ブログ移転のお知らせ

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2016年6月29日水曜日

ダヒチウラを食べる日



ネパールの公暦・ビクラム暦3番目今月、アサール月15日(アサール・パンドラガテ)には、ダヒチウラ(ヨーグルトと乾し飯)を食べる習慣がある。

今年オフィスで用意したのは、激甘ネパール菓子・ミタイ2種、ラルモン(लालमोहन)とバルフィ(बर्फि)を添えた、これ。

それにしても、最近ブログネタに使えることが、日々の賄い食ぐらいしかなくて、食べ物のことばかりですみません。

2016年6月27日月曜日

7人分のパニプリ


昨日、オフィスにて。昼ごはんにしっかりしとダルバートを食べた後に、パニプリの話題が出、全員一致で食べたい!と。

パニプリとは、たこ焼きサイズの空洞の揚げ皮を破り、ピリ辛ポテトサラダのようなものを入れ、酸っぱいソースをつけて食べるおやつ。

露店でもよく見かけるのだが、暑い今の季節、茹でジャガイモ系メニューは傷みやすく、衛生上心配。

ので、カトマンズ地元民が衛生的と評価するニューロードの有名店へ、スタッフが買いに走り、7人分テイクアウト。

通常、一皿にのせるのは8個前後なので、大量のプリ(揚げ皮)が並ぶ様子は見ていて楽しい!



ちょっと酸味と辛味が足りなくない?とか、このパニ(酸っぱいソース)、ミントも入ってるね、とか、材料を当てっこしつつ、皆であっという間に食べ終えてしまった。

ネパールのとうもろこし


家に絞りたての牛乳を届けてくれる農家のおばさんが、今朝もとうもろこしを10本持ってきてくれたので、一部オフィスへ。

こちらのとうもろこしは、かたくて噛み応えがあり、粒が気持ちいいぐらいにきれいにはずれる。

2016年6月26日日曜日

猫との縁

カトマンズでは野良猫よりも野良犬の方が多く、猫を見かける機会は少ない。

庶民は一般的に猫を好かず、縁起の悪い俗信も多い。

しかし私はなぜか猫に縁がある。以前、カトマンズで猫を飼っていた、というのが関係して猫を呼んでいるのかもしれない。

元飼い猫が死んでから9年ほどが経つ。その後私も引っ越し、住む場所が変わったにもかかわらず、今住む家にも、定期的に野良猫が現れる。仔猫連れも何度も見かけている。

オフィスでもそう。以前からよくいろいろな猫を見かけていたのだが、昨年ぐらいからは一匹の猫が慣れた足取りで進入してくる。4月に5匹出産してからというもの、最近では子連れでやってくることも。



先日は、オフィス裏の駐車場にとめてあったスクーターの足元に、生後2か月ほどの仔猫4匹が寄り添ってダマになっていた。



初めは無下に追い払おうとしていたスタッフたちも、最近では午後のチヤ(ミルクティ)用に買ってある牛乳を温めてあげたりしている。

見かける猫たちはどれも、毛の色や雰囲気が、元飼い猫に似ているような気も。

元飼い猫は雄の外猫で、寒い冬の日、猫部屋にしていた家の一室に白いメス猫をこっそり(?)連れ込んで寄り添って寝ていたり、当時話題になった「ねこ鍋」みたいに洗面台にはまって寝るのが好きだったり、見ていて飽きなかった。

(2007年9月撮影)

ネズミの死骸を得意気に家に持ち込んできたり、小さな子供を攻撃しようとしたりと、やんちゃな部分も多々あった。

私の妊娠初期、ネズミの死骸処理がストレスとなり、このまま飼い続けられるかどうか、人に譲ったほうがよいだろうか、などと悩んだことがあったのだが、時を同じくして、外でこしらえた傷が原因で、自ら身を引くかのように死んでしまったのだった。死を看取った当時のことは、思い出しても泣けてくる。

その後も私の周りに良く出没する猫たち。元飼い猫の子孫だったりして、なんて、感じることがよくある。

2016年6月21日火曜日

犬の糞尿禁止の貼り紙


外出先で見かけた、犬の糞禁止の貼り紙。

日本で見かける飼い主向け注意と違い、動物そのものに勧告しているかの様子がおかしい。

・・・ 

似たような貼り紙を昨年3月、オフィス近くの通りでも見かけたことがある。




その瞬間のことは、鮮明に覚えている。

2015年3月初旬、ターキッシュエア機がカトマンズ空港着陸失敗し、てんやわんやしている中、出国できないゲストの方たちが泊まっているホテルとオフィスを何往復もしているときに、偶然目にしたのだ。ユーモアのある貼り紙に、癒されたんだったなあ。

2016年6月5日日曜日

世界環境デー


6月5日は世界環境デー。

カトマンズの私立学校などでは、普段制服がある学校でも、この日は「グリーンカラーデー」と称して、緑の物を何か身に着けて登校するよう、ドレスコードの指定があったりする。

学校では、環境に関する特別授業やプロジェクト活動、ゲームなどのイベントも実施されたりもする。

そんな今日、カトマンズ市内タメル地区のオフィスにいると、外から、甲高く、かわいらしい子供の声のシュプレヒコールが。


通りに出てみると、「街をきれいにしよう!(सफा राखौ वातावरण)」と声を合わせながら、道端に落ちているゴミを拾い、進んでい子たちの姿。近所の学校の子たちが、世界環境デーにちなんで、清掃活動をしているのだった。


こちらの学校の「道徳」の教科書には、ポイ捨てはいけない、とか、リサイクル云々とか、環境に関する立派な知識が書かれていたりもする。

でも、暗記したことと、実際の行動が全く伴わない子も多い。

大人も同様で、学校でこの様なことを教えている先生自らが、平気でポイ捨てをしたりもする。

私など、人が見ていないところでも、良心が咎めポイ捨てなどできないが、先日、人里離れた山の中で、ごみをポケットにしまったところ、同行していたネパール人の若い女の子に笑われた。

「あなた一人ゴミをポケットにしまっても、ネパールはきれいになんかないの。みんな捨てるんだから、ここではあなたも堂々とポイ捨てしなさい!」

彼女も、学校で、環境について毎年学んできたクチ。でも、暗記して覚えた知識と実際の行動は全く逆。

悲しいかな、これが実情。

今日、タメルでゴミを拾ってくれていた子供たちは、どういう意識を持った大人になるだろう。