2007年11月28日水曜日

最近のこと

朝夕は、だいぶ冷えるようになってた。

家も事務所も、日中でも室温は18度ぐらいまでしかあがらない。日中は、日向ぼっこをしに外に出たほうが、断然暖かい季節になった。

~ ~ ~

ところで、話は突然変わって私事になりますが、

12月1日(土)17時頃からNHKラジオ第一放送で放送される番組『地球ラジオ』に電話出演させていただく予定です。よろしければお聞きください。(ラジオからはもちろん、番組のHPからインターネット上でも聞けるようです)

2007年11月26日月曜日

ゴミを燃やす




夜のカトマンズ市内。

街角に放置されたゴミが目立つようになると、こうやって、火を放って燃やすことが多い。

プラスチックもビニール袋も、何もかもお構いなく燃やしてしまう。

2007年11月20日火曜日

サツマイモと本日のヒマラヤ




明日は、蒸かしたサツマイモやサトイモを食べる習慣のある日。市場などでは、いつもよりも目立つように芋類が並べられていた。1kg30ルピー(約60円)。





今が旬の芋類。一般的に出回っているサツマイモは、日本のものと比べると甘みが少ない。サトイモは日本のと同じ。長いもは驚くほど粘りがあって、とろろご飯にすると何杯でも食が進む。





中央郵便局付近からの風景。ここのところずっと、カトマンズ市内からもヒマラヤの白い峰が見えている。

2007年11月18日日曜日

カトマンズの何気ない風景




街でみかん売りを見かけるようになると、冬が近づいていることを実感する。

カトマンズの東、仏教寺院ボダナート(目玉寺院)近くにあるChabahil Stupa(*)にて。

日中の気温は20度を越え、刺すような強い日差しのため、外にいるとまだまだ暑いのだが、朝晩はだいぶ冷えるようになり、室温は20度を切っている。

先週からずっと秋晴れも続き、カトマンズ市内からでも、比較的はっきりとヒマラヤが見えている日が多い。





空港近くにあるヒンドゥ寺院・パシュパティナートのそばの橋から見えるヒマラヤ。

今の時期、ネパールに来る際、日中に入国できるフライトを利用すると、カトマンズ・トリブバン空港に到着する30分程前から、北方向にヒマラヤ山脈がきれいに見渡せる。

カトマンズ空港到着後も、近くの丘の向こうからちらっと顔を出すヒマラヤが見られる。そして、市内に移動する途中でも、北方向に注意していると、ところどころ、建物の合間から白い峰を見つけることが出来るのだ。

(*) Chabahil Stupa:ボダナートから見ると、カトマンズ市街寄り約2km程の場所にある。余談だが、初めてボダナートを訪れた11年前、このストゥーパの横を通りかかり、ボダナートと間違えそうになったことがある。

2007年11月17日土曜日

ネパールの薬原料屋で売られる自然の石鹸『リタ』




街中にある、ごく普通の商店。店の外におかれた白い袋の中には、木の枝や木の実のようなもの、茶色い粉類などが入っている。

看板もなく、似たような店が周りにたくさんあるから、何度行っても、迷いそうになる。次のものを買うために、時々訪れる。





ほぼ実物大の写真。Ritha(リタ)と呼ばれるもので、砕いて1日ほど水につけておくと、泡が出てきて、液体せっけん代わりになるのだ。木の実で、中には直径1.5cm程の球状の種がある。

~ ~ ~

私事になるが、幼少の頃から、日本の実家では合成界面活性剤が含まれる洗剤は使わない生活を送っていた。

子供の頃は、石鹸シャンプーで洗髪したあとは、レモン汁や酢をリンス代わりに使用していたこともある。さすがに、年頃になってから友達と話が合わなくなり、私と妹は市販のシャンプー(合成界面活性剤入)を使うようになってしまったのだが。

話を戻すが、ネパールでは、市販の合成洗剤を使って洗濯をしていたのだが、衣類に残る残留洗剤によるものであろうと思われる皮膚のかぶれに悩まされるようになった。

洗剤を変えてみようと思ったのだが、日本で使っていたような洗剤は、ネパールでは入手が難しい。しかし、ネパールではアユルヴェーダの影響で、薬効成分のある植物が普通に街で売られている。そこで見つけたのが、リタだった。激しい汚れは落ちないのだが、埃や汗を落とすのが目的である普通の洗濯には特に支障もなく使える。使用後のふやけたリタの残骸は、庭に穴を掘って捨てられるのもいい。

現在、カトマンズ市内に住む庶民たちで、この木の実を洗剤(石鹸)代わりに使う人はほとんどいないようだ。途上国であるネパールでは、体や環境に害があろうがなかろうが、新しいもの(汚れがよくおちる合成洗剤)を使用することに対する憧れは強く、昔から使われてきた自然の洗剤(リタ)を使うことなど、時代遅れ、という発想を持つ人のほうが多いからであろう。

しかし、女性たちがヘアケア用に使うことはよくある。この木の実を原料とした石鹸やシャンプーなどの製品などは使われている。

ちなみに、冒頭の商店で売られている木の枝や茶色い粉類、すべて、薬効成分のある植物で、挽いたり煎じたりして、薬(服用)として使用できるもの。つまりこの店は、薬の原料屋(中国で言うところの漢方薬屋?)というわけだ。

2007年11月14日水曜日

ヒマラヤと、聖なる牝牛とゴミ




本日は、朝からきれいなヒマラヤが見えていた。

朝7時頃、カトマンズ郊外にて。





さて、先日、ゴミの話題を掲載したが、少しずつ回収が始まっている。しかし、まだ、アサン市場にはゴミが散乱していて、先日見たときよりも、ゴミの量が増えていた。





先日も写真を掲載したが、アサンの通りにある寺院の前のゴミの量も、いっそう増えていた。そしてそのゴミの山には、2頭の牝牛がゴミを貪り喰っていた。

いわずもがな、牝牛というのは、ヒンドゥ教にとって聖なる生き物。母のような存在。





そして、この寺院のすぐ横にある商店の看板に、誰にでも目に付くように、大きく書かれている言葉がこれ。

寺院の周りをきれいに保ちましょう

何たる皮肉な組み合わせ。

道行く人が、このいずれにもまったく無関心な点も、ある意味、感嘆に値する。

2007年11月13日火曜日

ネパールトレッキング:マオイスト強制寄付金領収証




先日から何度か話題に出しているが、主流トレッキングルート上で、マオイストによる強制寄付金徴収がされている。

寄付金を支払うと、上記のような領収書を渡される。

アンナプルナ方面では、ほぼどのルートを歩くにしても、遭遇してしまう。

上記領収書は、11月初旬、ティプリャン(ベニの少し上)で徴収された際、発行されたもの。5日間で500ルピー。トレッキングの最終日に遭遇してしまい、支払う羽目になった。

2007年11月12日月曜日

祭明けに待っていたカトマンズの現実




きれいな光の祭『ティハール』も昨日終わり、また日常が戻ってきた。

ここのところまた、ゴミ収集がされておらず、あちこちでゴミの山を見かける。道行く人(現地人)は、ほとんど気にならない様子。

マリーゴールド売りの目の前のゴミの山に、使用済みマリーゴールドが無造作に捨てられている。こんな光景を見て心を痛めるのは外国人(私)だけかもしれない。





ゴミの山を背に、野菜を売る人もいる。これぐらいたくましくないと、商売などやっていけないのかもしれない。





寺院の前にも、ゴミは捨てられ山となる。ネパールの人たちは皆、信仰心が深いはずなのだが、宗教上の建物の前にゴミを捨てることに関しては特に気にしない。

カトマンズ市内に、バグマティ川が流れている。ヒンドゥ教徒の聖地・インドのガンジス川の支流とされる聖なる川。通り過ぎるとき川に対して祈りを捧げる人が多いのだが、それと同時に、家庭ゴミを堂々と投げ捨てる人も多い。汚染がひどく、実際に見ると、ヘドロがたまったドブ川でしかない。拝みもし、ゴミも捨てる、という、矛盾した行為には理解に苦しむが、これが彼らの自然な発想。

「いくらなんでも、寺院の前にこれだけのゴミを捨てて、恥ずかしくないのかしら?」と、地元の店主に聞くと「どうするもこうするも、これがネパールだからねえ。あと1~2日すれば、またもとの道戻るから、それでいいんじゃないの」という無関心な答えが返ってきた。

昨日までの祭気分は一気に醒め、またしたたかな日常が始まった。

2007年11月11日日曜日

ティハール祭:バイティカの日に欠かせない千日草の首飾り




バイティカの日は、毎年、私もカトマンズ郊外・仏教寺院ボダナートの奥にある知人の家を訪ずれ、ティカの儀式に参加させてもらう。

大通りをそれ、奥のほうに入っていくにつれ、収穫前の稗(ひえ)と、満開の菜の花が育つ田畑がたくさん見られるようになる。

そんな田畑を背景に、バイティカの儀式を終えた人々(おでこに色とりどりのティカをつけ、千日草(千日紅)で作った花輪(*)を首からかけた人々)が幸せそうに、そして、なんとなく誇らしげな顔をしながら歩いているのを見ると、毎年、とても平和な気分になる。

(*) 千日たっても枯れないといわれる千日草(ネパール語ではマカマリの花)。普段、花輪といえばマリーゴールドであるネパールだが、兄弟姉妹の末永い幸せと健康を願って行うバイティカの儀式には、縁起のよい千日草の花輪が必需品。

ダサイン・ティハールと、祭りに浮かれた秋の1ヶ月もこれで終わり、明日からまた普通の日々が始まる。そして、秋も深まり、少しずつ寒くなっていくカトマンズなのだ。

冒頭の写真は、今朝の野菜市場にて。千日草が庭に生えている知人の家では、バイティカ用の花輪はすべて手作りだが、自分で手作りの花輪を準備できない場合は、こうやって売られる花輪を購入することになる。

2007年11月10日土曜日

ティハール祭:早朝のヒマラヤと、牝牛のプジャ




昨日午後、季節はずれの雨が降ったおかげで、本日早朝は、朝もやの向こうにヒマラヤが見えていた。カトマンズ郊外の村にて。





さて本日は、牝牛にプジャをする日でもあった(写真は2年前のもの)。

2007年11月9日金曜日

ティハール祭:ラクシュミ女神にプジャをする日




ティハールがはじまって、町のミタイ屋(ネパール、インドの甘いお菓子屋)は、色とりどりの菓子を並べ始めた。

神棚にお供えするために購入していく人たちも多かったようだ。

原材料に牛乳、砂糖、ココナッツ、米粉などが使われるのこの菓子類、驚くほどの激甘。そして、驚くほどの着色が施される。ハエやハチが常にたかり、すごい状態で売られていることが多い。

~ ~ ~

ところで、この時期には珍しく、午後から雨が降った。『バイリ』(*)はどうなってしまうんだろうね、とネパール人たちは話していたが、雨は夜には止んだので、影響はでなかったようだ。

(*) (主に)子供たちが近所を回り、歌や踊りを見せながらおひねりをもらい歩く習慣。この日は主に女の子たちが主役となり、家々を周るので、『バイリ』と呼ばれる。(男の子も参加する場合は『バイロ』と呼び名が変わるが、本来、男の子の出番『デウシ』は明日)。バイリ(またはデウシ)の様子は 昨年の記事 をご参照ください。





村のとある家庭にて。この家庭では、ラクシュミプジャの際、必ずクチョ(ネパールの柄無ほうき。『アムリサ』と呼ばれる植物から作られる)を傍らに置きプジャをする。

『夜、掃き掃除をしてはいけない。(日没後、家の中から外に何かを掃くと、同時に、家の中の富・財・幸(=ラクシュミ女神)が一緒に逃げてしまうから』という俗信がネパールにはあるのだが、ここから由来し、ラクシュミが逃げないよう、ほうきもラクシュミ神の横に備え、一緒にプジャをするのだそうだ。

2007年11月8日木曜日

ティハール祭:かわいい犬が見られる日




ティハール祭2日目は、犬にプジャ(供養)をする日(ククル・ティハール)で、おでこに赤いティカ(供養後につけるしるし)やマリーゴールドの首飾りをかけてあげる日。

毎年、あちこちで、かわいい(滑稽な?)姿の犬が見られる。

私の家の大家が飼っている犬(雄2歳)もプジャをしてもらっていて、きりりとキマッていた。

余談だが、この犬、私の飼い猫(雄3歳)には、いつまでたっても近づけない、つれない関係。








家の敷地内で、猫が日向ぼっこをしていると、そろりそろりと近づいて、少し距離を置いて腰を下ろす。









ときどきかまってほしくなるようで、調子に乗って近づくと、








この通り。シャーっとやられてしまい、鼻の頭をひっかかれて、うっすら血をにじませながら、すごすご退散していく羽目になるのだ。

ネパールトレッキング:マオイストによる寄付徴収情報追加

10月28日に、私たちのガイド(とお客様)が実際に遭遇したマオイストの寄付徴収ケースを書いたのだが、その追加。

≪エベレスト方面≫
10月初めには遭遇したルクラ空港周辺での徴収だが、その後10月半ば頃には遭遇しなくなっていた。しかし、10月末の時点での徴収は、再び空港周辺であった模様。外国人トレッカー1人当たり100ルピー。

なお、ルクラより先の『ガート』では、ガイド、ポーター分の徴収もされたとのこと。こちらも、1人当たり100ルピー。

状況によって徴収されたりされなかったりであるようだが、遭遇してしまったら支払うしかない。

≪アンナプルナ方面≫
ナヤプル~ゴレパニの途中『ビレタンティ』にて、トレッキング日数1日あたり×100ルピーの徴収あり。10月末時点での状況。

それより少し前の報告だと、1人当たり100ルピーで大丈夫だったと聞いていたのだが、以前のように日数制になっているようだ。

ガイドからの報告が入るのにタイムラグが生じてしまうため、2週間ほど前の情報となってしまうのだが、今後も、実際の遭遇例を掲載していきたい。

2007年11月6日火曜日

ティハール祭:光の儀式ももうすぐ



昨日も少し触れたのだが、手前にあるのが、この時期の新月の日の日没後、富の女神ラクシュミを家に招き入れる儀式で使う、素焼きの器。

こにギウ(バター)や菜種油と芯をいれ、108個のオイルランプに火をともし、家の外から中まで続くよう並べる。この明かりを道しるべに、ラクシュミが天から舞い降りてきてくれるのだ。

祭りや儀式は、たいてい面白い物語と結びついている。

この儀式にも、『辺りが真っ暗になる新月の夜、貧しい老夫婦が、食べ物もなく夜も眠れず明かりをつけて家の中にいたところ、その明かりを目印に空から舞い降りてきたラクシュミ神が、その後、その老夫婦に富と豊財を与えてくれた』という話がある。




ライトアップ用のろうそくも、大量に市場に並ぶ。

このほか、電飾など出回る。クリスマス仕様のものを、外国から輸入しているのだろう。電気をつけるとクリスマスソングも一緒に流れているものがあって、季節はずれ感がおかしい。しかし、クリスマスの習慣がないネパールでは、流れてくるその音楽がクリスマスソングであることなど、まったく知らない人も多い。




商店などでは、すでに光の装飾を始めているところも多い。写真は、カトマンズ市内にある大きなスーパーマーケット。

この程度の電飾は、日本や先進諸国では、ライトアップのうちにも入らないかもしれない。しかし、カトマンズで、夜、たくさんの電飾が一度に見られるのはこの時期だけで、わくわくしてくるのだ。

さて、この店では、先日から、店内BGMにティハールの歌も流すようになった。

♪ 聖なる牝牛の糞で土間も塗り替えて/ラクシュミ女神を家に迎え入れることができました/新月の夜、幸運があなたの家にもやってきましたよ ♪

ティハールのときだけに聴くことができるこの歌は、わくわく気分を盛り上げる。先日から、無意識のうちに口ずさんでいる私なのだ。

2007年11月5日月曜日

ティハール祭:バザールに並ぶ鮮やかな色粉とダカトピー



いよいよ今週半ばからは、ダサイン後の、ヒンドゥ教徒にとっての大きな祭り、ティハールがはじまる。

市場にはティハールに欠かせないグッズが並び始めた。

ティハール最終日、姉妹⇔兄弟間で、お互いのおでこに付け合う鮮やかな色粉。




必要な分量だけをすくって、新聞紙に包んでくれる。




新月の日(今年は11月9日)の日没後、ラクシュミ女神を家に招き入れる儀式をする際、オイルランプをともすために使う素焼きの器や、ティハール祭の最終日、姉妹から兄弟に渡すための新しいダカトピー(*)なども並んでいる。

(*) ダカ・トピー:ネパール伝統のダカ織布で作られた、男性の正装に必要な帽子。




ラクシュミ神のポスターも、よりどりみどり。

2007年11月2日金曜日

大使館からのお知らせ転載:爆発事件の発生について

11月2日付け『大使館からのお知らせ』転載です。

~ ~ ~ 転載ここから ~ ~ ~

爆弾事件の発生について

当館に入った情報によれば、昨日の木曜日(11月1日)、カトマンズから南方インド国境付近のビルガンジ市内、ネパールテレコムという政府機関の事務所付近路上において爆弾事件が発生し、1名が死亡、5名が負傷したとのことです。なお、同爆弾事件の犯人については、現在捜査中です。幸い、邦人は含まれていませんでした。

ビルガンジ市内については、ここ数ヶ月間で何件かの爆弾事件が発生していますので、今後同市に訪問する際は、十分に気をつけて下さい。

~ ~ ~ 転載ここまで ~ ~ ~

参考までに、ビルガンジ(ビールガンジ)は、カトマンズから直線距離で約100km弱ほどの場所にあります。

日本のように、高速道路の設備が整っていれば車で約1時間ほどで到着できてしまいそうな距離ですが、ここは山国のネパール。カトマンズから陸路車両移動する場合、幹線道路を利用しても、順調にいって6時間~10時間(場合によってはそれ以上)はかかります。

このため、カトマンズでこのニュースを知っても、非常に遠い地域での出来事のように感じてしまう、というのが実情です。

2007年11月1日木曜日

平然と存在する障害物、油断するとこうなる

ネパールでは、思いもよらない場所に、考えられないような障害物が存在することがよくある。バリアフリーとは程遠い世界だ。

車道に突如として現れる大きな穴、意味のない段差。これらは、当たり前すぎて障害物のうちに入らないかもしれない。

カトマンズ市内の大きなスーパーマーケットでも、ずっと気になっている障害物があった。

パン売り場の壁に、トレー置き場が設置されていたのだが、地面から140cmほどの高さに取り付けられていて、棚の部分が壁から50cmほど出っ張っており、ちょうど、子供が頭をぶつけそうな位置具合だったのだ。店内で落ち着きなく走り回っている子供など、棚の角に頭を激打した事例もあるのではないだろうか。

大人の私でも、無意識に歩いていて思わずぶつかりそうになったことしばしば。日本であれば、即刻大問題になりそうな設置法でずっと気になっていたのだが、最近設置場所が変わり、比較的まともな位置になった。(それでも、出っ張っていることには変わりないが)  

いスーパーマーケットだから、もしかすると苦情があったのかもしれない、などと思っている。

追記:棚の設置位置が変わったと思ったのは私の勘違いで、相変わらず危ない位置に設置されたままだった。その棚は、ちょうど、私の首から下の高さにあるため、一瞬視界には入らない。このため、ホント、ぶつかりそうになって怖いのだ。

さて、前置きが長くなったが、昨晩、夕飯をご馳走になりに、スタッフの1人の家を訪れた。家は、大通りから少し中に入った場所にあり、家までの50mほど、畑の間のあぜ道と段差のある未舗装道を歩かされた。

すでに日は暮れており、あたりは薄暗くなっていた。歩き慣れているスタッフ(女性)は、かかとの高いサンダル履きで、ぬかるんだ歩きにくい道をすいすい進んでいくのだが、私にとっては初めての道で、なおかつ薄暗くなっていたため、転ばないように足元に注意しつつ、前かがみになりながら慎重に進んで行った。

そして、やっと家の敷地内に到着。地面もコンクリートで固められており、もう足元に注意を払う必要もない。ほっとして、前かがみの姿勢から普通の姿勢に戻した直後、事件は起こった。

左頭部を、何かに思い切りぶつけたのだ。

激痛が走り、思わずその場にしゃがみこんでしまった。左目からは、泣いてもいないのに涙が自然に出てくる。

初め何が起きたのかわからなかったのだが、そこは屋外の水場になっており、地上150cmほどの場所に、水道の蛇口が飛び出ていたのだ。前方に注意を払っていなかったことと、すでに薄暗く蛇口がほとんど見えなかったこともあり、姿勢を伸ばしたとたんに、その細い鉄製の蛇口に、頭を激打したのだった。

頭が切れていてもおかしくないような突起物の形状だったが、幸い血は出ていないようだった。が、頭の傷は、血が出たほうがよいというから、こぶができただけでよかったのか悪かったのか。今でも少し痛むが、それ以外の症状はないので、たいした影響はないことを信じたい。

それはそうと、私が頭をぶつけてから、スタッフは一言。「あ、ぶつけちゃいました?そこ水場で、蛇口が出てるんですよ」

・・・今更遅い。そして、気配りゼロ! 

家までのメイン通路に、ぐっさりぶつけてください、といわんばかりの絶妙な高さで、飛び出ている蛇口。

少しでも気を抜くとこういうことになるから、ネパール生活での油断は禁物だ。