2015年11月29日日曜日

バンダの貼り紙


 9月から続いているインドからの経済封鎖。

これに抗議する目的で行われた本日のバンダ(ストライキ)。
http://tokuhain.arukikata.co.jp/kathmandu/2015/11/1129.html

前日に、カトマンズ市内のところどころで見かけた、バンダ告知の貼り紙。わかりやすいし、目につくし、仕事早いなあ、なんてちょっと感心。


ところで、インドへの抗議目的なのに、ネパール全土でスト実施とかやや意味不明。大使館から来たお知らせにも、「インド政府・大使館への直接的抗議ではなく、むしろネパール人に更なる不便を生じさせる行動を取る意図は不明」と書いてあり共感。

バンダとか、抗議行動とか、抗議が先方に伝わる伝わらない云々ではなく、結束力を高めるところに、意味があるんだろうなあ。

2015年11月27日金曜日

人間の輪 ヒューマンチェイン


11月26日付で届いていた在カトマンズ日本大使館からのお知らせ。

「ネパール南部で学校閉鎖が続いている状況に抗議するため、学生を中心とするグループが、カトマンズ中心部の環状線リング・ロード全域で、「人間の輪」(ヒューマン・チェーン。参加者同士で手と手を結んで作る人の輪)を作る活動が行う」と。

カトマンズ市内トゥンディケル広場沿いでも、プラカードを掲げながら並ぶたくさんの学生たちに遭遇。

そのあと訪れたパタンでは、すでに人間の輪を作り終え、学校に戻る学生の集団が。




学生たちが持っていた手作りのボードには「生かさせて、そして、学ばせて」という言葉が書かれていた。

・・・とこの様な活動、カトマンズで参加した学生たちにとっては、イベントの一つでしかないだろう。動画を撮っていたら、楽しそうにはしゃいでくれ、「皆ネパリ!」と声をそろえて叫んでくれた。

この一体感は素晴らしいが、誰に向けて何を抗議しているのかが、今一つはっきりしない。

今の気持ちを書いた紙を掲げた、誰に向けて何を訴えているのかよくわからない静かな抗議行動が、先日来あちこちで見られている。一体感と満足感を得てハイ終わり、的な、自己満足的な意味しかないようなイベントが。

2015年11月22日日曜日

さつまいもと里芋を食べる日


本日、さつまいもと里芋を食べる日。

おかずとして調理されたものではなく、ただふかしたものを、塩や調味料等一切つけず、穢れていない状態で食べる習慣がある。

オフィスで用意してくれものには、オマケでじゃがいもも混ざっていたが。

2015年11月21日土曜日

公共車両いろいろ(バス、マイクロ、テンプー)


9月末から燃料危機に陥り、そろそろ2か月。しばらくは、交通量が激減したことを実感し、この先どうなるのだろう、と不安を感じていたが、その後も交通量が減り続けたかというと全然そんなことはなく、今でも一定量の車が走り続けることができていることに驚く。最近など、闇で燃料入手する人が増え、徐々に交通量回復しているような感じも。

正常時の交通量と比べれば少ないが、もとを知らない旅行者の方などから見れば、「これだけ車走ってて、どこが燃料危機?」的な感想を持つ方がほとんどではないだろうか。

(4月の地震後、悲惨な状況を覚悟してカトマンズ入りして、市内移動中、意識して探さないとほとんど被害を見つけられず、正直拍子抜けした、という感想を持った人が多いのと同じように)

闇での燃料入手が一般化し、これだけ車を走らせることができるのだから、もう正規料金のガソリンスタンドなんていらないのでは?と揶揄されているほど。

※写真1枚目:今週初めの市内の様子。バスの列は、この先にあるガソリンスタンドから続く列。この日は軽油のみ制限付きで供給されていた。




市内を走るバスやテンプー、マイクロなどの公共車両も、そこそこ走っている。

最近私も、ガソリン節約のため、時間と気持ちに余裕があるときは公共車両を利用し始めた。数年前に一度利用したのを除くと、最後に利用したのは12年以上前。当時運賃は5ルピーだったが、今は15ルピーになっている。

久々の利用再開に初心者並に緊張したが、コツを思い出したらけっこう便利。

先日は、タクシーで700ルピーと言われた区間を、マイクロ15ルピー(+徒歩5分ほど)で移動。安いのも魅力。

とはいえ時間帯や行先によっては激混みする公共車両。目的地行きのマイクロやバス、どれもとても乗れる状態ではなく、20台以上を見送ったことも。毎日こうやって混む時間帯に利用せざるを得ない人たちは大変だ。




※写真2枚目・3枚目:市内を走るマイクロ。通常13~14席あるところ、改造して15~16人ぐらい座れるようになっている。が、実際には、二席に3人は座り、身をかがめて立って乗ったり、全開のドアにぶら下がり状態で乗ったりもするので、激混み時は30人ほどは車内に乗り込むことになる。




※写真4枚目:テンプーの座席から見える景色。

助手席を除くと定員10人乗りのテンプーに、先日の利用時、1人、かなり太めの男性が乗ってきた。運転手がむっとした顔で「どこまで?」と。男性が「○○まで」と、ほぼ終点近い場所を告げると、運転手「ちっ」と舌打ち。小声で「二人分払ってよね」と。

1人で2席分使いそうなほどの太めの人にずっと乗っていられると、商売あがったり、というわけだ。




※写真5枚目:ちなみにこの運転手、女性だった。テンプーの運転手は、女性もけっこういるのだ。




※写真6枚目:燃料危機により足がなくなっている市民向けに、政府がカトマンズ市内無料循環バスを運行し始めた、というニュースを見かけたのは10月半ば頃。先週初めて一度だけ本当に走っているのを目撃。本数は少なく、乗車できる確率はかなり低そう。




※写真7枚目:夕方帰宅ラッシュ近くなった頃のバス。反対車線を走る4台のバスすべての屋根に、乗客が。本来交通規則では禁止されているが、今は状況が状況だけに、交通警察も目をつぶっている。

2015年11月19日木曜日

稲や籾を干す光景(バクタプル)


カトマンズ周辺、稲刈りも終わり、現在稲干光景が見られる季節。

先日訪れたバクタプルでも、むしろやシートに広げられた稲や籾があちこちに。



乾燥した秋空の下に広げられる、籾、籾、籾。



背景に写るテントは、4月の地震後に張られたもの。

空き家になっているテントもあるものの、いまだここで生活している人もいることが、テントとテントの間に洗濯ものが干されている様子でわかる。

そして、生活感のあるテントの周りに、稲の束と籾が広げられていたりして、地震後、生活の場をテントに移し、半年以上過ごしてきた地元の人たちがいることを、知る。

2015年11月18日水曜日

TBS「世界遺産/放送20年スペシャルI 自然が変えた世界遺産」11月22日放送



TBS「世界遺産/放送20年スペシャルI 自然が変えた世界遺産」
11月22日(日)18時~
公式HP http://www.tbs.co.jp/heritage/
公式FB https://www.facebook.com/heritage.TBS
公式ツイッター https://twitter.com/heritage_TBS

9月に撮影コーディネートさせていただきました。

カトマンズ盆地内の世界遺産が、震災後どう変わったのか。私自身とても興味ある内容で、事前調査や撮影で各地じっくり周れたのはとても良い機会でした。

写真はパタンダルバール広場。9月14日撮影。屋外で元・クマリへのインタビューを予定していて、撮影中降ってきたら困るね、と空を見ていたら、案の定、大粒の雨が。

幻想的な様子が気に入り、携帯の待ち受けにしています。

(その後30分ほどで雨はやみ、無事インタビューも屋外で撮影できたのでした)

2015年11月17日火曜日

いまだ残るつっかえ棒(バクタプル)


昨日、約2か月半ぶりに古都バクタプルを訪問。地震で被害が大きかったエリア。

4月の地震からもうすぐ7か月。街並みのあちこちで目にするのは、未だそのまま残る地震の傷跡。

湾曲してちょっと押したら崩れそうなレンガ造りの建物と、それを支えるつっかえ棒の数々。




観光客も見学に訪れる、歴史ある孔雀窓周辺もこんなかんじ。

修復が始まっていて、つっかえ棒と足場で、近づきにくい状況になっていた。

・・・

孔雀窓については、もう一つのブログ でも記事にしています。

2015年11月15日日曜日

パパド付き質素なダルバート


本日のオフィスの賄食。

何の変哲もない、質素なダルバートで、ご飯・ダルスープ・アブラナ炒め・トマトのアチャール、のみ。

だが、パパドが添えてあり、食欲をそそる。

パパドとは、豆の粉で作る薄いチップス。日本のネパール・インド料理屋などでは「豆のせんべい」と紹介されることもあるようだ。

塩味他、ブラックペッパーもかなり効いている。

これを、パリパリと砕いてご飯に少しずつ混ぜ込み、ダルやアチャールをからめて食べると味に変化が出ておいしい。

・・・ 

9月末からの深刻な燃料不足で、調理用ガスがなくなっているレストランや家庭も多く、とうとう政府が本日よりカトマンズで薪を売り出し始めた。

薪は、地方の森から集めてきたもので、1㎏15ルピー、一家庭あたり最大110㎏まで購入可だという。

カトマンズの住人でも、村に帰れば薪で調理をするのが日常の人たちの方が多く、すでに薪調理に切り替えているレストランや家庭も多い。

とはいえ、政府の対応も、首都カトマンズで、ガスの代りに薪の使用を一般化する前提とは、、、。

そんな中、オフィスでも自宅でも、今のところ調理ガスの在庫はあり、食事づくりにストレスが出ていないのは本当に救われるが、燃料危機がいつまで続くかわからず、先への不安も多い。

2015年11月12日木曜日

牝牛の糞、牛たちにプジャをする日


ティハール祭4日目の今日は、牝牛、牡牛にプジャをする日(ガイゴル・プジャ)。

マリーゴールドの花に赤い粉をたっぷりつけ、それをスタンプの要領でポンポン牛に押し付け、飾ってあげる。

マリーゴールドの花輪も首にかけてあげるのだけれど、かけるそばからムシャムシャ食べ出す牛もいて、この光景はいつ見ても笑いが止まらない。



神聖なる牝牛の糞にプジャをする日でもある(ゴバルダン・プジャ)。丘に見たてこんもり盛られ、花できれいに飾り付けられた、今朝の牝牛の糞。

いずれも、カトマンズ近郊の村にて。



日没後、デウシ隊が歌や踊りを披露しに、家々をまわる。

私の自宅にも毎年、近所の地元男性集団がやってくる。印刷された予告状を事前に配り、当日は、楽器・スピーカー等すべて持参しての、大がかりなもの。

デウシ隊のライブの動画2本、日々のネパール情報フェイスブック版 にアップしました。

2015年11月11日水曜日

ランゴリ、ヒマラヤ桜、尼さんサイクリスト(今日見かけたものいろいろ)


ティハール祭ラクシュミプジャの日。富の女神ラクシュミを屋内に迎え入れるため、地面にきれいな模様と道しるべを描きオイルランプを灯す日。

ホテルでも、ティハール用装飾が見られ楽しい季節。このホテルでは、色付けした米で絵が描かれていた。



しかしティハールの華やかさとは裏腹に、フロントには「給湯時間の制限」を告知する紙が。バスルームでお湯を使える時間を朝夜4時間ずつに制限するとの知らせ。

今のところ燃料は足りているが、この状況がいつまで続くかわからないため、節約することにしたのだと。


・・・ 

その後外出した先で見かけた、見事な桜!


ヒマラヤが起源という説もある、秋咲きのヒマラヤ桜。カトマンズでも毎年この時期に見られるのだが、そうかもう、そんな季節なのか、としみじみ観賞。




・・・


桜の木の近くに、赤い揃いの衣装を着たサイクリストたちと、50台以上あるかと思われる白い自転車。

何かのイベントかしらと思い聞くと、皆、セトゴンパの尼さんたちだという。環境保全を訴え、各地僧院に寝泊まりしながら、インドを目指すのだという。数日後の出発に向け、練習をしているとのことだった。

・・・ 

さて、オフィスに戻り、ラクシュミへのプジャを。


毎年恒例になっていて、プジャ後は、女性スタッフたちがバイロの余興を見せてくれる。

今年は、地震と燃料不足の影響で、例年と比べ物にならないほど時間のある日々を過ごしているのだが、そんな中、トレッキングから戻ってきたガイドたちも数人集い、プジャ後は久々にわいわいと皆でカジャ(賄食)を。アルコールの差し入れもあり、気付くとミニ宴会に。

・・・ 



地元ネワール族団体がティハール祭とネワール族新年を祝い、タメルチョウクに毎年描かれるくランゴリ。

夕方ここを通って、高揚感とせわしなさを感じつつ家に帰るのが、毎年のこの日の過ごし方になっている。

2015年11月10日火曜日

燃料危機によるネパール国内線値上げ(2015年11月10日より)

2015年9月末以降続いているインドからの経済制裁により、燃料不足が深刻になっていますが、その影響は国内線運航にも出てきています。

ネパール国内での国際線への給油を一時中止し、在庫燃料はすべて国内線に充てるべく対応していましたが、11月に入り、いよいよ厳しい状況となってきました。

燃料が確保できず11月8日には多くの国内線が運休に。現在は、インドから空輸で燃料を運び、各路線とも減便しながらもなんとか飛ばしている状況です。しかし、通常インドから陸路で運んでいる燃料を空輸しなければいけなくなったことにより、一時的に燃油料が値上がりし、国内線料金にも影響が出てきてしまうことになったと、航空会社より通知がありました。

旅行者の利用の多い主な路線の代金は、以下の通りです。太字は燃油危機による値上げ価格、カッコ内は平常時価格となります。

≪片道国内線料金(燃油料+空港利用料込)≫
 カトマンドゥ~ポカラ間 147USドル(124USドル)
 カトマンドゥ~ルクラ間 178USドル(161USドル)
 カトマンドゥ~バラトプル(チトワン)間 131USドル(114USドル)
 カトマンドゥ~バイラワ(ルンビニ)間 171USドル(144USドル)
 カトマンドゥ発マウンテンフライト 249USドル(205USドル)
 ポカラ~ジョムソン 確認中(111USドル) 

燃料危機が続く場合、しばらくは太字料金での対応になりますことをご了承ください。

私の経営する旅行会社の場合、数ドル程度の値上げであれば、差額はこちらで負担しているのですが、今回のような突然の大幅値上げですと、差額分を利用者の方にお支払いいただかなくてはいけない状況にもなりかねず、検討しているところです。

状況が改善されれば、またもとの料金(上記カッコ内)に戻ることと思いますが、11月10日現時点では改善の見込みはありません。

他の主要ルートの新料金については、国内線運賃のページに掲載していますのでご参照ください。

http://www.himalayanactivities.com/domesticflight.htm

また、運航状況はインドからの燃料空輸状況にかかってくるため、前日夕方にならないと翌日の運航状況が決まらない、という状況になっています。あわせてご注意ください。

※ 別ブログとほぼ同じ内容ですが、大事なお知らせのため当ブログにも掲載しました。

タメルの砂絵とククルティハール


毎年この時期、ティハール祭と、ネワール族の新年(今年は11月12日)にあわせ、タメル地区のネワール族コミュニティが、地面に描く砂絵。




今年は4月の地震で全壊したダラハラ塔も作られていて、思わず感動。

(在りし日のダラハラ塔: http://dailynepal.blogspot.com/2006/08/blog-post_13.html )

・・・

そして今日は犬にプジャをする日。



町中で、額に赤いティカをしマリーゴールドの花輪を首にかけた犬を目にし、心が和む日。


2015年11月9日月曜日

街にあふれるティハール祭グッズ



9月末から続いている深刻な燃料不足の影響で、家とオフィス片道4㎞を行き来するだけの日々(しかも自転車で)。ずっと外出は控え気味だったのだが、久々にカトマンズ市内を脱出する機会があった。

いつもの行動範囲よりもわずか数キロ弱足を延ばしただけだが、新鮮な気分に。

ティハール祭初日の今日。街のいたるところでティハールグッズが売られていて、季節の移り変わりを実感する。




ランゴリ(砂絵のようなもの)を描いたり、バイティカ(今年は11月13日)のティカのために必要になる、色とりどりの色粉。



飾り付けに必要なマリーゴールドの花輪。大量の束状態で売られるこの時期の花輪は、贅沢感満載。

手前のはニブワ(巨大レモン)。



そうか、もうミカンの季節でもあるんだ。あちこちで見かける柑橘類の山。

久々に足を延ばした先では、車の走行量も、人の出も、平常時並みにけっこうあって、普段と変わらない活気ある街の様子にほっとした。

2015年11月6日金曜日

カトマンズ市内、最近見かける光景


カトマンズ市内で最近よく見かける光景。写真2枚、日本大使館・大統領公邸・元国王の家・アメリカ大使館などが広い範囲で並ぶ通りで、今朝9時半頃撮影。

民間ガソリンスタンドから続く、給油を待つ2km以上の車の列。

その列を撮ろうとして、たまたま写り込んだ、調理用の薪を自転車に乗せ運ぶ市民。

写真には写らなかったが、屋根にまでたくさんの乗客を乗せて移動する公共バスも向かってきていた。



その先では、薪でご飯を炊くローカル飯屋。この他にも何軒か、薪で調理している光景が。

・・・ 

一昨日この通りで40年ほど続く老舗の食堂に入り、メニューを渡され、恐る恐る、「どれなら作れる?」と聞いたら、モモ以外はすべて可だと。

「へえ、ガス足りてるんだ」と言ったら、「そんなわけないじゃないか、すべて薪で作ってるんだよ」と。

最近こういうことがよくある。一見通常営業しているように見えるレストランも、調理場をのぞくと、薪でがんばっているケース。

薪代はガス代よりも高くつくという。それなのに、メニューの代金はそのままで提供しているのをみると、複数のバラバラの注文をしたら手間ばかりかかって、少ない利益しか出ないんじゃないか、などと心配になってしまう。

2015年11月1日日曜日

薪調理の強み その2


9月28日付・薪調理の強み を投稿してから1か月以上経つが、まだ燃料不足は続いている。

今朝の通勤時に見かけた、ずらっと並ぶガスシリンダーと、何をするでもなく座っている人たち。昨日(から)、調理ガスの供給が一時的に再開したため、順番待ちをしているのだ。

ただし、シリンダー満タンにはしてもらえず、供給されるのは半量(約7kg分)ずつ。皆に平等にいきわたるよう、身分証明書をチェックしているとか。

レストランなどの営業用が優先で、庶民のは後回しだとか、いくつかある調理ガス会社の、どこどこのメーカーのは入手しやすく、他のはまだ難しい、とか、いろいろな情報が出回っている。

昨日入手できた人もいるようだが、多くの人はまだ待機中。ここの列の人たちは皆、昨日から並んでいると言っていた。


八百屋や美容院など、地元の主婦が集まる場所で最近よく耳にするのは、「お宅、調理ガス足りてる?」「足りてないわよ。来客があるとき時だけ使って、自分たち用には薪を使い始めたわ」というような会話。

先日は、自宅隣の庭から薪割りの音も聞こえてきた。

皆、ガスが尽き苦労しているが、こうやってすぐ薪に切り替えられるところはたくましく、うらやましい。

・    ・    ・

ガス不足で、縮小営業しているレストランも多い。次の写真は、先週(10月26日)ポカラのレイクサイドで見かけた、ムーンダンスレストランの限定メニュー。


旅行シーズンとなり、旅行者も(例年ほどではないにしても)増え始めているのに、燃料不足のせいで十分なサービスを提供できないことを、この業界の人たちは皆、もどかしく感じている。

・   ・   ・

でも、一方で、燃料危機などなんのその、平常通り営業している店も。

ときどき行く、「薪調理」がウリの、家族経営のローカルダルバート屋。平常時はガスも使っているが、9月末頃に調理ガスが終わって以降、早々にかまど調理のみに切り替えた。



もともとかまどがいくつかあり、薪入手ルートもある。メニューもダルバートとつまみ程度で、無駄がない。

ここはいつもと変りなく繁盛し、地元民であふれている。

ちなみにここ、4月の地震後も、臨時休業する店が多い中、地震当日の夜も営業していた。多くの店が、従業員が怖くて逃げ出し営業続行できる状況ではなかったのだが、ここは家族経営、どうせ自分たちも食事をしなくてはいけないし、ということで。

・   ・   ・


今日のオフィスの賄食。台所からゴマを炒るいい香りがしていると思ったら、今日のメニューはゴマのアチャール添えモモだった。

調理ガス不足の影響で休業しているローカルモモ屋や、モモの扱いを一時やめている旅行者向けレストランも多い中、やや後ろめたさを感じながらも、贅沢にアツアツを食す。