ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2014年10月24日金曜日

地面に描かれる曼荼羅


ネワール族の新年でもある本日。ネワール族住人の多いタメル地区には、あちこちに、Happy New Yearの垂れ幕が。

街では、新年のパレードをする姿も見られた。

毎年この日、ネワール族の新年とティハール祭を祝い、タメル地区中心部のナルシン・チョウクの路上には、大きな曼陀羅画が描かれる。

ダルバートのダルスープにも使われる豆各種、米、マリーゴールドの花びら、アビル(プジャの際に利用する赤い粉)などを使って描かれるそうだ。

2014年10月23日木曜日

ラクシュミプジャの1日

 
 

ティハール3日目は、富の女神ラクシュミ神を家に導きいれる日。

オフィスでも、毎年行っている。



ラクシュミ神が迷わず舞い降りるための円の模様と、道しるべを赤土で描く。マリーゴールドの花びらで飾りつけし、ところどころにオイルランプを灯す。

 

 
毎年のスタイルは同じだけれど、微妙に模様が変わっているんだなあと、過去の記録と見比べてみたり。今年のは簡易版かも。
 
オフィスの過去のラクシュミプジャ: 2011年  2012年   2013年
 
 
 
 
 
この日の朝には、街中のいたるところで、山積みになったマリーゴールドの飾りを見かけることができる。門や窓を、この飾りで飾る習慣があるのだ。
 
・・・ 
 
午後になると、オフィスにも、バイリ/バイロ隊がやってくる。歌ったり踊ったりしながら、次々やってくるバイリ(バイロ)隊に、ダチナ(ご祝儀)を渡す。
 


オフィスにも、近所のホテルの従業員たちがやってきた。外でも、バンド機材とスピーカーをそろえた、本格的なバンド隊が大音量で歌とダンスを披露。

ゆっくり鑑賞したいのはやまやまだけれど、仕事が山積みで、窓を閉め切って作業。

夕方には緊急事態も発生し、緊迫状態で電話対応する中、外では大音量の楽しい歌声。

日没後、キラキラ光る街のイルミネーションを見ながら帰宅し、一段落した後、近所のあちこちから聞こえる、夜まで続く楽しい歌声を聴きながら過 ごすのが、例年のこの日の流れ。

ダサイン・ティハールなく仕事仕事で、ネパール人のスタッフたちには申し訳ないなあ、と感じつつ。

2014年10月22日水曜日

犬にプジャをする日


今年は10月21日から始まったティハール祭。

1日目はカラスにプジャをする日、2日目の今日は犬にプジャをする日。

マリーゴールドの花輪を首からかけてもらい、おでこに赤いティカをつけてもらう。

街中の犬がこんな状態で、ほほえましくなってしまう日なのだ。

2014年10月16日木曜日

(追加、訂正あり)ヒマラヤ豪雪、アンナプルナ方面雪の事故関連

インドに上陸していたサイクロンの影響で、10月13日、14日とネパール全土で悪天候となっていた。この2日間、カトマンズでは大雨。
 
高地では豪雪となったところもあり、アンナプルナ方面で大規模な雪の事故があったというニュースは日本でも報道された。
 
これを受けて、トレッキング予約者の方、これから予定されている方、トレッキング中の日本の家族の方、メディアの方からの問い合わせが殺到。
 
「アンナプルナ方面での事故」とのことで、「プーンヒルやアンナプルナベースキャンプには行けるのか」という問い合わせが一番多かった。
 
また、1~2か月後のトレッキングに影響は出るか?というような相談も。
 
アンナプルナ方面で多くの人が訪れる一般的なトレッキングコースの中で、今回の悪天候で影響が出たのはアンナプルナ外周コース。
 
ちょうど14日にベシサハルからチャーメまで移動する予定だったガイドからの情報によれば、13日・14日の時点でチャーメまでの道は悪路のため通行不可。チャムジェ止まりとなっていたと。(現在もチャムジェどまり)
 
トロンフェディあたりでの雪による事故で、マナンに停滞、もしくはマナンから引き返す人は、本日もたくさんいると。
 
ただ、別のガイドからは、本日トロンパス越えしてムクティナートに抜けられたとの連絡も。
 
このエリア以外にも、13日、14日の大雨中、各地にガイドたちが出ていた。16日までの時点で得られた、当時の現地情報は次の通り。
 
≪アンナプルナ方面≫
ゴレパニ・プーンヒル方面:13日、14日の悪天候の2日間も、降っていたのは雨。
アンナプルナBC方面:雪が見られたのはマチャプチャレBCあたりから。デウラリでは雨。
ジョムソン方面:雨。ムクティナートで多少の積雪ありとのうわさを聞いたと。(トロンパスあたりでは4フィートぐらい積雪があるとうわさになっていたと)
 
≪エベレスト方面≫
悪天候の2日間、ナムチェ、タンボチェ、ディンボチェでは雨。

(訂正) 雪は降っていたようです。17日現在も、日陰には残雪が見られるとのことでした。お詫びして訂正いたします。
 
ゴーキョ方面や、スリーパス方面予定のものとは携帯がつながっておらず、未確認。

(追加)13日、14日各地で悪天候だった時にゴーキョにいたガイドと17日に連絡が取れた。当時、現地でも雪は降っていたが、ゴーキョピーク登頂、ゴーキョ先の氷河方面へも行くことができたと。
 
≪ランタン方面≫
悪天候の2日間、キャンジンゴンパでは雪が3インチ(?)ほど積もったが、16日の時点で溶けたと。
 
ゴサイクンダにはガイドは行っていなかったので現地情報はナシ。
 
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こう見ると、今回の悪天候により雪の影響を受けたのはごく一部の地域だった模様。
 
同じアンナプルナ方面でも、プーンヒルやアンナプルナベースキャンプ方面ではほとんど影響は出ていなかった。
 
また、ランタン(キャンジンゴンパ)方面、エベレスト方面の一般的なトレッキング道の4500mぐらいまでの地点では、「日本でもニュースになった豪雪」による影響は「まったくない」または「ほとんどない」状況だったといえる。
 
なので、今回の悪天候による影響は、アンナプルナ外周ルートを除き、今後直近のトレッキングには影響はないといえる。
 
しかし、一か月~二か月先のトレッキングについては、今回の雪の影響な受けていなくても、今後の天候次第なので、現時点では判断することはできない。
 
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※ 一般的なトレッキングコースでの状況のみの情報となっています。
 
※ 公式情報ではなく、実際現地にいる(いた)ガイドたちからの、主観も混ざっているかもしれない声をもとに判断した内容です。

(追加)ガイドたちへの質問がうまく伝わっておらず、誤った情報となってた部分は訂正・追加しました。たとえば、「雪の影響はどう?」という質問に、電話で確認している時点での降雪情報と勘違いし回答した者。「降ってはいたが影響はない」、という回答を、「雪が降っていない」とこちらでとらえてしまった、等。正しい情報が掲載できていなかったことを、お詫びいたします。

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最後になりましたが、被害にあわれた方のご冥福をお祈りするとともに、連絡が取れていない多数の方の安全が早く確認されることを願っています。

2014年10月12日日曜日

門の前でくつろぐ鶏


自宅周辺、鶏を飼ってる家が多い。いつも道のあちこちで、せわしなく地面をつつきながら、自由に歩き回っている。

常にどこかでひなが生まれているので、一歩家の門の外に出ると、その成長過程を日々観察できるのも面白い。

ところで昨日、外出先から帰ると自宅の門の前に4羽の鶏が。うち2羽は、じっと座っている。

そこを通らないと家に入れないのだが、追い払うのをためらうほどの、我が物顔でのくつろぎっぷり。

しばらく写真など撮りながら、自ら去ってくれるのを待ったのでした。

2014年10月10日金曜日

TBS/MBS系「世界のすげぇにツイテッタ~」10月12日放送

10月12日(日)22時15分~
TBS系「さまぁ~ずの世界のすげぇにツイテッタ~」
公式HP http://www.mbs.jp/twitetter/
公式ツイッター https://twitter.com/MBStwitetter

9月半ば過ぎに撮影協力の依頼があり、その後緊急で撮影許可証等作成。同時に、撮影候補地を探し、すぐに日本から撮影スタッフの方がネパール入り。

過去そこそこの回数撮影のお手伝いをさせていただいているのですが、今回のは事前手配が大変だった部類に入るロケでした。

にもかかわらず、依頼があってからまだ1か月たっていないのにもう番組が公開されるという。なんとなく不思議な気分で放送日を待っているところです。

9月まで放送されていたNHK朝の連ドラ「花子とアン」の主人公の夫役をされていた、俳優の鈴木亮平さんが、記念すべき番組初回の「スペシャル・ツイッテッタ~」として、山に住むハニーハンターについていく、という内容になっているようです。

ハニーハンティングの撮影は、3年前にも経験済みですが、今回はいろいろなハプニングがまちかまえていました。そんな様子も、番組で見ていただくことができるのではないかと思います。


<蜂の巣のある崖まで道なき道を歩いている様子>
 
 
ネパール編は、今回だけではなく、今後もいくつか登場予定とのことですので、またお知らせしたいと思います!

2014年10月8日水曜日

満月と月食


日没後の帰り道、ふと夜空を見上げると、近代的な建物と、ダサインの竹のブランコの上に満月が輝いていた。

今日は月食でもあった。日本では皆既月食が見られたようだが、こちらの月の出はネパール時間の17:59。欠け始めは残念ながらまだ明るく、見ることはできない。また、月食の終わりはネパール時間の18:19とのことで、月食が見られるのは後半のわずかな時間のみだった。

詳しい月食情報は、ネパールの年初め(4月半ば)前に街で売られる、「パットロ」と呼ばれる、占星術に基づいたいろいろな情報が掲載されている暦に掲載されている。

下の写真はその一部、本日の月食情報が載っている部分。     
 


月食の日には何時間も前から断食して過ごす人も多いのだが、「パットロ」によれば、今日はネパール時間の朝8:59~月食終了の18:19までが断食しなければいけない時間となっていた。

また、誕生星座によって、見ると幸運が訪れる星座、見ないほうがよい星座なども記載されている。今回の月食で、見るとご利益があるのは4つの星座、牡牛座・双子座・天秤座・山羊座だった。

とはいっても、この星座は、西洋占星術に基づく、日本でも一般的に用いられている星座とは全然ことなり、月ごとに決められているわけではない。

2014年10月5日日曜日

青空に映える竹のブランコ

 
 
10月に入りやっと毎日青空が広がるようになった。
 
ダサイン、ティハール期間限定で各地に作られる竹のブランコの背景は、青空がよく似合う。
 

 
 
 
上の写真は、ナガルコットへ行く道の途中の広場にあるブランコ。
 
下の写真は、自宅隣の空き地にあるブランコ。
 
自宅隣のは例年、ダサイン最後の満月(10月8日)を目途に、いったん座る部分が外される。
 
でもまたティハール祭が始まる約2週間後に再設置され、ティハール祭終了と同時に、跡形もなく全て撤去される。
 
楽しめる期間の合計はわずか15日間ほど。今は毎日、朝から夜遅くまで、近所の子供たちがやってきて、順番に楽しんでいる。