ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2017年8月31日木曜日

チトワン方面の土砂崩れ頻発地帯(一部再掲)


2016年2月より道路拡幅工事が実施されている、ムグリン⇔ナラヤンガート間の道路。

ネパール国内の観光地を陸路で結ぶ主要な幹線道路。カトマンズ⇔チトワン、ポカラ⇔チトワン、カトマンズ⇔ルンビニ、ポカラ⇔ルンビニ他、丘陵部と南の平野部を結ぶ道路の中で一番主要で走行量の多い道路。

ムグリン⇔ナラヤンガート間の距離約36km。「ハイウェイ」と名付けられてはいるが、実際には時速30km程しか出せない細い崖道。谷底に転落する危険性は非常に高い道。

山肌を削り、道を拡幅する作業が進められているが、今春以降、信じられないほどの頻度で土砂崩れが頻発していたが、そろそろ雨期も終盤。雨が降る頻度も減ってきており、土砂崩れニュースも聞かなくなったし、そろそろ大丈夫かと思った矢先の本日、また激しく崩れたというニュース。まだしばらくは安心できそうにない。

ニュースになっていたこの区間の土砂崩れ情報を、最新順に掲載します。

≪8月30日の土砂崩れ≫

30日夜からの大雨により、部分的に土砂崩れが発生し、道幅の半分ほどが崩れてしまい、片側通行も難しくなっている、と。

https://setopati.com/social/80337

≪8月13日の土砂崩れ≫

11日からの雨で、同日午後2時頃より土砂が崩れ始めていて、13日夜8時頃大規模土砂崩れ発生。その後約12時間ほど道路封鎖されており、14日10時過ぎに開通。

http://kantipur.ekantipur.com/news/2017-08-14/20170814104059.html

≪7月12日の土砂崩れ≫
12日午後土砂崩れ発生し、同日15時より道路封鎖が実施されていた。翌13日朝8時頃解除となったが、再び大きな土砂崩れが発生し、土砂が車道を覆ったため再封鎖している。

http://www.onlinekhabar.com/2017/07/609526/

≪6月30日の土砂崩れ≫
ネパール時間朝と夕方に同じ場所で発生。このせいで34時間に渡り車両通行止めとなっており、開通したのが翌7月1日午後。

専門家によると、この区間で他にも29カ所で土砂崩れが起きやすい場所が確認されているとのこと。

http://kantipur.ekantipur.com/news/2017-07-02/20170702075320.html

≪6月25日の土砂崩れ≫
ネパール時間午前3時頃、複数個所で土砂崩れ発生。

http://kathmandupost.ekantipur.com/news/2016-06-26/multiple-landslides-block-narayangadh-muglin-road.html

≪6月22日の土砂崩れ≫
夜、異なる2か所で土砂崩れ発生。死傷者も出ているとのこと。

http://www.nagariknews.com/news/22376/

≪6月18日の土砂崩れ≫

ネパール時間午前1時頃に発生。深夜で走行車両がなかったためか死傷者は出なかった模様。日本でもニュースにはなっていない。

www.ratopati.com/story/1035

≪4月3日の土砂崩れ≫
ネパール時間朝10時半頃、大規模な落石事故発生。死傷者も出たと。

この区間、工事のため10時~16時は車両通行止めとなっているが、一度この区間に入った車は、通行止め時間であっても、区間を抜け切ることができる。

事故の起きた朝10時半には、たくさんの車が走っている時間帯で、巻き込まれてしまったのだろう。

このニュースは日本でも取り上げられていた。
ネパールで大規模落石 多数の車両巻き込まれ2人死亡

http://www.annapurnapost.com/news/68068

事故時は雨はふっておらず、乾燥した状態だったようで、今後雨期に入ると、さらに地盤が緩み事故が起きる確率も高まりそうだなあ、と思っていたら、案の定、雨期入りが報告されたころから、頻繁に発生している模様。

=== 

写真は今年2月末に撮影したもの。広い区間でこのように山肌を削っており、当時は乾季だからよかったものの、これ、こんなに削って崩れないのかなあ、雨季は心配だなあ、と不安に感じたことを覚えている。

関連ページ
http://tokuhain.arukikata.co.jp/kathmandu/2017/03/post_239.html

2017年8月29日火曜日

とぐろを巻いたオクラ:規格外野菜シリーズ


ネパール と日本、八百屋で売られる野菜はけっこう共通しているが、サイズがまったく逆なものも物も多い。

例えばネパールの大根は大きくなくて小根といったほうがしっくりくるサイズ。ニンジン、キャベツも小さめ。逆に大きな物はというと、今の季節は「オクラ」。

量り売りなので、大きくした方が一本で重量をかせげる、という魂胆があるとも聞く。

成長しすぎてかたいものはネパール人でも好きではないから、オクラの先をポキッとおって、かたすぎないものを選ぶのがネパール流。

それでも、ネパールの調理法はじっくり火を通す炒め煮が多いから、多少かたくても支障はないが、さっと湯がいて日本流に食べる私にとっては、筋の多いオクラを選ばないよう、食べ頃のものを選別するのに毎回手間がかかり、面倒。

でも時々、剣の代わりになるんじゃないか、と思うようなかたくて長い物とか、とぐろを巻いた蛇のようなものとかに遭遇して、そんなときには思わずにやけてしまう。

=== 

以前の規格外野菜シリーズ「大根足な大根たち」

2017年8月26日土曜日

ナガルコットで温泉!と言いたくなるようなミスティックマウンテンのプール


年に数回は訪れるナガルコット。今年は私用でも4回目。

宿泊するのはクラブヒマラヤか、ここに部屋が取れないときはカントリービラと決めているのだが、これからもう一つ候補が増えた。

今年7月末にオープンしたMystic Mountain。ナガルコットのバザールからは少し離れ、周辺何もないが、ホテルのレベルは、今まで独り勝ち状態だったクラブヒマラヤをはるかに超えた。

ここには、ナガルコットで初の屋外プールがある。(クラブヒマラヤには屋内プールはあるが)

標高約2000m程の場所なので、夏でも朝晩は冷え、日中も雨が降ると肌寒いため、プールに入れるチャンスはなかなかなさそうだが、良い雰囲気を醸し出している。

そして、これが、どう見ても露天風呂にしか見えなくて、ここに浸かりながら、こんな目線でヒマラヤを見られたらサイコーだな、と妄想してしまった。

2017年8月24日木曜日

ティージ 2017/2074


女性の祭、ティージ。シバ神をシバ神をまつる寺院に女性参拝客があふれる。

カトマンズ空港近くのパシュパティナート寺院周辺には、朝から行列が。午後になっても途切れることのない、長い列が続いていた。


・ ・ ・

ティージの日の断食に備え、前日には、日付が変わる直前までたらふくご馳走を食べる習慣(ダルカネ:दर खाने)がある。毎年オフィスの昼食にも、ダルカネにちなんでちょっとしたご馳走を作ってもらっている。

昨日のメニューは、、、


ギウ(バター)とナッツ類を炊き込んだご飯「チャムレ(चाम्रे)」、フライドチキンレッグ、キュウリとジャガイモの胡麻和え(アチャール)、ラルモン入りヨーグルト、他。


フライドチキンレッグは、オフィスでは欠かせないご馳走メニューになっている。

2017年8月21日月曜日

父の日の甘い贈り物


本日ネパール版父の日。

甘いネパール菓子「ミタイ」を贈る習慣があり、若いスタッフたちが父程の年齢の40代男性スタッフへ、気を効かせて準備していた。

一見するとケーキ詰め合わせのような感じだが、味はだいたいどれもほぼ同じ。


牛乳を煮詰めて作ったものか、粉と油たっぷりのもの。どれも乳臭く超激甘。これを、甘いミルクティ片手にパクパクつまむ事が出来る多くのネパール人。

甘いから一個でやめておこう、とは誰も思いもしない様子に、大きなお世話だが、彼らの健康を危惧せずにはいられない。

父の健康を思うなら、こんな激甘菓子贈らないのが一番だと思うが、ミタイがないとネパールの祝い事や儀式が成り立たない的な存在でもある。

2017年8月17日木曜日

味の変わるミルク


毎朝、カトマンズ郊外に住む農家のおばさんが、搾りたての牛乳を届けてくれる。

加工どころか煮沸さえされていないので、受け取ったらすぐ煮沸し、冷めたら冷蔵保存する。脂分が多く、表面に厚い膜ができる。

では、牛乳自体も濃厚かというとそうでもなく、牛の体調や飼料によって味や濃さが変わる。

たいてい、「搾りたての牛乳=濃厚」と連想される方が多いと思うが、案外そうでもないのだ。

2015年4月の地震後は、あまりお乳を出してくれなくなった、ということもあった。また、子牛が生まれたばかりの時には、子牛がお乳をたくさん飲みすぎ、ヒトに販売する分がなくなってしまった、という、微笑ましい出来事もあった。

牛の都合で乳が十分に出ないときも、生き物だものそんな日もあるさ、と、共感してしまう。

ところで、最近のお乳はやや「えぐみ」を感じるので、聞いてみた。すると、農家のおばさん曰く「トウモロコシの葉や茎を餌として与えているからね。でもあと一ヶ月もしたらまた元に戻るよ」と。

今がシーズンであるトウモロコシ、実は人がたべ、葉や茎は牛の飼料にしているのだそう。

日々微妙に変わる味や濃さを楽しみ、自然との共生に感謝しながら、毎日おいしくいただいている。

2017年8月16日水曜日

1ヶ月32日間ある月(ネパールの公暦ビクラム暦4番目のサウン月)

本日、ネパール公暦ビクラム暦4番目のサウン月最後の日。

今月は32日あった。

たいていは1ヶ月30日または31日なのだが、年に1~2回、29日や32日ある月もあるのだ。

2017年8月15日火曜日

パリジャート


しばらくカトマンズを離れている間に、オフィス駐車場にあるパリジャート(parijat:和名インド夜香木?)の花が満開となっていた。



昨日はクリシュナ神の聖誕祭だったけど、パリジャートはクリシュナ神が天国から持ってきたといわれている、ヒンドゥ教徒にとって神聖な花。

2017年8月14日月曜日

クリシュナアスタミ(クリシュナ生誕祭)


本日はクリシュナ神の誕生日、クリシュナアスタミ。

前日訪れたアサン市場では、男児に着させるための黄色いクリシュナの衣装セットがあちこちに掲げられていた。


クジャクの羽を売る人の姿も。

クリシュナにクジャクの羽をお供えするとご利益があるのだそうだ。

2017年8月10日木曜日

運転手が厄除けに飾るチュラ(ネパールの腕輪)


ネパールの車に乗ると、フロントミラーに、女性の装飾品であるチュラ(腕輪)をジャラジャラと吊るしているのをよく見かける。

悪路が多いネパールの道、車が上下左右に揺れるたび、チュラも揺れ、音を奏でる。視界で揺れるチュラ、邪魔で運転しづらいようにも思うが、男性ドライバーたちの間で伝わる俗信を信じ、ぶら下げるのだ。

それは、夜間運転中、女性のおばけが出、男性ドライバーを惑わし、事故に導く、という俗信。でも、チュラをぶら下げ、常にジャラジャラ音がしていると、女性のお化けは寄り付かない、だから吊るすのだ。

ネパール流、安全運転祈願&厄除け目的。

本日ポカラ発カトマンズ行便が飛ばず、急きょチャーターしたハイエースのドライバーさんは、ギアにたくさんかけ、操作をする際には常に指をチュラにかけ、ジャラジャラと音を出しながら運転していた。

2017年8月7日月曜日

バイラワ~ポカラ間チャーターフライト


お釈迦様の生誕地ルンビニの最寄空港がある「バイラワ」~ネパール第二の都市「ポカラ」間には、国内線定期便がない。

同日中にこの区間を移動する場合、約300㎞ほどの陸路を10時間ほどかけて移動するか、カトマンズを経由し、バイラワ~カトマンズ~ポカラと移動するしかない。

でも今は雨期中。陸路は土砂崩れで先日まで遮断されていたし、空路も視界不良で飛ばずカトマンズでの乗り継ぎがうまくいかない恐れもある。

どちらも時間のロスが多いため、今回、チャーター便を手配することに。飛行機だとわずか30分で移動できる。

総勢11人用に、15人乗りのタラ航空機があてがわれる。本来は山岳地方を専門に飛んでいる機体。

自分たち仲間しか乗っていないフライトで、ワクワク感倍増!

写真は7日午前中、バイラワ空港にて。

2017年8月6日日曜日

ルンビニのヤモリ


カトマンズの自宅もそうだが、ネパールの家の中にはよくヤモリが出没する。

ここ、ルンビニのホテルでもそう。気候の関係か、カトマンズのよりも大きく、たくさん出没する気が。

ホテルカサイのロビーの網戸にはりついていたヤモリ。逆光の関係で、薄茶のような薄緑のような体が透けてみえ、とてもかわいらしかった。