまる。

凸凹も多く、突然深くなっている部分もあり危険なので、皆冠水部分を避けて走る。

その結果、せっかく道幅が広くなったのに、相変わらず渋滞を引き起こす、という結果に。

水たまりの中を、バイクで、水しぶきを上げながら走り抜けるのは実は結構楽しいのだが、渋滞に巻き込まれて、この場所で足をつかなくてはならなくなると、悲惨だ。



チャリコット再訪1:ジャナイプルニマの日の移動


7年ぶりのチャリコット からのつづき
 
 
1泊2日再訪の旅は、カレンダー上の3連休のうちの2日を利用して。

ジャナイプルニマで祭日となっている8月10日5時半、カトマンズ発。

市内のヒンドゥ教寺院の前を通ると、すでに数人の司祭者がラクチャバンダン(またはドロ:聖なる紐のこと)を用意して待機していた。


道中、パンチカルを過ぎたあたりで、チョウタラの下にいた司祭者に、スタッフの一人もドロを手首に結んでもらう。

その後、川沿いの集落、川魚がおいしいドラルガートを素通りし、先へすすむ。



チャリコット再訪2:シンドゥパルチョークで発生した地滑りの爪痕  へつづく。

2014年8月13日水曜日

パリジャット(パリジャート)、天国から来た花


ヒンドゥ教徒にとって神聖な花・Parijat(インド夜香木)の木がオフィスの駐車場にあり、今、満開中。

木の下には、散った花が一面に敷き詰められている。

パリジャット(パリジャート)は、クリシュナ神が天国から持ってきた花として、信じられているそうだ。

クリシュナ神といえば、今度の日曜日が誕生日。

2014年8月12日火曜日

極太きゅうり

 
 
7月後半から8月にかけてスタッフの誕生日が集中していて、皆がそろった昨日、カジャ(昼食)の時間を利用して誕生パーティを実施。
 
ケーキをオーダーし、チキンカレー、クワティ、トマトとゴマのアチャールを、まかないスタッフに作ってもらった。
 
先日チャリコットへ行く途中にスタッフの村に立ち寄ったのだが、カトマンズへ戻る際、村で採れたきゅうりを持ってきてくれて、それも並んだ。
 
太い部分の直径が10cmほどある、カトマンズではなかなか見かけない極太きゅうり。
 
カトマンズで売られているきゅうりは、太いと中がスカスカだったり、苦かったりするが、村のきゅうりは味があっておいしい。
 


2014年8月11日月曜日

7年ぶりのチャリコット

 
<中央の丘の集落がチャリコット>

7年前の記事: チャリコットへ

チャリコットは、カトマンズから東に約140㎞ほどの場所にある、標高約2000mの丘の町。

エベレスト街道を飛行機を使わず歩く際の始発地点として知られている、「ジリ」の約50㎞ほど手前にある。

晴れているとガウリシャンカール(標高約7,146m)をはじめとする、ヒマラヤ山脈の素晴らしい展望が楽しめるらしい。(残念ながら、今回も、7年前も、雨期中でヒマラヤは全く見えなかったが、それでも素敵な場所!)

先月はポカラへ行ってきたが、カトマンズ~ポカラは約200㎞であるのに対し、こちらはたったの約140㎞。

以前は、マオイストの反政治活動が盛んで、ローカルバスが襲撃されたり、この周辺だけ局地的なストライキが続いて身動きできなくなったりと、旅行が計画通りいかなくなるリスクが高く、行くのをためらうような場所だったが、今はそういうことはほとんどなくなり、気分的にも近くなった。

道路事情も、カトマンズ市内を出てすぐは日本、途中は中国、チャリコットまではスイスの援助で、比較的よく、しかし交通量は少なく、快適。

標高約1300mのカトマンズを出た後、この区間の最低標高約200mと、最高標高約2600mの地点を通過するため、変化にとんだ景色や気温も楽しめる。

今回は、道中の村出身の女性スタッフの家に2時間ほど立ち寄り、村を散策し、お昼ご飯をごちそうになるという寄り道も組み込んだ。

<住人のほとんどがタマン族の村。柔らかい響きのタマン語が心地よい>


カトマンズ発1泊2日の小旅行だが、盛りだくさんの内容に。

あまり日本人には知られていないチャリコット。何回かに分けて、取り上げてみたい。


<今朝、深い霧に包まれたチャリコットのホテル>

チャリコット再訪1:ジャナイプルニマの日の移動 へつづく。

2014年8月4日月曜日

エベレスト街道のブルーポピー


雨期中の今、ブルーポピー観賞目的でトレッキングへ出かける人は多い。

写真は、エベレスト街道カラパタール道途中のトゥクラにて。探さなくてもそこここに咲いていたそうだ。


※写真はガイド提供。

2014年8月3日日曜日

インドのモディ首相ネパール来訪

 
インドの現首相がネパールを訪問していて、街は歓迎と厳戒態勢モード。
 
昨日昼間は、首相がカトマンズに到着し、ハイアットホテルへ移動する際の警備の予行練習が実施されていて、空港での用事があったのに足止めを食う、という予期せぬ出来事にも遭遇した。
 
臨時の公休日扱いにはならなかったものの、政府からの指示があったのか、ほとんどの学校はr休校に。

 
 
 
国賓来訪時には、政府施設周辺や大きな通りにあるポールに、公に国旗が掲げられる。(最初の写真)

それとは別に、インド人経営の店に多い、果物屋やミタイパサール(インド系菓子屋)でも、個人レベルで両国の国旗を掲げている店が多く見られたのが印象的だった。(下の写真)


2014年8月1日金曜日

ナーグパンチャミ

 
今日は蛇の神様をまつる日、ナーグパンチャミ。
 
オフィスや自宅の門や入口に、蛇の神様の絵を貼る。
 
糊になるのは、聖なる牛糞。村ではすぐに手に入るものだが、カトマンズ市内ではなかなか入手も難しい。
 
いつもは司祭カーストのスタッフが準備してくるのだが、今年は喪に服しており、プジャ関連業務ができないため、近場で、便利な「ナーグパンチャミセット」なるものを購入。
 
この日用に、蛇の絵・糊代わりの少量の牛糞・ドゥボ(芝のような聖なる草)をセットにしたものが、路上などで売られているのだ。
 
 

 
 カトマンズ市内、蛇の神様をまつる池・ナーグポカリは毎年、たくさんの人でにぎわう。

ゴムボートで池を周遊(?)できるのもこの日だけで、ボートに乗るための長蛇の列ができていた。