2012年9月29日土曜日

ネパール国内線飛行機事故のこと

昨日起きたシタエア墜落事故は、外国人トレッカーにも人気の、エベレスト方面トレッキングエリアの玄関口、ルクラ空港を目指していた。
 
昨日も、私の会社の利用者の方の、早朝便の予約がいくつか入っていた。最初、スタッフからマウンテンフライト墜落、という情報が入り、その後ルクラ行と訂正してきたのだが、どちらの手配もあったので、朝から血の気が引く思いだった。

その後立て続けに、日本の報道機関国際部の方からの問合せ電話が2件。電話に出ながら並行して見ていたニュースで、乗客に日本人5名が含まれている可能性がある、ということを知る。その後、亡くなったのは中国人だったと発表されたが、日本人だったら、日本でも大きなニュースになっていたに違いない。

カトマンズ~ルクラ間、タラエア便とアグニエア便が定期運航している。シタエアは、最近運航状況が安定していなかったので、私たちは取り扱っていない。シタのルクラ便が、まだ運航されていたことに、正直驚いた。
  
今回の事故機は、離発着が難しい ルクラ空港行きだったが、墜落したのはカトマンズ空港そばだった。機体に問題があったのかと思っていたら、離陸直後、機体に鳥がぶつかったことが原因だという。
 
カトマンズ離発着便に鳥がぶつかる事故は以前から問題になっていて、何年か前には、鳥が廃棄肉をたかりに来るのも原因の一つ、という理由で、空港周辺の肉屋やセクワ(焼き鳥)屋を撤去させるとかさせないとかいう、あまり本質的な解決法ではないような話題が出ていたこともある。

余談だが、確かに、空港周辺、おいしいセクワ屋が多くて、「エアポートセクワ」と名付ければ集客できる、とも言われているほど。
 
話がそれたが、今回の事故では、原因の鳥の画像まで公開されている。しかし、本当に、鳥との接触だけが原因なのだろうかと、不審に思っている現地人も、周りには多い。

ところで、今回に限らず、ネパール国内での空の事故は多く、国内線定期便、チャーター機(飛行機、ヘリコプター含む)をすべて合わせると、毎年必ず2~3機は堕ちているのではないか、という頻度。
 
その中でも、外国人旅行者の利用が非常に多いルートで、当ブログでも記事にしていた、記憶に新しい事故は次の通り。
 
2012年5月14日アグニエア機 ポカラ発ジョムソン行き:
 
2011年9月25日ブッダエア機 カトマンズ発マウンテンフライト(日本人1名犠牲)
 
2010年8月24日アグニ機カトマンズ発ルクラ行(日本人1名犠牲)
 
2008年10月8日イエティ機カトマンズ発ルクラ行
 
ちなみに、確かシタエアだったと思うのだが、2004年10月、私の会社のガイドと日本人ゲストが乗ったカトマンズ発ルクラ行きが、ルクラ着陸時に胴体着陸。エンジンから火が噴き始めたとかで、乗客が、持っていたトレッキングポールで窓ガラスを突き破り、脱出した、ということもあった。

今思い返してみても、ぞっとする。

今回の事故も含め、すべて山岳方面へのフライト。ジョムソンやルクラ空港は、周囲を高い山に囲まれ、強風が吹くと翼が山に接触したり、視界不良で山に激突したりする危険を伴うため、すぐ欠航になる。そういう危険な空港へのフライトだから、事故も多いのかと思うと、直接の原因は、パイロットの判断ミスとか、鳥と接触とか、機体不良とかで、危険な空港発着便であるということとは、関係ないケースも多い。

事故は起きないまでも、どの航空会社も「テクニカルプロブレム」を理由に遅延や欠航となることもよくある。

つまり、どの路線でも、どの航空会社の便を利用しても、事故は起こりうるということ。

正直なところ、ネパールの国内線には乗りたくない、というのが、私の個人的な本音。

あと、余談だが、ルクラ路線の、特にルクラ発カトマンズ戻りの便。ハイシーズン中の混み合う時期で、しかも欠航続きでルクラ空港に待機客があふれ、空港が混乱しているときなど、他人の搭乗券を渡されて、来た便に乗り込む、というような状況になることも時々ある。

こういう便が、捜索が難しい山の中に墜落したら、、、。

・・・

事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

2012年9月28日金曜日

カトマンズ発ルクラ行シタエア機墜落事故


本日、カトマンズ空港を発ったカトマンズ発ルクラ行シタエア始発便が、離陸直後、空港近くの川に墜落。

乗客乗員19名が死亡したというニュースが。

本日も、タラエアにてルクラへ行くゲストがいて、事故のニュースに焦る。

写真は、以前ルクラ空港にて撮影した、シタエア機。

ルクラ便は、最近では2008年10月、2010年8月にも墜落している。

2008年10月:イエティ(現タラ)エア機墜落
http://dailynepal.blogspot.com/2008/10/blog-post_08.html

2010年8月:アグニエア機墜落事故
http://dailynepal.blogspot.com/2010/08/blog-post_24.html

今回の関連情報は、また後程更新予定。

2012年9月24日月曜日

ポカラ空港における抗議活動の実施について(大使館からのお知らせ転載)

2012924日付、在カトマンズ日本大使館からのお知らせを転載します。

===転載ここから===

ポカラ空港における抗議活動の実施について

大使館に入った情報によりますと、ポカラ国際空港の早期建設を求める団体は、ポカラ空港前で、抗議活動を以下の日程で実施するとしています。

925日(火)~28日(金) 8:0012:00
929日(土)、30日(日) 12:0015:00

このため、ポカラ空港は上記の時間帯において閉鎖される模様です。さらに、政府との話し合いにより、合意が得られない場合は10月1日(月)、終日空港を閉鎖するとしていますので、旅行等の予定のある方は今後の報道に注意して下さい。

===転載ここまで===

コメント:

秋の旅行シーズンに入っていて、影響続出なのですが・・。

ただし、先日もポカラ空港閉鎖が予定されていて、急きょバス移動に切り替えたところ、前日午後になって、撤回され、変更した意味がなくなってしまった、ということがありましたので、今後また直前に撤回される可能性大です。

事前の判断が難しいのですが、予約者の方で気になる方は、ご連絡ください。

2012年9月23日日曜日

ティージいろいろ


先日の、女性の祭・ティージ関連の写真を少し。

ティージ当日は終日断食をして過ごす女性も多い。唾さえ飲み込まない人もいるほど。

断食に備え、前日に、ダル・カネ(दर खाने )といって、ご馳走をたくさん食べる習慣があり、 オフィスのカジャ(軽食)も、この日(9/17)は、ちょっとしたご馳走メニューに。

当日は、女性スタッフも、サリーを着て出勤。

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そして9/18、ティージ当日。
 
小雨が降る中、赤いサリーを着た女性たちの集団が、カトマンズ空港近くにあるパシュパティナート寺院に向かう様子。
 
例年周辺は混雑し、車両通行止めとなるほど。当日、ハイアットから空港までの送迎があったのだが、すいていれば15分もかからない道のりなのに、迂回を余儀なくされ、1時間以上かかった、というハプニングも。
 
 
 
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中1日おいて9/19、リシ・パンチャミ。プジャをして、ティージが終わる。 カトマンズ市内の広場や、寺院でも、女性たちが司祭師を囲み、プジャをする光景が。
 
 
 
 
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以前のティージ関連記事:
 

2012年9月17日月曜日

機械にプジャをする日:ビシュワカルマ・プジャ


ネパールにはいろいろなものにプジャ(祈りの儀式)をするのだが、本日は、機械類にプジャをする、ビシュワカルマ・プジャ(बिश्व कर्म पूजा)の日。

(カタカナ表記が難しく、過去自分が使ったカタカナを探ってみたら、ビソワカルマとか、ビスワカルマ、というのもあった)

本来は鉄でできたものへのプジャをするのだと聞いたことがあるが、機械やエンジン類を含む、工場や車などがプジャの対象になる。

先月買い換えた車にも、安全祈願のプジャをしてもらう。

エンジン部分に、ヒンドゥ教のプジャに欠かせない赤い粉や、花びらを置いて、最後にココナッツの汁をふりかける。

そんな異物を放り込んで、余計危険じゃないのか、と思ってしまうが、これをやらないと意味がないというから、司祭師に任せるしかない。

そういえば以前、「パソコンにもプジャしたほうがよくない?」と持ちかけられたことがあった。

精密機器にココナッツの汁をふりかけられてはたまらないと、隅に小さく、プジャの印の赤い粉をつけてもらうだけにとどめておいたが。

2012年9月13日木曜日

道の真ん中でくつろぐ犬



ネパールの人は、車やバイクの警笛をとにかく必要以上に鳴らす。

以前、カトマンズ市内の道約3㎞を40分かけて歩いた際、明らかに耳に入ってきた警笛音が436発だったことがある。

以前の記事:
http://dailynepal.blogspot.com/2008/02/blog-post_28.html

日本と比べること自体ナンセンスだが、先日4か月間一時帰国していた際に耳にした警笛音は、軽く鳴らすお礼音を除き、ゼロだった気がする。



警笛音があちこちにあふれ過ぎているせいか、至近距離での警笛にも注意を払う通行人は、あまりいない。聞こえているのかいないのか、知らん顔、ということが多い。

それは、犬も同じだったりする。

通勤途中の道の真ん中に、いつも横たわっている近所の飼い犬。

車で徐行しながら至近距離まで近づいても、そっぽを向き続けている。

警笛を何回か鳴らして初めて、面倒くさそうに顔をこちらに向ける。そしてやっと、重い腰を上げて、のそのそ道をよける。

何秒でどいてくれるか、を計るのが、毎日の楽しみになってしまった。

2012年9月11日火曜日

秋の果物、サリファ (仏頭果、釈迦頭、バンレイシ)


秋の味覚の一つ、サリファ(सरिफा)。バンレイシ、仏頭果、釈迦頭とも呼ばれる果物。

カトマンズの果物屋で1㎏150ルピーほど。

私が気づかなかっただけかもしれないが、カトマンズの果物屋で見かけるようになったのは、最近なのではないかと思う。

手で割ると、中からトロッとした、濃厚で甘い果実が出てくる。カスタードアップルともいわれるそうで、なるほど納得する味。

カトマンズでは馴染みの薄い果物だが、12年前のダサインの季節、カブレ郡に住むタマン族の知人の家まで険しい山道を歩いて訪問した際、このサリファが道すがらあちこちの木になっていて、もぎ取っては食べた、という懐かしい思い出がある。

今考えるととても贅沢なことだった。

2012年9月6日木曜日

ネパール国内線値上げ:2012年9月5日より

ネパール国内線、燃油料値上げに伴い、半年ぶりに値上げとなっています。

旅行者の利用の多い主な路線の代金は、以下の通りです。

≪片道国内線料金(燃油料込)≫
 カトマンズ~ポカラ間 100USドル → 102USドル
 カトマンズ~ルクラ間 138USドル → 140USドル
 マウンテンフライト 176USドル → 182USドル
 ポカラ~ジョムソン 94USドル → 95USドル

今回の値上げ料金については、私の経営する旅行会社・ヒマラヤンアクティビティーズの国内線運賃のページに、主要ルートの新料金を掲載していますのでご参照ください。

http://www.himalayanactivities.com/domesticflight.htm

2012年9月5日水曜日

ニガウリ



毎日オフィスのキッチン担当スタッフが、カジャ(軽食)を作ってくれる。

軽食といっても、おなかにたまる、割としっかりした食事。

最近は、季節がら、ニガウリメニューが多い。



ネパールでは、ニガウリは綿や種も一緒に調理してしまう。

わっか状態もきれいだが、中身が入った断面図もまた芸術的。