ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2013年12月31日火曜日

大晦日は普通の平日

埋め込み画像への固定リンク
 
 
12月31日大晦日。
 
だが、ビクラム暦が公暦として使われているネパールでは、本日2070年9月16日。
 
特別な日でも何もない、普通の平日。このため、役所もオフィスも学校も、通常通り開いている。
 
昼間、用事でネパールの主要省庁が入っているシンハダルバールの中へ。
 
バリバリにビクラム暦で動く、西暦の2月が何日あるか即答できないイメージのある、政府の役人たち。
 
だが、サリーを着た中年の女性職員同士が、仕事をしながら、「今日はニューイヤーのお出かけするの?」「ううん、なんで?」「だってあなた、クリスマスのときは夜ディナ―に出かけてたじゃない?」というような会話をしていて、思わず顔をまじまじと確認してしまった。

2013年12月29日日曜日

11日ぶりにルクラ便がまともに飛んだ!


12月18日以降昨日までの11日中10日間は全便欠航だったカトマンズ~ルクラ~カトマンズ間のフライト。

カトマンズ空港周辺の気象状況が整っているときは、ルクラ方面が悪く、この逆もあったりで、なかなかうまくいかず、連日欠航が続いていた。

毎日早朝から、カトマンズとルクラの様子をチェック。今日は飛ぶか、明日は飛ぶかと毎日落ち着かない日々だったが、今日は朝から良い天気。7時頃からは国内線離陸音が聞こえてきて、定刻通り飛んでいることを知る。ルクラに確認しても晴れていて風もなく快調と。

他路線も、朝もや強風の影響で、昨日までまで遅延や欠航が続いていたが、今日はいずれも快調。

年末年始の休暇で昨日あたりから日本人旅行者数も増えているが、昨日までの国内線の混乱など知らず、今日初めて国内線を利用した旅行者は、ついてます!

明日からも順調に飛びますように。

※ 画像はルクラ空港に設置されているウェブカメ動画からお借りしました。

2013年12月28日土曜日

嬉しいできごと

12月18日以降欠航続きのルクラ路線。11日目の連続欠航に突入。22日一部の便が運航した以外は、見事なほどに全便欠航中。

そんなこともあり、ガイドから、お客さんから、日本から、ひっきりなしに携帯に電話がかかってくるこの時期に、朝、通勤途中携帯を道に落とすという失態を犯す。

過去、携帯とか、財布とか、紛失したことなど一度もないのに、こんな時に限って。

すぐに気づき、落としたと思われる場所へ引き返すも、落ちている気配がない。

すでに通行人に盗られてしまったかと落胆しつつ、近くに停車していたタクシーの運転手さんに携帯を借りて、自分の携帯に電話をかけてみるも、呼び出し音はするが応答なし。

半分あきらめつつ、それでもと期待しながらかけ続けていると、男性が応答してきた。

「すみません、さっき携帯を落として、自分の携帯にかけてるんですけど、、、」と切り出すと、応答した男性、ああよかったという声で、「僕は今〇〇の前にいるから、すぐに取りに来なさい!」と。

その後すぐに携帯を拾ってくれた男性と落ち合えて、無事に手元に戻ってきた。

先日、窓を開けた車のダッシュボードに携帯を置いておき、一瞬目を離したすきに盗まれてしまった、という人の話を聞いたばかりだったので、良い人に拾われたことに心から感謝する。

見ず知らずの私に携帯を貸してくれた、通りすがりのタクシーの運転手さんに携帯を返す際にも、「通話料?大した額じゃないし、気にしないでいいよ」と言ってもらう。

そして今日はもう一件よい話が。タクシーを利用した際、目的地まで半分ぐらい走ったところで、タイヤがパンク。この先もう走れないとのことで、運転手さん、「悪いけど他のタクシー拾ってくれる?」と。

「じゃあ、ここまでの分お代はどうしましょう?」ときくと、「いいよいいよ、最後まで行けなかったし、いらないよ」と。

高い値段を吹っかけてくる運転手も多い中、こんな人もいるのかと驚く。

あくどい現地人の情報などもよく聞くが、日常出会う現地の人は、今日の人たちみたいに、良い人の方が断然多いのだ。

2013年12月27日金曜日

ルクラ便フライトキャンセル10日目


12月18日以来10日間連日欠航が続いているカトマンズ~ルクラ~カトマンズ路線。

12月18日~12月24日までの欠航状況については、12月24日付「ルクラ便フライトキャンセル7日目」に書いた通りなのだが、本日現在欠航は続いていて、今日で10日連続欠航。

厳密には、12月22日は予定されていた16便中12便は飛んだので、10日間連日全便欠航となっているわけではないが、12月18日~21日までの4日間と、23日~27日までの5日間は、往復とも全便欠航となっている。

今回の欠航の原因は、視界不良というよりも、強風の影響。現地の状況を確認する限り、朝は天気はよく、飛行機も飛べそうなほどの快晴なのだが、風が強く国内線は飛べず、ヘリもやっとの思いでルクラを目指している状況。

前回のブログで、24日までの欠航状況をリポートしたので、今回は25日以降の状況を書いてみたい。

≪12月25日(水)≫全便欠航

カトマンズ空港国内線は朝から運航できる気象条件で、早朝発マウンテンフライトは朝から飛んでいたのだが、ルクラやポカラの空港の影響で、長時間の遅延発生。

12月23日以降、ルクラの天気は非常に良いようなのだが、強風の影響で飛べていないのだ。

旅行者の利用の多いポカラ便も、この日はポカラ空港のもやの影響で昼過ぎても飛べていなかった。

ルクラ空港、夕方には霧で覆われ、今日もまた全便欠航で1日が終わる。

≪12月26日(木)≫全便欠航


この日もカトマンズ空港周辺は天気がよく、早朝から離発着可能な気象状況だった。
 
エベレスト方面の天候もよく、早朝運航されるマウンテンフライトなど、定刻通りすぐにでも飛びたてる状況だったようだが、朝6:45発の第一便が飛びたてたのが、11時を過ぎてからだった。
 
理由は、ネパール国内にある、カトマンズ空港以外の他のすべての空港が、視界不良や強風によりクローズしていたから。
 
カトマンズ空港を出発し、1時間の遊覧飛行ののち、またカトマンズ空港に戻るマウンテンフライトなのに、なぜ他空港が閉鎖されてるという理由で欠航になるかというと。
 
マウンテンフライト、カトマンズを飛び立ち、楽しい遊覧飛行を終えたはいいが、カトマンズに戻り着陸しようとする時点で、カトマンズの気象状況が悪化し、着陸不可となり、近くの他空港(ポカラ空港など)に緊急着陸するケースが時々あるのだ。その後、カトマンズ空港の天候回復を待ち、カトマンズに戻る。
 
 このような理由により、カトマンズ空港以外の空港が離発着できる状況になっていないと、いくら飛行条件をクリアしていても、運航開始できないのだ。
 
ルクラ路線も、強風の影響で全便欠航。
 
ルクラ空港の天気はよいようで、滑走路に人が集まって、日向ぼっこをしたいる光景がライブWEBカメに映し出されていて、何とものどかなのだが、、、。
 
≪12月27日(金)≫
結局本日もカトマンズ~ルクラ間全便欠航。12/18以降欠航10日目突入。
 
今日は、旅行者の利用の多いポカラ路線も全便欠航。
 
全国的に欠航となっており、昼過ぎに確認した状況では、離発着可能となっていたのは、カトマンズ空港とネパールガンジ空港のみだった。
 
連日の国内線遅延・欠航トラブルで毎日国内線ターミナル内ごった返し、冒頭の写真のような状況になっている(27日11時過ぎに撮影)。
 
本日はまたヘリ手配でドーレまで飛ばすことになったのだが、強風の影響でやっとの思いでルクラまでは到着したもの、それ以降進めず。
 
ドーレまで行って、また同じヘリでカトマンズに戻ってくる予定だったスタッフ、結局ルクラで天候回復を待つため1泊せざるを得なくなってしまった。
 
過去何度も、軽装でエベレスト街道までヘリで出かけ、その後の天候悪化で日帰りでカトマンズに戻ってこられず、現地で寒い思いをしているのに、学習せず、今回も、ちょっとそこまで出かけてくる感覚で、防寒着をオフィスに残したまま。
 
12月21日以降は、飛行機が飛べない時でも、ヘリは何とか飛べているのだが、それでも、目的地に確実に着陸できる保証はなく、今回のようにドーレへ行く予定がルクラどまりとなったり、先日のように、ルクラへ行く予定がパンボチェまで行ってしまったり、視界不良や強風の影響で、思うように飛べていない。
 
今日でルクラ路線連続欠航10日目。全便欠航9日目。今年最後になって、今年初めての連続の欠航続きだ。
 
さて、明日はどうなることやら。(明日もルクラ快晴だが、強風の影響で飛べない確率が高そう)
 
※ ルクラ空港滑走路の画像は、現地のライブWEBカメの動画画像をお借りしました。

2013年12月24日火曜日

ルクラ便フライトキャンセル7日目


エベレストの玄関空港・ルクラ空港とカトマンズを結ぶフライトが、連日欠航している。

12月18日~12月24日の7日間のうち、飛んだのは12月22日のみ。しかし22日も、運航が予定されいた便がすべて飛べていたわけではなく、天候が安定した10時~14時前の間のみの運航となっていて、その後は欠航に。

欠航の理由はルクラ空港の天候不良。

・・・

ルクラにあるロッジにルクラ空港を映し出すWEBカメラが設置されていて、ライブ配信されていることを先日知った。

スマホの画面越しにルクラ空港のライブ映像を確認し、皆で一喜一憂する毎日。

飛行機の離発着だけでなく、カラスが横切る様子、滑走路を人が歩く様子など、のどかな光景も映し出されていて、下手なゲームよりも飽きない。

その動画の一部を撮影した画像も含めて、12月18日からの状況を書いてみたい。

(画像については、ブログに掲載していいものかどうか迷いましたが、掲載します。問題がある場合は削除しますので、お知らせください)

≪12月18日(水)≫ 全便欠航
朝からカトマンズは雲が多く、ルクラでは雨が降っていた。ルクラの視界不良により、定期便全便欠航。ヘリコプターも天候回復を待ち待機するものの、一機も飛べず。
 
≪12月19日(木)≫ 全便欠航
昨日同様の天候で、定期便全便欠航。ヘリもとべず。ルクラは一寸先も見えないほどの霧に包まれていたと。しかしマウンテンフライトは飛べていた。ポカラ便は、ポカラ空港の朝もやの影響で、2時間ほど遅延し、10時過ぎから運航を開始していた。

≪12月20日(金)≫ 全便欠航

 
ルクラは朝から雪。滑走路にも積もり始め、定期便が飛べる状況ではないことが、一目瞭然。

昨晩の様子から、ヘリであれば、朝、日の出直後の天候が比較的安定したときであれば飛べるかも、ということだったが、結局この日も、ヘリも一便も飛べず。

ちなみに、カトマンズは曇り。ポカラは午前中の朝もやにより、運航開始できたのが朝11時頃。約3時間の遅延。

しかし、カトマンズ発マウンテンフライトは朝から比較的順調に飛んでいた。

夜、カトマンズでは月や星もきれいに見え、明日の早朝なら飛べそうな空模様だったのだが、WEBカメラによるルクラ空港の様子を見ると、雪が激しく降り続いていて、明日も無理そうな予感。

≪12月21日(土)≫ 全便欠航
ルクラの雪はやんだが、この日も視界不良により定期便は全便欠航。

ヘリは3日ぶりに飛ぶことができたのだが、ルクラ周辺の視界不良により着陸できず、近場で唯一視界が開けていたパンボチェまで行ってしまった。

近場とはいっても、ルクラから歩いて4日ほどかかる場所。

12月18日~20日までの3日間は、天候不良のため、レスキューヘリも飛ぶことができていなかった。

ゴーキョにいる病人のため、3日前から緊急要請がかかっていたのに飛べずにやきもきしていたパイロットたちも、この日飛び立っていった。

≪12月22日(日)≫ 一部運航
早朝からルクラの天気は快晴! しかし何としたことか、カトマンズの朝もやの影響により、午前10時頃まで国内線離発着ができない状況だった。(現在のルクラ行始発便は6:45発なので、3時間以上の遅延)
 
その後カトマンズの天候が回復、ルクラ便も10時頃から運航を始める。
 
オフィスでは、皆でルクラのライブ中継を確認。10時半~11時ごろにかけて、立て続けに3~4便着陸する様子を見て、4日ぶりの無事到着に、皆で歓声を上げる。
 
早朝快晴だったルクラの空にだんだん雲が出始るも、14時頃まで12便ほど往復完了。しかし、この日の運航予定だった16便を消化することができず、18日からの欠航による積み残し客がはけることはなかった。
 
ヘリも飛べていて、何機かはルクラに着陸していたのだが、その後風の影響かルクラへの着陸許可が下りず、ルクラ下のスルキャに緊急着陸したヘリも。
 
≪12月23日(月)≫ 全便欠航
カトマンズもルクラもほぼ快晴で天気はよいのもの、ルクラ周辺の強風の影響で、この日も定期便は全便欠航に。ヘリは何便か飛んでいた。
 
カトマンズでもいつになく強く風が吹いていたのだが、ルクラでは、人をも吹き飛ばすほどの強風が吹いていたとか。
 
≪12月24日(火)≫ 全便欠航
 
そして本日。カトマンズもルクラも、天気はそこそこ良かったのだが、飛行途中が視界不良だったとのことで、本日も定期便全便欠航に。
 
ヘリは何機かルクラ空港に着陸できていたのだが。
 
===
 
と、ここ一週間のカトマンズ~ルクラ~カトマンズ間は、欠航続きで、悲惨な状況となっていた。
 
いつになったら順調に飛んでくれるのだろうか、、、。
 
年末年始にエベレスト方面へ行かれる旅行者の皆さんが、今回のような状況に巻き込まれ、ルクラからカトマンズに戻れない! ヘリも飛ばず、ルクラからの脱出方法がない! 予定通り帰国できず職場で怒られる! というようなことにならないことを、切に願うばかりです。
 
※ ルクラ便をはじめとする、旅行者の利用の多い国内線運航状況は、毎日ツイッターにも更新しています。

※ 12月27日付「ルクラ便フライトキャンセル10日目」に続きます。

2013年12月20日金曜日

夜のタメル


昨日今日と夕飯をスタッフ宅に呼ばれていて、今日は地元アサンに住むスタッフの家へ。

帰り道、夜9時頃のタメルで、人力車に乗ってみる。

停電時間ではなかったこともあり、イルミネーションが光り、昼間とは違った雰囲気。

もう少し遅い時間になると、タメル入り口に女装をしたダイ(いや、ディディ?)たちがたむろし始めて、夜の顔を見せ始めるのだ。

2013年12月17日火曜日

計画停電延長・毎日平均9時間へ(12月17日から)/タメル地区スケジュール掲載

毎年、雨期が終わると少しずつ停電時間が増えるカトマンズだが、秋の大祭ダサイン・ティハール頃には、停電時間が一時的に減る。今年はこれに加えて、制憲議会選挙の影響で、大祭後もしばらく停電時間が短くなっていた。

このため、例年ほど停電が気にならない秋が過ぎ、冬を迎えようとしていたのだが、そう甘く済むはずがなかった。

本日より、毎日平均9時間の停電へ。

参考までに、旅行者の利用が多いタメル地区の、12月17日からの計画停電時間は次の通り。

日曜日 09:00-12:00, 15:00-18:00, 21:00-24:00
月曜日 08:00-11:00, 14:00-17:00, 20:00-23:00
火曜日 07:00-10:00, 13:00-16:00, 19:00-22:00
水曜日 06:00-09:00, 12:00-15:00, 18:00-21:00
木曜日 05:00-08:00, 11:00-14:00, 17:00-20:00
金曜日 04:00-07:00, 10:00-13:00, 16:00-19:00
土曜日 07:00-11:00, 16:00-21:00

 ※ 停電時間は、場所によって異なりますので、すべてのエリアがこのスケジュールで消えるわけではありません。

※ スケジュールは予告なく変更になりますので、注意が必要です。

在ネパール日本大使館のホームページに、各地区の停電スケジュールが掲載されています。

http://www.np.emb-japan.go.jp/jp/index.html

2013年12月7日土曜日

散歩帰りの牛

 
 
カトマンズ市内某所で、午後2時半前後に、毎日見かける光景。
 
ここから1㎞ほど離れた場所で飼われている牛だそうで、散歩を終えて、家に帰る姿。10頭ほどの牛の後ろには、長い棒を持った牛飼いのおじさん。
 
今日は土曜日で、交通量も少なかったが、平日はいつもこの牛たちのせいで交通渋滞を起こしている。それでも、牛もおじさんも慌てる様子はなく、悠々と歩いている。
 
以前は、カトマンズ市内で、放し飼いの牛や野良牛をいたるところで見かけることができたが、最近では珍しい光景かもしれない。

2013年11月29日金曜日

グゥドゥパック

 


先日、女性ガイドの旦那から差し入れあり。

ギウ(バター)やミルクから作り、ココナッツ、レーズン、ヒマワリの種、カルダモン、カシューナッツ、アーモンドなども混ざる、ヌガー状の激甘菓子、グゥドゥパック。

「ナッツぎっしり確かな満足!お腹がすいたら〇〇〇・・」という、某高カロリースナックバーを思い出してしまう。

見た目は「もろみ味噌」風。

日本人なら考えることは皆同じで、思い出すのは2年前のできごと。MBC放送「ちちんぷいぷい」という番組で、関西の方ならご存知の方も多い河田アナの生中継ロケを、アサンからしたことがあった。

「元気になる食べ物を探せ!」という日本からの指令の元、アサンをうろうろ。

そこで、グゥドゥパックを大量に買おうとしている地元の女性に遭遇。


高カロリーの栄養食として産婦に食べさせる習慣があるのだが、この女性も、先日出産を終えたばかりの娘に買っていく、というところだった。

それを見て、クルーの方たち、みな、開口一番「味噌!?」と。手にしてみても、やっぱり「味噌??」。

見た目や、ずっしりしてひんやりとした感触等、すべてがそっくりなのだ。

その後その女性、あなたたちにも、と、一パック譲ってくれた。のだが、クルーの方たち、一口味見をして、見た目(味噌)との味の違いに絶句・・・という感じで、結局私たちがおいしくいただいた、という思い出が。

2013年11月26日火曜日

カトマンズ市内中心部・ダルバールマルグに咲く桜

 
先日、カトマンズ郊外で満開になっているヒマラヤザクラの事を書いたが、カトマンズ市内の桜も見頃を迎えている。
 
旅行者街タメル地区からも近い、ダルバールマルグ(元王宮前通り)で見られる桜。
 
 
そのジャカランダ並木の間に、数本植えられている桜。どれも小ぶりだが、その中でも、一番立派な、冒頭の写真の木。奥に見えるのは、現在博物館になっている元王宮。
 

 

 
通りの入り口にも小さいのが一本。


 

昨年までまとまった本数が見られていたカトマンズ北のラジンパト通りの桜は、道路拡張工事により、残念ながらほとんどすべて伐採されてしまった。

2013年11月25日月曜日

ルクラでの事故機の使われ方

エベレストの玄関口、ルクラ空港の片隅に放置されている、事故機。航空会社名が白く消されていたが、イエティ(タラ)エアのもの。

開いた搭乗口がベンチ代わり。腰かけて、のんびり煙草をふかす現地の人。

物置になったり、機内で昼寝をしたりと、ルクラ空港の施設の一部みたいに、同化してしまっている。

11月17日撮影。

2013年11月23日土曜日

ヒマラヤザクラ満開


秋咲き、ネパールのヒマラヤザクラ。標高2000m前後の場所で、現在満開中。

写真は、カトマンズ郊外(標高1700mほど)の村の、畑の中に咲いていた桜。本日昼過ぎに撮影。

日本のように手入れされていない野性味あふれた桜が多く、枝付きが悪かったり、無造作に切られていたりと、あまり見栄えのしない桜も多い中、見事な一本桜。

現在、カトマンズ~ナガルコットへ行く道中でも満開で、日本人旅行者の目を楽しませている。

カトマンズ市内の桜はまだつぼみの木が多く、満開になるのは11月末頃になりそうなかんじ。

2013年11月22日金曜日

ナガルコット空撮


先日17日、ヘリから撮ってきてもらった写真をせっかくなので掲載。

上空からナガルコットとヒマラヤを望む。

写真中央手前、道沿いにある建物は、ナガルコットで一番良いホテル、クラブヒマラヤ。

向って左端にある建物周辺が、ナガルコットで最初に到着する栄えている場所で、ローカルバス乗り場があるあたり。

ところで、昨日まで毎日快晴が続き、カトマンズからもヒマラヤがくっきり見えていたが、今日はややかすみっぽく、山周辺には雲もかかっていた。

2013年11月19日火曜日

選挙投票日の1日


選挙当日。市内は一般車両通行禁止で、特別許可を事前に得ている車しか通行できない。

出勤時、オフィスまでの約4㎞を徒歩移動するつもりだったが、途中リクシャー(人力車)が通りかかり、これを利用。冒頭の写真は、日本大使館前の坂を一気に下っているところ。車はなく、空は青く、快適!

出勤してきたスタッフたちの親指にインクが付いており、投票を済ませてきたことを知る。二重投票を防ぐため、投票後、左の親指の爪の付け根に黒いインクをつけられる。これがなかなか落ちないから、投票済みか否かすぐにわかるのだ。
 
 
 
世間は休日モードの1日だったが、旅行関連業は休みなしで動いているところも多かった。
 
タメルでも予想以上に営業している店を見かけて驚くとともに、通常稼働の様子に安心する。
 
しかし、従業員の足が確保できずに休業となるところも。今晩予約していた、某ホテルでのネパールダンスを見ながらのディナー、レスト ランは通常営業するが、夜、踊り手を送迎できないとのことで、ショー中止の連絡が。
 
カトマンズ~ポカラやチトワンなどを結ぶツーリストバスは全便運休。
 
国内線はブッダエアは全路線休航していたものの、イエティ(タラ)エアは、旅行者の利用が多いカトマンズ~ポカラ/チトワン(バラトプル)/ルクラ間やマウンテンフライト路線に限り、午前中のみ運航。
 
カトマンズ空港~市内の移動は、臨時シャトルバスが運行。今日の送迎は、このバスを利用して行った。
 
 
 
 
オフィスでの業務が一段落した頃、おもむろに、マルファ産アップルブランデーを取り出すスタッフ。先週ジョムソンから戻ってきたガイドが、オフィスへのお土産に買ってきてくれたのだ。
 
普段は車やバイクで出勤する者も、今日は徒歩か自転車のため、マパセの取り締まり(飲酒運転取り締まり)にひかっかる心配もなく、皆でちびりちびり。選挙談義に熱くなる。
 
夕方。通行許可証を取得している車が手配できたので、帰り道に利用する。フロントガラスに貼ってある白い紙が、特別通行許可証。車の前でなびいている緑色のものは、「TOURIST ONLY」と書かれている幕。外国人は優遇されることが多いため、非常時にツーリストであることをアピールし、攻撃対象にされないための対策。
 

 


2013年11月17日日曜日

満月の日の長かった一日


今日は落ち着かない1日だった。

朝、カラパタールを目指しているガイドの親族より、ガイドの母に予期せぬ不幸があったという連絡が入る。

長男であるガイドを至急カトマンズに戻すことはできないかと。

そうはいってもまだ先の長いトレッキング。ゲストを置いてガイドのみ緊急下山させるわけにもいかない。

同エリアを歩いている私たちのガイドの中で、あとは下山を残すのみとなっているグループのガイドを代わりに充てることはできないかと数組と連絡を取るも、調整できず。

カトマンズから新たにガイドを送るとなると、仮に明日のルクラ行チケットが取れたとしても、現地到着までガイドの足で1日はかかる。その間、ゲストのトレッキングが停滞してしまう。

また、ガイド交代を終え、下山を始めていたら、長男ガイドのカトマンズ帰着前に、亡くなったガイドの母は、荼毘にふされてしまう。ネパールでは、葬式はすぐに執り行われることが多い。

現地の長男ガイドからも涙声で電話が入る。仕事を放棄するわけにはいかないが、長男の役目を果たさないわけにもいかない。どうか葬式までにカトマンズに戻りたい、と。




こうなったら仕方ない。ゲストのトレッキングを何事もなく続け、長男ガイドを今日中にカトマンズに戻すためには、高い出費だが、背に腹は代えられない。ヘリコプターで代行ガイドをカトマンズより現地に直行させ、同じ便で長男ガイドをカトマンズに戻すしか方法はない。

現地に向かうヘリがあれば便乗させてもらう予定だったがタイミングよく見つからず、完全赤字覚悟でチャーターヘリを手配する。

そして昼過ぎ、現地に向けて出発。冒頭の写真は、カトマンズ空港を離陸する際に、現地に向かったスタッフが撮ったもの。

過去、ヘリで現地に向かった際、目的地到着途中で天候が崩れ、目的地まで飛べず、ルクラで天候回復を待たなくてはいけなくなった経験が何度かある。

今回もそんなことになったら、と心配したが、本日も見事なほどに快晴。ヘリは順調に目的地に向かい、ガイド交代を終えて、同日中にカトマンズに戻ってくることができた。

2番目の写真は、ヘリがエベレスト街道の現地着陸直前に撮影したもの。標高4200mほどの場所だが、雪は全く見られない。エベレスト街道を歩くトレッカーからのよくある質問に「アイゼンは不要か?」というものがあるが、ご覧のとおり、今の時期、峠越えを含むトレッキングをしない限りは、アイゼンを使うことは99%ない。

そして夜。


自宅の庭に、シェルパ族の正装をした男女が大勢やってきて、祝い歌を歌いだす。

ティハールのバイリやデウシみたいだが、今の時期になんだろうと思ったら、今日は満月。

シェルパの地タンボチェではマニリンドゥ祭が始まったが、ナムチェのシェルパ族たちにとっても、マニリンドゥとは別の特別な祭りがあるとのことで、ナムチェのシェルパが大家のこの家に、同郷のカトマンズ在住シェルパたちがやってきて、歌と踊りを披露していたのだった。

男女15人ぐらいずつ、輪になったり一列になったりして、歌を歌いシェルパ独特のステップを踏む。

満月に照らされる、幻想的な光景を見ながら、長い一日が終わった。

2013年11月15日金曜日

選挙前、カトマンズでの日常

 
朝。出勤途中、車一台しか通れない細い道へさしかかると、腰が曲がり、木の杖を付きながら、道の真ん中をよろよろ歩くおじいさん一人。
 
真っ赤なジャケットの背中には、おじいさんには似つかわしくない血気盛んな某政党青年組織名が。
 
こんなところにも選挙が。
 
・・・

11月19日の選挙に向けて、投票登録している村や町へ帰省する人も多いが、現在も交通スト実施中で、長距離を走るツーリストバス以外は、運休している路線が多い。

このため、飛行機を利用して移動する国民も多いようで、ネパール人の国内線予約が取れにくくなっている。外国人の利用が多いルートはなおさら。

ネパール国内線には料金の二重設定があり、ネパール人料金は、外国人料金よりも安い設定となっているため、少しの利益しか出ないネパール人より外国人の予約を優先させる傾向があるのだ。

・・・

ところで、11月17日~20日まで、国民の休日となることが決まった。

しかし、私たちのオフィスは選挙当日も休まず営業予定。

去る11日からのストで、幼稚園や学校の休みも続いており、子連れ出勤するスタッフも。

生後10か月の子供がいる、まかないスタッフ。ネパールでは、乳児に菜種油でマッサージをする習慣があるのだが、職場でもオイルマッサージを欠かさない。

手が空いたすきに、メティ(フェネグリーク)とジュワノ(ロベージ)を入れた菜種油を人肌に温め、屋上へいき、子を全裸にして、頭から足の先まで全身マッサージを。


室内にいると肌寒さも感じる季節だが、日の当たる屋上は暑いぐらいで、今日も快晴のマッサージ日和。

2013年11月14日木曜日

制憲議会選挙に係わる事件発生について(大使館からのお知らせ転載)

11月14日付、在ネパール日本大使館からのお知らせを一部転載します。

===転載ここから===


制憲議会選挙に係わる事件発生について

 11月11日から始まりましたバンダ(ゼネラルストライキ)は、12日から交通ストライキにかわりましたが、カトマンズ市内、地方都市及び幹線道路で以下の事件が散発しています。

 幸い大きな被害は出ていませんが、選挙事務所、投票場所付近では各政党支持者による争い等が起きる可能性がありますので、なるべく避けて下さい。また、不審物を発見した際は、決して触れたりせず最寄りの警察へ通報をお願い致します。

  なお、選挙当日(19日)は、一般車両の通行が禁止されています。公共のタクシー・バスも通行が禁止されていますのでご注意下さい。

<11日>

●爆発物:
カトマンズ市内6カ所(ニューバネソール、ラトナパーク、バスンダラ、ナイカプ、グルジュダラ、カランキ)、ラリトプール郡チャクパチの投票予定場所付近2カ所、バクタプールで偽装爆弾・不審物が発見されています。
 
また、カトマンズ郊外のバネパ、ドゥリケルにおいてはホテル周辺2カ所でシリンダー爆弾(ガス・シリンダーを使用した手製爆弾)が発見されたほか(負傷者なし)、7カ所で爆弾様の不審物が発見されています。

●放火:
カトマンズ市内コテスオール及びバクタプール(ティミ)において駐車中の車両が放火されています(負傷者なし)。

●ラリトプール郡イマドルで走行中の報道車両に対し投石がありました。

●チトワンでインドの観光バスが放火されました。

<12日>

●爆発物:
ドゥリケル(カトマンズ大学に至る路上)で爆弾が発見されています。また、ポカラ郊外で爆発物が発見・処理されています。

●放火:
ラリトプール郡クマルパチ、カトマンズ市内2カ所(チャビル、ゴンカブ)で走行中のバス、バイクに火炎瓶(ガソリンを入れたペットボトル)が投げられ、負傷者も出ています。また、カトマンズ盆地に入る走行中の夜行バスへの火炎瓶が投げられましたが負傷者はいませんでした。

<13日>

●爆発物:
カトマンズ市内ラトナパークで不審物が発見され、撤去中に爆発しました(負傷者なし)。また、ラジンパットで偽装爆弾が発見されました。

●放火:
カトマンズ市内ラトプルで走行中のタクシーが放火の被害(乗員は無事)を受けています。

●ポカラで路線バスがガラスを割られました。

<14日>

●爆発物:
カトマンズ市内コテスォールのショッピング・モール付近で爆弾用の不審物が発見されました。

===転載ここまで===
 
ポカラ方面での仕事を終えたガイドの1名、交通ストが実施されているさなかの昨日、カトマンズ行の乗合マイクロバスをやっと見つけ、カトマンズに戻ってきた。
 
ガイドが乗ったマイクロの後ろに2台、計3台がカトマンズを目指していたそうなのだが、すんでのところで後続の2台が放火にあっていて、危く難を逃れたとのこと。
 
この事例は、上記13日の報告には入っていない様子。
 
ところで、制憲議会選挙当日の19日には、上記お知らせにもある通り、一般車両の走行は禁止されている。
 
事前登録していない車両が当日走行していると、拘束される恐れもある。
 
このため、当日は、観光等の手配は控えているのだが、空港送迎手配があり、送迎用の車両を登録し許可証発行してもらう予定で動いている。
 
車両番号や運転手名のみならず、乗車予定者のリスト他、細かい情報が必要で、いろいろと面倒。
 
登録完了しない場合は、非常時のみ運行される、カトマンズ空港~市内各地を結ぶ護衛付シャトルバスサービスを利用する予定。
 
事前に送迎を依頼していない旅行者の方も、この日の空港から/への移動はシャトルバスの利用が適当。
 
護衛付シャトルバスサービスの運行情報は、以前の記事をご参照ください。
 
カトマンズ空港送迎シャトルバスの臨時運行について
 
選挙まであと5日。緊張感を肌で感じるようになってきています。

2013年11月13日水曜日

NHK「サラメシ」11月18日放送分



よくこのブログやツイッターでも話題にしている、オフィスのカジャ(軽食≒昼食≒賄食)、NHKの人気番組「サラメシ」で一部取り上げていただくことになりました。

番組情報:サラメシ
http://www.nhk.or.jp/salameshi/
11月18日(月) NHK総合 夜10:55~11:20
国際放送:毎週水曜22552320(日本時間)
NHKオンデマンド:放送翌日から2週間

先日ツイッターでも少しふれたところ、放送を楽しみにしてくださる方からのコメントやメールを何件か頂きました。ありがとうございます。

実は、取り上げられるのは本題としてではなく、番組最後頃にわずか5秒ほどのみ、となるそうで、意識しないと見逃しそうな短さです。期待してくださった皆様、申し訳ありません!

サラメシ、昨年だったかの一時帰国時に、何気なく番組を見てから、好きな番組の一つになっています。

番組に登場する方たちの昼食の思いと、私たちのカジャへの思いが重なり、私たちのオフィス版で一編番組作れそうだなあ、などと何度思ったことか(笑)。

今回は、わずか5秒ほどの登場予定ですが、全国放送で流れる私たちのカジャの様子を、楽しみにしているところです!

(サラメシ、木曜昼に再放送がありますが、再放送では私たちのカジャは登場しないとのことですので、是非月曜夜の本放送でお楽しみください!)

今回取り上げていただくに当たり、当ブログに掲載しているカジャの写真のほか、新たに、番組制作者の方から依頼のあった写真を何枚か日本へ送りました。

冒頭の、ネパール流焼きそば・チョウメンの写真も、その中の一つで、一昨日食べたカジャです。

オフィスのカジャの様子、いつの間にかけっこうな記事になっていたので、「今日のオフィスのカジャ」というタイトルでカテゴリーわけしました。こちらもよろしければどうぞ。

※追記(11月19日)※
思いのほか長く取り上げていただいたようで、5秒どころか、1分ほどあったとのこと。ご覧くださった皆様、ありがとうございます!

2013年11月12日火曜日

手抜きカジャのチャウチャウ


昨日のネパールバンダ(全国規模のストライキ)に引き続き、本日は交通機関のストが実施されていた。

しかし朝から、ストの日にしてはかなりの交通量で、スト時には走行を控える一般車両や公共車(バス、テンプー、タクシー)などの走行も。

この様子だとなし崩し的に明日以降は通常に近い通行量に戻るかも、と期待していたところ、大使館から次のようなお知らせが。

===11月12日付大使館からのお知らせ一部転載===

昨日のゼネラルストライキに引き続き,本日から20日までの予定で交通バンダが実施中であるところ,バンダを無視して走行する私用車両・公共交通(バス・タクシー)が散見される状況にありますが,大使館に入った情報によりますと,本日午前8時15分頃,ラリトプル・マンバワン付近の幹線道路を運行中のバスに,点火したガソリン入りのペットボトルが投擲されるといった事件が発生し,運転手1名と乗客1名が火傷を負ったとのことです。

昨日以降,バンダを無視して走行する私有車が徐々に増える傾向にありますが,一方でこれまで以上に過激な行動をとろうとする者が見られることから,事件事故に巻き込まれないように御注意下さい。


===転載以上===

 
ところで、本日は商店などは平常営業していたのだが、交通機能が正常に機能していないこともあり、八百屋の店頭に並ぶ生鮮野菜が品不足気味。

オフィスのカジャ(昼食)、まかないスタッフが、毎朝オフィス近くのタメル内の八百屋に出かけ、売られている野菜を見てからメニューを決めてくれるのだが、本日は納得のいく野菜が入手できなかったと。

そこで仕方なく、残念な手抜きメニューのチャウチャウ(インスタントラーメン)に。青ネギ、ニンニク、香草、白豆、トマト、ゆで卵入り。

見栄えよく盛り付けてくれてはいるが、チャウチャウはチャウチャウでしかなく、皆がっかり。バリエーション豊富なカジャの中では低ランクに位置づけされるメニューなのだ。

2013年11月11日月曜日

バンダの日、カトマンズから見えたヒマラヤ


ネパールバンダ(Nepal Banda=全国規模のスト)が予定通り実施された本日。

バンダの日は、街を走る車が制限され、排気ガスが減り、市内の空気が澄む。それに加えて、11月乾期の真っ最中ということもあり、もともとの天気の良さも手伝って、カトマンズ市内からも、くっきりヒマラヤが見えていた。

冒頭の写真は、昼過ぎのカトマンズ空港から見えたヒマラヤの様子。




本日のバンダ、緑色ナンバープレートの旅行者専用車は問題なく通行できていた。

旅行シーズン中ということもあり、私たちも、カトマンズやポカラ周辺での、車が必要な手配が各種入っていたが、どれも大きな混乱もなく遂行。

カトマンズ~ポカラ、チトワンを結ぶツーリストバスも、ほぼすべて通常運行。運休していたのは、ローカルバスに毛の生えた程度の、マイナーどころの一部のツーリストバス会社のみ。





公共バスやテンプーの走行も、予想以上に見かけた。

バンダの日に走行する車両は、焼討ちや投石されることがあり、皆恐れて車を出すのを控える。しかし今回、被害を受ける車があれば政府が補償するといっているそうで(本当に補償されるのかどうかは不明だが)、その影響もあるのだろうか。

とはいっても、午前中には、カトマンズ郊外を走行していて焼討ち被害に遭ったローカルバスもあったようだが。

ネパールバンダ(ゼネ・ストから交通ストへの変更)について(大使館からのお知らせ転載)

11月11日付、在ネパール日本大使館からのお知らせを一部転載します。

===転載ここから===


ネパールバンダ(ゼネ・ストから交通ストへの変更)について

1 ネパールバンダの予定変更

ネパール全土におけるバンダ(ゼネラル・ストライキ)が,本日(11月11日(月))から11月20日(水)までの予定で開始されましたが,大使館に入った情報によりますと,ゼネラルストライキは本日のみで,明日(12日)から20日までの間は,交通ストライキのみの実施とするとのことです。
 
よって,明日以降は,終日,車・バイクの交通が妨害され、公共交通が停止する可能性が高いのですが,商店・学校等は通常とおり営まれるとのことです。
 
なお,制憲議会選挙当日(19日)の車両通行は,政府の決定により一部登録車両を除く一般車両の通行は禁止されることとなります。公共のバス・タクシーも通行が禁止される予定です。
 

2 今後のバンダに対する留意点

 本日のバンダでは,カトマンズ内外で多数の爆弾様のものが設置され,治安当局では爆弾処理班を対処しています。今後も同様のものが設置される可能性がありますが,本物の爆弾が設置される可能性を否定できないことから,不審な物件を発見した際は「さわらない」「蹴飛ばさない」「近寄らない」の原則を守り,警察等への通報をお願いします。

 また,本日,逮捕されたバンダ実施者がガソリン入りのペットボトルを携帯していたことから,この後のバンダにおいて,通行車両等に対し,これらに点火した上で投擲するなどの襲撃をする可能性を否定できないことから,外出する際は充分に御注意下さい。

===転載ここまで===

2013年11月10日日曜日

ネパールバンダ時のカトマンズ空港送迎シャトルバスの臨時運行について

≪カトマンズ空港に待機する市内循環臨時シャトルバス(2013月3月6日撮影)≫

 
 
 明日11月11日に予定されているネパールバンダ(Nepal Banda=全国規模のストライキ)。

ストが実施されると、走行車両が投石されたり焼打ちに会ったりすることがあり、一般車両やタクシー、バスなどが走行を控える。

困るのは、カトマンズ空港から/への足だが、このような時には、カトマンズ空港~市内要所を結ぶシャトルバスが臨時運行される。

今回も、ネパールツーリズムボードと、ヒマラヤンレスキューアソシエーションが手配する臨時シャトルバスが次の3ルートで運行される予定。

時刻表はないため、各ルートのバスの通り道で、余裕をもってバスを待つ必要がある。


◇ ルート1 ◇
カトマンズ空港 ~ ネパール航空オフィス ~ ニューロード ~ ホテル・アンナプルナ ~ ホテル・ヤク&イエティ ~ タメルチョウク ~ ラインチョウル・チョウク ~ ホテル・シャンカール ~ ホテル・アンバサダー ~ カトマンズ空港

Airport -NAC -Newroad -Hotel Annapurna -Hotel Yak & Yeti-Thamel Chowk -Lainchour Chowk- Hotel Shanker Hotel- Ambassador -Airport



↑2010年5月3日、ルート1のタメルチョウク近くで客を乗せていたシャトルバス。本来、タメル入口で乗降するのだが、この時はタメル入口で抗議行動が行われており近づけず、元王宮前で客を乗せていた。

当時の記事→ 
http://dailynepal.blogspot.com/2010/05/532.html



◇ ルート2 
カトマンズ空港 ~ ゴウシャラ ~ シファル ~ バグワティ・バハル ~ ダルバール・マルグ ~ ホテル・ラディソン ~ ホテル・シャングリラ ~ ナラヤン・ゴパール・チョウク ~ マハラジガンジ・チョウク ~ ホテル・ハイアット・リージェンシー ~ チャバヒル・チョウク ~ ホテル・ドゥワリカ ~ カトマンズ空港

Airport –Gausala-Shifal- Bhagawatibahal-Durbar Marg- Hotel Radisson -Hotel Shangrila -Narayan Gopal Chowk -Maharajganj Chowk -Hyatt Regency -Chabahil Chowk -Hotel Dwarika- Airport

 
↑2011年4月27日、ルート2のホテルシャングリラとナラヤンゴパールチョウクの途中で見かけたシャトルバス。
当時の記事→ 
http://dailynepal.blogspot.com/2011/04/blog-post_27.html
 
 
◇ ルート3 ◇
カトマンズ空港 ~ ティンクネ・チョウク ~ ホテル・エベレスト ~ マイティガル・チョウク ~ ホテル・ヒマラヤ ~ セント・ザビエル・スクール ~ ホテル・ソルティー ~ ホテル・グランド ~ カトマンズ空港
 
Airport- Tinkune Chowk -Hotel Everest- Maitighar Chowk- Hotel Himalaya  - St. Xavier’s School-Hotel Soaltee- Hotel Grand - Airport 
 
===
 
今回の運賃は未確認だが、前回、外国人・ネパール人共に1回の乗車につき200ルピーとなっていたので、今回も同額かと思われる。
 
このシャトルバス、非常時のみではなく、常に運行されれば便利なのだが、今のところ平常時の運行はない。

 ≪臨時シャトルバスについての問合せ先≫
Tourist Police: Hot Line Number: 4247041, 01 6213591

Vehicle Service Provider:  Nepal Tourist Vehicle Association

1.  Mr. Raj Bdr. Ojha
Mobile No. 9849561572
Ph.No. 977-01-4418081
 
2. Mr. Mahesh Karki
  Mobile No. 9849421333
  Ph.No. 977-01-4418081
 
Tourism Crisis Cell: Tele: 01-4442555 Mobile no: 9751044088

2013年11月8日金曜日

ネパール全土におけるバンダ(ゼネラル・ストライキ)の実施について(大使館からのお知らせ転載)

11月8日付、在ネパール日本大使館からのお知らせを一部転載します。

===転載ここから===

ネパール全土におけるバンダ(ゼネラル・ストライキ)の実施について
 
1.1月11日(月)~11月20日(水)のネパールバンダ(全国で実施)が予定されています。

バンダ実施中は,車・バイクの交通が妨害され、公共交通が停止する可能性が高いためご注意下さい。車・バイクでの外出に対しては投石等の実力行動により妨害を受けた事例があります。また、ほとんどの商店・飲食店が閉店となることから食料・飲料水・燃料等の備蓄をお勧め致します。

2.治安悪化が懸念されることから,11月18日(月)午後6時~11月20日(水)午前6時の間,インド・ネパール国境は閉鎖されます。

 地方への移動については,報道等から現地の最新関連情報を入手し,状況に応じて旅行計画を変更・延期することを含め,自身の安全確保に努めて下さい。

3.制憲議会選挙当日(11月19日)の車両通行は,政府の決定により一部登録車両の除く一般車両の通行は禁止されることとなります。公共のタクシー・バスも通行が禁止される予定です。

===転載ここまで===

先日当ブログでも話題にしたのだが、選挙活動が盛んになってきている。

先日の記事:11月19日の選挙とネパールバンダ(スト)の予定

今回のバンダを主催する政党の一つの下っ端が運営している駐車場が、旅行者街タメル地区にあって、ティハール祭明けぐらいから、バンダに向けての士気を高めている気配が。

彼ら曰く、「11月11日のバンダは、車だけじゃなくて犬も外を歩かせないぐらいタイトにするから!」と。

大きな混乱もなく過ぎることを願うばかり。

2013年11月5日火曜日

バイティカの想い

ティハール最終日、バイティカ。兄弟姉妹が集まり、姉妹から兄弟へティカをつける儀式を行う日。

・・・

以前、一時期、ガイドたちがトレッキングに行く際、詳細な日記をつけてもらっていたことがあった。しかし、ガイド中に詳細な記録を残してもらうことも、それを邦訳してHPに掲載することも、どちらも面倒な作業で、すぐに途切れてしまったのだが。

今からちょうど10年前のことだ。

参考ページ:ガイドのトレッキング日誌

その中の一つに、毎年バイティカの日が近づくと必ず思い出す日記がある。

【2003年10月26日、ロブチェ(標高4930m)に到着したガイドの日記より】

12時半、ロブチェ着。トレッカーたちがたくさんいて、ロッジは満室。ドミトリー以外部屋はなく、ドミトリー泊。気温はどんどん低くなり、寒さが増す。

ラジオからは、デウシやバイリ(毎年10月頃ネパールで行われるティハールという祭りの際に、子供がご祝儀をもらいながら歌う歌)が聞こえてくる。そうだ、もうティハールが始まったんだ、と、思い出す。

家族が住む村や、実家、親兄弟のことを、思い出してしまう。でも、ロブチェのような山の中で一生を過ごすシェルパ達には、ティハールも、ダサイン(ヒンドゥ教最大の祭り)も、たいした重要性を持たない。僕にとっては、どちらも家族と過ごす、重要な祭りだけど。

普段は、1人や2人、知っているガイドやポーターがいるロブチェだが、今日に限って、知り合いは1人もいない。ラジオからは、次から次へと、デウシやバイリの歌を歌う、子供の声が聞こえてくる。ドミトリーの中にいても、鼻水が出てくるのも気がつかないほど、寒くてしょうがない。僕の目からは、思わず涙が出そうになる。

ロッジには電話があった。家族や友達に、電話をしようと思ったが、1分200ルピーということを知り、あきらめる。気を紛らわすために、雪の中を歩いてみる。雪のロブチェで、不覚にもホームシックを感じてしまった1日だった。(抜粋終わり)

===

ティハールを祝わえない状況で聞くと孤独感と焦燥感が一層募る、バイリやデウシ。知り合いもいない場所で迎えるバイティカの日。

正月を1人、孤独に過ごす状況に、少し似ているかもしれない。

ところで、わずか10年前のことだが、当時はまだ庶民で携帯を持つ者は少なく、また、エベレスト街道でも携帯は通じていなかった。

今や誰もが最低一つは携帯を持ち、エベレスト街道でも、部分的に電波が届きにくいところを除き、カラパタール(標高5545m)でも通話可能な時代。高額な電話料を払って電話をかける必要があった10年前も、今は昔。


時代は変わったが、バイティカの日は兄弟姉妹と過ごしたいという想いは変わらない。

ダサインやティハール中にガイドを仕事に送り出したり、カトマンズのオフィスにスタッフを出勤させたりする際には、いつも、小さな罪悪感を感じてしまうのだが、それも今日で終わり。

明日からまた普通の日々に戻り、私の気も少し楽になる。

2013年11月4日月曜日

ゴバルダンプジャ


神聖なる牝牛の糞に、プジャをする日。

マリーゴールドが飾られている、こんもり盛られている泥のようなものが、牝牛の糞。

毎年、ティハール中に行う儀式の写真を提供してくれる、ヒンドゥ教司祭師一家。今年は飼い牛がなく、ゴバルダンプジャ用の牝牛の糞もやっとの思いでこれだけ集めてきたのだと。

そういわれてみると、昨年のものよりも盛り具合が控え目。

昨年の記事: 神聖なる牝牛の糞

2013年11月3日日曜日

ラクシュミプジャ


富と財宝の女神・ラクシュミにプジャをする日。

ティハール祭を祝う人たちの家では、どの家も朝から掃除をし、ラクシュミを招き入れる準備に大忙し。

街中では、昨日にもまして、飾り用のマリーゴールドを目にするようになる。

オフィスでも毎年、ラクシュミプジャを行っている。



屋外から室内へ、ラクシュミ神が迷わないよう道を作り、その後、灯明をともす。

室内の神棚にプジャをした後、女性スタッフたちがバイリをするのが、毎年の恒例。

※バイリ:女性たちが自分たちをラクシュミ神に見立て、歌や踊りを披露しながら、家々を訪れ富をもたらす風習。



そしてプジャ後には、カジャ(食事)。今日のメニューは鶏肉のカレー。

常駐スタッフ7人分の分量で準備してもらっていたら、仕事を終えたガイドたちが次々戻ってきて12人に。

鶏肉を1.5㎏しか用意していなかったため、祭りの日だというのに、おかわりナシのさみしいカジャになってしまった。



余談ですが、先月より、常駐女性スタッフ4名、深緑色のサリーを制服に着ています。

2013年11月2日土曜日

ククルティハール



昨日から始まったティハール祭。

プジャの際にマリーゴールドの花飾りが欠かせず、今朝も早くから、あちこちで、大量の飾りを担いで路上販売の準備を始める人たちの姿を見かけた。


 
 
そして今日はククルティハール。犬にプジャをする日。

道端で日向ぼっこをしていたどこかの家の飼い犬の首にも、マリーゴールドと、ポインセチアの花輪が。
 
・・・ 
 
ネパール人たち、この日には、気の合う仲間内で「お前(=犬)のプジャの日だなww」などとからかったりする。
 
土曜(日本の日曜にあたる休日)と祭日が重なった本日だが、私の会社では休日出勤+夜まで残業。途中ピリピリする場面もあり、スタッフたち疲労がピークに達しながらも遅くまで仕事。
 
休日出勤手当は、後日給料に計上して渡しているのだが、今日の過剰労働は特別で、帰り際、上乗せ分を当日支給しようとすると、スタッフ、「このお金は何?受け取っていいの?」という戸惑いの顔を。
 
それを見ていた別のスタッフが、すかさず「ククルティハール!」と。
 
今日はククルティハール、つまり、犬が祭られる日なんだから、遠慮なくもらっておきな(犬=キミなんだから)という、仲間内での冗談。
 
この一言で、場が和み、一日を終えることができた。

2013年11月1日金曜日

11月19日の選挙とネパールバンダ(スト)の予定


11月に入った。

本日ティハール祭の開始で、5日まで続く。そしてそれが終わると、11月19日には制憲議会選挙が予定されている。


 

 カトマンズの街中でも、あちこちに貼られている立候補者のポスター。

そして、大きな旗を振りながら、繁華街から住宅街の隅々までを、歩いて回る選挙活動光景によく出くわすようになった。
 
 
 
11月10日~20日までの10日間、制憲議会選挙を阻止する目的の、全国規模のストライキ(ネパールバンダ:Nepal Banda)も予定されている。
 
現在ネパール旅行のハイシーズンで、本当にバンダが実施されると、長距離車両移動や市内観光の足の手配ができなくなる等の大混乱が起きることが予想されるが、選挙自体が実施されるかどうかもまだ怪しく、10日間の連続バンダ(スト)も、本当に実施されるかどうかなど当日にならないとわからない、というのが本当のところ。
 
下手に事前にあれこれ対策しすぎて、ふたを開けてみたら平常でした、というようなことを過去何度も経験しているので、ティハール祭明けてからの動きを見て考えようとのんきに構えている。
 
ネパールでは、綿密な事前計画は役に立たず、土壇場の状況を見て決めたほうが効果が高いことも多いのだ。
 
バンダでも、最近の流れからすると、ツーリスト専用車両(緑色ナンバー車)は影響は受けないのではないかと、旅行業関係者の多くが予想しているが、さてどうなることやら。