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2017年9月30日土曜日

ダサイン祭ティカの日の彩雲


ダサイン祭のメインのティカの日、ダサインを祝うネパールの人たちは新しい服を着て親戚の家を訪問し、そこで目上の者からお年玉のような「ダチナ」をもらう。ごちそうを食べ、凧をあげて遊ぶ習慣もある。

お正月というわけではないが、ダサインが始まる前までのネパールの人たちのワクワクぶり、祝い方、楽しみ方が日本の正月のそれとそっくりなこともあり、「お正月に似た祭り」と言われることがある。

そんなダサイン祭メインの今日、屋上で凧揚げ。程よく風が吹いていて、何もしなくてもぐんぐん高く飛ばしてくれる。

快晴ではなかったが、青空に舞う凧、気持ちがいい。



何気なく目線を西の方に向けると、虹色の雲も!

2017年9月27日水曜日

期間限定リンゲ・ピン(竹のブランコ)


ネパール秋の大祭、ダサイン・ティハール祭期間中にのみ作られる、竹のブランコ「リンゲ・ピン」。

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毎年祭日連休初日、自宅隣の空き地にも、地元の人たち協力のもと、ブランコが設置される。3階建て相当の4本の竹を組み合わせて。男性たちが竹によじ登り、太いロープで縛りながら器用に組み立てられる。


本日昼頃から作り始めたブランコも、夕方には出来上がり、プジャがすんだら解禁! 


子供も大人も皆が集まり、日の出から日没まで、ブランコが揺れるときに鳴る竹のきしむ音が家まで聞こえてきて、この時期の風物詩といったかんじ。


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冒頭のブランコは、ポカラのシャングリラホテルのもの。毎年この時期、期間限定で設置され、宿泊客をも楽しませている。

ムグリンのトリスリ川新橋工事中の曲芸


カトマンズ⇔ポカラ、カトマンズ⇔チトワンの中継地点となる「ムグリン」。カトマンズから100㎞ほどの場所にある。

2年程前からだろうか、新しい橋が建設中。先月通った時に同じ場所から撮影したのが次の画像。


少しできてきているなあ、などと思いながらみていたら、軽装で作業する人がいて目が釘付け。


川岸から渡されたロープを引っ張り作業していたのだが、彼自信は命綱もヘルメットもつけていない。初めはしゃがんでいたのだが、作業が終わったのかおもむろに立ち上がり、綱渡りのようにバランスを取りながら歩き始める。

建築現場でも、ヘルメット着用なし、つっかけ姿で作業は普通で見慣れているが、さすがにこの姿にはヒヤヒヤさせられた。

2017年9月26日火曜日

ネパール国内陸路移動の楽しみ


カトマンズ⇔ポカラ陸路移動。片道約200㎞だが、7~8時間程はかかる。

今回など、昼過ぎにカトマンズを出たところ、道路工事の影響でカトマンズ盆地を抜けたあたりまでが非常に混んでおり、普段1時間ほどで移動できるカトマンズ→ノウビセ間(約35kmほどだろうか)の移動に、3時間半もかかってしまった。

他にも道路工事中の場所が多く凸凹箇所が増えており、最近の陸路移動は非常に疲れるが、季節ごとに変わる景色を眺めながらの移動は、毎回新しい発見があって面白い。

今回の目玉は、ムンクの叫びのようなドクロのような、地滑りの跡。しばらく見られるのではないかと思うので、陸路移動予定の方、探してみてください。ムグリンよりもカトマンズ寄りにあったので、チトワン方面へ行かれる方も見つけられます!

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次の楽しみは、魚を売る人観察。川ぞいにあるマレクあたりで、木の棒に魚をぶら下げて売る人の姿が、何か所かで見られる。


以前の関連記事:マレクの魚

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デコトラ観賞も楽しい。


今回は、行きの渋滞中横に並んでいた、このトラックの絵が印象的だった。それぞれあまり関連のなさそうなニヒルな感じの絵が、唐突にいくつか描かれていて。

3日後、復路移動途中でもまた同じトラックとすれ違ったので、私がポカラで3泊している間に、カトマンズとどこかを2往復したようだ。

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秋は、すすきもきれい。


道中あちこちで見られるが、中でも感動するのは、ダマウリのマディ橋下に群生するすすき。今回は、見ごろは過ぎていたが、秋に移動予定がある方は是非お楽しみいただきたい。

以前の関連記事:

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そして、ダサイン前限定でよく見られるのは、車の屋根に載せられたヤギの数々。


ダサイン祭で生贄として捧げられ、のちの食用にされるためのもの。往復でこんな光景を10台以上見かけた。

2017年9月25日月曜日

ビンドゥバシニ寺院(ポカラ)から見えるマチャプチャレ!


一ヶ月半ぶりのポカラ。

毎年雨期中に最低一度は訪れていて、短い滞在でもあっても、私の経験上はタイミングよく素晴らしいヒマラヤが見えていたのだが、前回の滞在の時には3泊中一度も顔を出してくれなかった。これが、雨季中の実情なのかもしれない。

でも今回は、雨期明け前ではあるが、3泊4日中毎日顔をのぞかせてくれたマチャプチャレ(別名フィッシュテイル6993m)。

写真は、ヒンドゥ教寺院・ビンドゥバシニ寺院から見えたもの。

早朝訪れると、参拝に来た地元民が鳴らすの鐘の音をバックに、雄大なヒマラヤを見ることができ、厳かな気分に浸れる、意外な穴場。

2017年9月20日水曜日

ダサイン前の新札と紙幣計数機


明日9/21より、ネパール秋の大祭ダサインが始まる。祭り前にボーナスを渡す習慣があり、ウチのオフィスでも本日支給。新札で渡すのが一般的であるため、用意。

ダサイン前になると、古い紙幣を新札に交換するため銀行へ行く人が殺到し、供給できなくなる銀行も出るほど。また、一時的に引き出し限度額を制限されたりもする。




ところで、タメル地区内にある某銀行に、利用客が紙幣計数機を自由に使えるサービスが導入されていてびっくり。

瞬時に100枚数えられて便利だが、クタクタなものも多いネパール のお札、10束に1束ぐらいの割合で正しくカウントされず、1~2枚少なく表示されるものも出て、指で数え直さなくてはならなかった束もあったのが、ネパールらしいというか。

2017年9月6日水曜日

唐辛子とレモンの厄除け


オフィスのあるタメル地区にやってきた、唐辛子とレモンの厄除け売り。

これが吊るされているネパールの家は多い。入口につるすことで、他人からの妬みや恨みを遠ざけ、厄除けになると信じられているのだ。



一本に吊るす唐辛子の数は7つまたは9つであることが多い。その数は、一週間にちなんでいるとか、冥王星を含む惑星の数にちなんでいるとか、人によってとらえ方は異なる。

とにかく、この唐辛子とレモンが悪い気を吸収してくれるので、定期的に交換するのだ。


※ネパールでいう「レモン」は、日本だとライムに近い。

2017年9月5日火曜日

5本足の牛と4本角のヤギ


最近カトマンズ市内のあちこちで見かける、ヒンドゥ神様の飾りを付けゆっくり市内を巡回する乗り物。これには、足が一本余計にある牛や、角が4本あるヤギが乗せられている。


2枚目の写真には、その様子がはっきり写っている。
早い話奇形なのだが、ネパール ではこのような牛は「神の化身」として崇められる。



日本のように忌み嫌うことはあまりない。動物に限らず、人に対してもそう。指が6本あっても、あえて残しておく人も多い。余計なもの、というより、特別なもの、という感覚なのだ。

<以前の関連記事>
神の化身、6本足の牛 

5本目の足と、6本目の指
http://dailynepal.blogspot.com/2005/11/56.html

2017年9月4日月曜日

ネパールのタケノコと俗信



いつもオフィスで作ってもらっている昼食。スタッフたちからの食材の差し入れがよくあり、それがメインのおかずとなることが多い。

今日の差し入れはタケノコ。カトマンズ郊外に住むスタッフ宅の庭で採れたもの。


かつお出汁で炊いたら美味しそう~。でも、作ってくれたのは、いつものマサラ味。

味もそうだが、こうやって写真にしてみても、採りたてタケノコの醍醐味はまったく感じられない。これがジャガイモやダイコンのカレーと言っても、見た目、だれも疑わない。どんな食材でも調理法がほぼ同じ、というのが、ネパール食のよいところというか、残念なところというか。

ところで、 「タケノコを掘る(折る)」ことは、ヒト、それも自分の子供を殺すことと同じ、と信じるネパールの人は多い。

誰かが掘ってくれたものを食べる分にはまったく気にならないが、いくら自分の庭に生えているタケノコであっても、自分で採ることができない。だから、このスタッフ、そういう俗信を信じない近所の人を呼んできて、掘ってもらったそうだ。
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そういえばこの数日前もタケノコメニューだった。

その時のは保存食である発酵タケノコを使ったもの。ジャガイモとささげ豆も入れた、酸味のある「アルタマ」と呼ばれるスープ。


発酵タケノコの作り方は簡単。スライスした生タケノコにターメリックをまぶし、瓶などの密閉容器に入れ放置。何日かすると水分が出、勝手に発酵が進む。程よい酸味が出て来たら食べごろ。洗って調理して、主にこうやってスープにすることが多い。

食感がメンマに似ているので、メンマもどきを作ったりも。

ネパールのこんぺいとう


ネパール にもある「こんぺいとう」。

でも、一般的なお菓子としてではなく、神様へのお供え物として。

先日マナカマナ寺院参拝へ行ったスタッフが、皆に「お下がり」として分けてくれたもの。

日本のに比べ、角がまるく、透き通っていないのが特徴。食感も少し歯にまとわりつく感じだが、十分おいしい。

<こんぺいとうについての以前の記事>
http://dailynepal.blogspot.com/2013/02/blog-post_20.html