2007年1月30日火曜日

菜食主義者用



宗教上ベジタリアン(菜食主義者)も比較的多いこの国。

スナック菓子やインスタントラーメンなどのジャンクフードにも大きく『ベジタリアン用』と記載されている商品もある。

そして、こんなものにもベジタリアン向けの明記が。

毎日口に入れる、歯磨き粉の裏の表示。

ベジタリアンにとっては気になるのだろうか。

2007年1月29日月曜日

バナナの葉で食料保存



海のない国ネパール。地元産の魚はすべて川魚。

カトマンズからもそれほど遠くない、川魚で有名な村に帰省していた知人が、お土産を持ってきてくれた。

干物と生魚。

干物は新聞紙に包んで、生魚はバナナの葉に包んで持ってきてくれた。

寒い時期とはいえ、生魚をそのまま持ってくると傷みやすい。そこで、防腐効果のあるバナナの葉に包んだ、というわけだ。日本人が、竹の皮を使うような感覚だ。

バナナの葉からもれる魚のほのかな生臭さ、きっちり包んである様子、ずっしりとした重みは、安易に『柿の葉寿司』を連想させるからいけない。無性に食べたくなってしまった。

2007年1月28日日曜日

トイレの話 5

トイレの話4 のつづき

もし、当時滞在した村で、用足し後の処理法が水式であったなら、私もはれてネパール流水式処理デビューを果たし、抵抗なく左手でささっと流せていたかもしれない。

しかし、葉っぱ式を体験しただけで、もう十分、的な脱力感に襲われてしまった。

手動水流し式であれ、石or葉っぱ式であれ、トイレットペーパーを使わない排泄後の後始末は、便利でもある。地球にも優しい。水式に限っては、(おしりにとっては)衛生的でもある(*)。だから、日本でも自動ウォシュレットが当たり前のように普及しているのだろう。

* ただし、じかに左手でウンチをさわって洗い流すので、衛生的さを強調はできない。

村へ出かけ、トイレの際に、ネパールの自然にそぐわないトイレットペーパーをそそくさと握り締めるたび、早いうちにネパール流を習得しておけばよかったと、後悔の念を感じてしまのだ。

おわり

2007年1月27日土曜日

トイレの話 4

トイレの話 3 のつづき

村では水は貴重。往復1時間かけて、山の下の川まで汲みに行っている。排泄後に水を使うなど、もってのほか、とのことだった。では、水ではなく何でおしりをきれいにするのかというと、石か葉っぱ。

ほら、その辺にいくらでもあるでしょ?石がいい?葉っぱがいい?

知人に笑顔で聞かれ、こんなことならトイレットペーパーを持って来るべきだったとつくづく後悔したがもう遅い。

似たような感触である、ということを基準に、葉っぱを選び、トイレットペーパー代わりに使うことに決めた。

しかし、葉っぱを手当たり次第摘むわけにはいかない。おしりに優しいソフトな感触で、小さな棘などなく、かぶれの原因にならないものを探す必要がある。

が、日本は横浜出身、田舎好きではあるが、都会生活しか体験のない私には、悲しいことにまったく見分けがつかない。このため、便意をもよおしたら知人に告げ、大量の葉っぱ採集をたのみ、人気のない、なおかつ、以前使用した場所ではない木陰に連れて行ってもらわなければならなかった。

他人の力を借りなければ排泄も気軽にできない自分に、正直むなしさを感じた村滞在の10日間だった。

つづく

2007年1月26日金曜日

計画停電増大:1週間に21時間停電へ

本日26日から新しいスケジュールでの計画停電が始まった。

25日までの、1週間に8時間停電から、一気に1週間21時間へ。毎日3時間ずつ、違った時間帯に電気が来なくなる。

そういうことは、本当に、お願いだから最低1週間前ぐらいから詳細を知らせてほしい、とつくづく思うが、計画停電であっても、そんな計画的で親切な事前通知など、この国では期待できない。

でも、一応、昨日25日の新聞にはスケジュール表が発表されていたようなので、前日に通知があっただけでもありがたいことだ。ただし、すべての新聞に掲載されていたわけではないところが不親切だ。そして、掲載されていたスケジュール表も、かなりいい加減なものであった。が、一応知りたいエリアの停電時間帯は把握することができた。

参考までに、旅行者が多くおとずれるエリア(タメル)のスケジュールは次の通り。

【タメルエリア限定計画停電スケジュール】

日曜日:午前5時半~8時半
月曜日:午前5時半~8時半
火曜日:午後10時~午前1時
水曜日:午後5時~8時
木曜日:午後5時~8時
金曜日:正午~午後3時
土曜日:正午~午後3時

ただし、2月13日からは更なるスケジュール(1日6時間、週42時間の計画停電)が予定されているようなので、上記スケジュールがアテになるのは、わずかな期間だけだ。

これから、学生の春休みシーズン。バックパッカーが利用する安宿には、発電機などは備えられていない。自家発電のなさそうなホテルに泊まるなら、懐中電灯を持ってきておくと役立つだろう。

2007年1月25日木曜日

トイレの話 3

トイレの話 2 のつづき

村に着き、トイレ初体験のときがきた。

まず、知人に、人気のない、用を足すのに適した木陰に連れて行ってもらった。空にはさわやかな秋晴れが広がっている。

もよおしているのは大きい方。トイレットペーパーは持ってきていない。あとは、排泄後に使う水さえそろえば、いつでも開始可能。

覚悟を決めて、知人に水の用意も頼んだ。すると、知人はあっけらかんと言った。

水を使うのなんて、カトマンズだけよ。私たちの村ではみんな、そんなもの使わないわ。

どういうことだろう?

こちらの女性は、小の後は拭きも流しもせず、そのままの状態で終わらせる場合が多い。村の女性はパンツをはく習慣すらない場合も多いので、排泄後はちょっと腰を振って水分を切り、そのまま立ち上がって終わり、という状態であることも多い。

それはさておき、まさか、大のあともそのままとか? 肉食はめったにしない村の人。排泄後もキレがいいから、拭いたり流したりする必要はないのか?との憶測が頭をめぐり、愕然とした。

が、そういうことではなかった。

つづく

2007年1月24日水曜日

トイレの話 2

トイレの話 1 のつづき

カトマンズでは一般的に、用を足した後、人々は桶に水を汲み、おしりを流しながら、素手(左手)できれいにする。トイレットペーパーは使わない。

だいぶ前、身も心もネパール人になりきりたい、と思っていた初々しかった頃、私もネパール流水式手動処理法に挑戦しようと決心したことがあった。とはいっても、洋式水洗トイレが備わっているカトマンズの自宅では試しづらい。

ちょうどその頃、山奥に実家がある知人(ネパール人女性)が帰省するというので、私も10日間ほど連れて行ってもらう話が持ち上がっていた。この機会に、トイレットペーパーを使わない方法を習得できるかもしれない。

ネパールの村のほとんどがそうであるように、彼女の村にも、電気や水は引かれていないと聞いていた。もちろん、トイレ用の個室など作る習慣はなく、屋外どこでも排泄可能。そんな場所で、トイレットペーパーを使い、自然のもとに放置することに気がひけたのも、ネパール流を試そうと思った理由だ。

トイレットペーパーはあえて持たず、覚悟を決めて村へ向かった。

つづく

2007年1月23日火曜日

今日から春になる日ではあったが、、、

ネパールの暦によると、本日はバサンタ・パンチャミと呼ばれる日。この日を境に春になるといわれている。

例年(少なくともこのブログにも記事にした過去2年)は、晴天が広がる暖かい日で、いかにも『春』にふさわしい天気だったにもかかわらず、本日は青空も見えない肌寒い一日だった。

今年は春の日が来るのが早い。

この日を過ぎると不思議な事に日に日に春めいてくる実感があったため、寒さも今日まで、と我慢していたが、今年はもうしばらく寒い日が続きそうだ。

2007年1月22日月曜日

トイレの話 1

やはり今日も公共交通機関のストが実施されていた。昨晩のうちに、本日の移動のキャンセルを決めておいて正解だった。

話は変わるが、カトマンズを離れ、都市ではない場所へ出かけるたびにいつも、私もネパール人のようにトイレットペーパーを使わずに用足し後の処理ができればどんなにラクか、と思う。

一般的に、ネパール人は用を足した後(特に大の後)、水を使って洗い流す。右手で水桶を持ち、おしりを流しながら、左手で直接排泄物や肛門に触れ、ぬぐい流す方法だ。

私はいまだにこの方法を試すことができない。今となっては、試す気すらおきないが、都市部を離れるたびに、トイレットペーパー無しでトイレにいけたら、ラクなのになあ、と思ってしまう。

ネパールのトイレは、しゃがむスタイル(いわゆる和式トイレ)が基本。

日本も昔はそうだったと思うのだが、ネパールでも、首都カトマンズとは言えども中心部を少し離れれば、トイレの小屋が家とは別棟にある場合がほとんどだ。山奥の村では、トイレ用の小屋などを作る習慣などまったくなく、人気のない青空の下すべてが屋外トイレ、という地域も、まだまだたくさん残っている。

和式トイレがある国、日本の生まれとしては、しゃがむスタイルのトイレなら、個室であれ屋外であれ、使いこなすことはできるのだが、その後の処理をどうするか、という点が、厄介になる。

現代の日本であれば普通、用を足した後、おしりをトイレットペーパーで拭くか、自動ウォシュレットで洗い流すか、のどちらかの方法をとるのが一般的だ。

100年近く前は、竹へらを使って用を足した後(特に大便)を拭い取っていた時代(地域によるかもしれない)もあったと聞くが、今の時代に竹へらを使っている人など、おそらくお年寄りでもいないだろう。

つづく

2007年1月21日日曜日

バスのスト

は、まだ続きそうな気配なので、予定していたトレッキングは無期延期とした。

もったいぶって今回の目的地を書いていなかったが、ゴサイクンダ(約4300m)へ行く予定だった。

カトマンズ~トレッキング始発地点『ドゥンチェ』までは、ローカルバス/ジープチャーター/ヘリコプターチャーターのいずれかの移動手段しかない。

費用面でも安いバス移動が現実的な方法なのだが、ストで運行休止状態であるから、移動のしようがない。

かなり張り切っていたので、こんな形で延期を余儀なくされるとはがっくりだ。しかし、いつでも延期可能な私の場合は、たいした問題にはならない。

限られた日程でネパール旅行を考えていて、なおかつ陸路移動を予定に入れている場合、移動予定日の朝になって突然、ストを知らされる、というような事態もかなりの確率であることを想定しておくと、あわてなくてよいかもしれない。

バスストライキにより旅行は延期

『1月21日~24日まではブログ更新、メールの返事ができません』

と、昨日更新していた。21日~トレッキングへ行く予定だったのだ。

早朝発の長距離バスに乗って、トレッキング始発地点まで移動する必要があり、本日は午前5時に起き、真っ暗な中、バスパークまで向かった。

午前6時過ぎにバスパークに到着したのだが、なんとなく、様子がおかしい。この時間、長距離を出発するバスでごった返しており、クラクションが鳴り響いているのが普通の状況なのだが、今日はやけに静まり返っている。バスの数も少ない。

嫌な予感がした。そして、その予感は当たった。

突然今日、全国規模でバス組合によるストが実施されることに決まったそうなのだ。

つまり、本日は出発できないことになってしまった。

2007年1月18日木曜日

最後の寒さ

今週になって、急激に冷えるようになった。薄着訓練(一昨日の記事参照)どころではない。

しかも本日は天気もあまりよくなく、雨が降りそうな空模様だった。

季節の変わり目、1月半ば~末にかけて、必ず冷たい雨が降る。もう、そういう時期に差し掛かっているのだろう。

2007年1月17日水曜日

物語を聴きに



昨年もこの時期、同じタイトルの記事を掲載したのだが、今年も物語を聴きに行ってきた。

ビクラム歴9番目の月(プース月)の満月(今年は1月3日)から、次の満月(2月2日)まで、身を清め、神聖な気持ちで1日1回、『Swasthani(スワスタニ)』という聖なる物語(*)を読む習慣が、ヒンドゥ教徒にはある。

* 聖なる物語、とはいっても、物語の内容はといえば、ある女性が、スワスタニという名のプジャ(お祈り)をしたことによって、ヒンドゥ教徒憧れのシバ神のような人と結ばれた、だからあなたたちも、熱心にお祈りをしましょう、というような感じ。

今が一番寒いネパール。でも、ランプの明かりのもと家族が集まって、みんなで静かに物語を聴く様子は、暖かい雰囲気が感じられて、好きな光景だ。

2007年1月15日月曜日

目的は魚

本日、ビクラム暦のMagh月(10番目の月)1日は、マーゲ・サンクランティと呼ばれる日。

山芋を食べたり、黒砂糖のようなものから作った甘いお菓子等を食べる習慣がある。オイルマッサージをしたりもする。

いつも、宗教的行事があるたびに、熱心なヒンドゥ教徒の知人宅から招待の声がかかる。マーゲサンクランティの日(つまり本日)も、1泊の予定で訪れるよう招待されていたのだが、昨日になって突然、1日来る日をずらしてくれ、との連絡が入った。

別にいいけど、なぜ?と聞くと、次のような返事が戻ってきた。

Magh月1日は、エカダシなんだよねえ。

・・・すぐにぴんときた。なんともまあ、都合のいい理由付けだろう。

エカダシ、というのは、満月/新月から11日目にあたる日で、ヒンドゥ教徒はこの日、肉食をしない。町の肉屋などでも、エカダシの日には店を閉めるところもある。

マーゲサンクランティを一緒に祝おう、と誘っておきながら、その日は肉を食べられないから、翌日に招待しなおす、という彼らのムシのいい理由の構図を、説明しよう。

熱心なヒンドゥ教徒の彼らの家では、通常菜食で通している。

→ しかし、外国人の私が訪れるときは、『今日は外国人の客が来ているから』ということで、彼らが唯一自宅で調理することのできるヤギ肉メニューを振舞ってくれていた。実際は、私をダシにして、彼らが堂々とヤギ肉を食べることのできる日、と解釈していただきたい。(ちなみに、ヤギ肉以外の肉は、穢れているとされていて、自宅で調理したがらない)

→ しかし、私はヤギ肉をあまり好まない。どちらかといえば、鶏肉のほうが好きだ。あるとき、『お邪魔する代わりに夕飯の材料そろえていくから、ヤギ肉はやめて鶏肉の料理にしてくれない?』と注文を出したのだが、自宅で鶏肉を扱うのは宗教上穢れるから嫌だ、と却下されてしまった。

→ その代わりに、こんな案を出してきた。『キミ、ニホンジンなんだから、魚は好きだよね?』 もちろん、と私は答えた。

→ それでは、ヤギ肉でも鶏肉でもなく、魚のカレーをご馳走してあげるから、魚買ってきてね!

・・・以降、彼らの家を訪れるときは、私が魚を購入し、持って行く、という習慣がついてしまったのだ。つまり、私がお邪魔する=魚を食べる日、という図式がばっちり成り立ってしまったというわけだ。ちなみに魚は川魚、なまずの一種だ。

で、話を戻す。

エカダシの日には、ヒンドゥ教徒は通常、菜食で過ごさなければならない。

→ マーゲサンクランティを祝うために私を招待はしてみたが、エカダシの日に当たるから魚を口にできない。

→ それでは、私を村に招待する意味がない。

∴ 1日ずらして、エカダシが過ぎた後に(魚持って)泊まりに来てね!ということになったわけだ。

なんとも都合のよい話で苦笑してしまう。当初の、マーゲサンクランティを一緒に祝おう、という目的は、いったいどこへ消えてしまったのか?という感じだが、彼らの家でご馳走になる魚のフライ&カレーはとてもおいしいので、村訪問は1日延ばすこととした。

2007年1月10日水曜日

冬が旬・葉物野菜のネパール流保存食:グンドゥルック



先週、知人宅でできた大量の葉物類をもらった。

青梗菜、レタス、一般的に市場には出回っていない、日本人にとってはうれしい水菜(京菜)などがあったのだが、大量すぎて一度には食べきれない。

ゆがいて冷凍でもしておけばよかったのだが、年始は少々忙しく、とりあえずあとで、ということで、食べきれない分を新聞紙にくるみ放置。今週初め、忙しさも一段落して新聞紙を開けたところ、一部黄色く退色してしまっていた。このまま放っておいたら、ますますいたんでしまう。

そこで、天日乾燥させ保存することにした。ただ乾燥させてもよかったのだが、せっかくなので、葉物のネパール流保存食、グンドゥルック(Gundruk)を作ることに。

グンドゥルックというのは、葉物(一般的に高菜や大根葉、菜の葉、カリフラワーの葉など)を天日で半乾燥させ、素焼きのつぼ(私はジャムの空きびんを使用する)などにぎゅうぎゅうに詰め込み、そのまま太陽の下に何日か置き発酵させたあと、中身を取り出しさらに天日乾燥させて作る保存食。

調理の際には水で戻してから、スープに入れたり炒め物にしたりして使う。発酵段階で生じる酸味がおいしい。グンドゥルックを入れて作るアチャール(ネパール流箸休め的脇役メニュー)は、日本人好みの味で絶品だ。

冬のやわらかい太陽の光を浴びて、しんなりしてきた葉物野菜。こんな風に庭にぶら下がっている光景はなんだかのどかで贅沢(自然の恩恵をもろに受けて、贅沢、という気がするのだ)、そして、冬!という感じがしていい。

2007年1月8日月曜日

ごぼうと冬の手

カトマンズでも、ごぼうが売られている市場がある。

年末、おせち用にごぼうを調達しようと買い物を頼んでいたのだが、届けられたごぼうが太すぎて、調理する気がおきないでいた。

ごぼうは、カトマンズにある中央郵便局そばの市場で売られている。

年末のある日、郵便局の用事を済ませるついでに、市場に寄ってごぼうを買ってくるよう、スタッフに頼んだ。

しかし、ごぼうは、ネパール人にとって見慣れない食材。迷ったら連絡を入れるよう伝えておいたところ、案の定、スタッフから連絡が入った。

太いごぼうと細いごぼう、どちらを購入したらよいのか?

太さをたずねたが、的を得ない答えしか返ってこない。具体的に直径何cmぐらいのもの、という数学的な回答は期待できない。

ごぼうといえば細長いものを思い浮かべるが、「細いもの」を頼むと鉛筆よりも細いサイズの、皮をそいだらすべてなくなってしまいそうなモノを買ってきそうな気がする。市場に売られているごぼうは、やたらと細いものも多いのだ。

だからといって「太いもの」を頼むと、丸太のようなモノを購入しかねない。驚くほど太いごぼうも売られているのだ。

そんなことを考え、「細くも太くもない、中間ぐらいのものを買ってきて」と頼んだのだが、届けられたごぼうは私の予想をはるかに超える太いものだった。直径5cm以上あったのだ。長さも50cm以上あり、袋に入りきらないからと、無造作に途中で折られていた。

見るからにまずそうだ。大味にちがいない。

おせちメニューのひとつとしてたたきごぼうを作ろうと思っていたのだが、やる気が失せた。にしめには使える、と気を取り直したが、やはり、太すぎて扱う気が無くなりごぼうなしで仕上げてしまった。

そして、結局使用せずに年を越してしまった。しかし、ごぼうは他の根菜類よりも値段が高いため、このまま使わずにいるのはもったいない。

ということで、なかばやけっぱちで、昨晩、すべてをきんぴらごぼうに始末することにした。長時間かかって(給食でも作るのかというぐらいの大量な)ささがきが終わった頃には、指先真っ黒。ごぼうを扱った後にはつきものの、しばらく色が落ちない黒ずんだ冬の手になってしまった。

ちなみにごぼうに大味もなにも関係ないのか、味は普通だった。

2007年1月5日金曜日

風の日のルクラ便

連日午前中、濃い朝霧がカトマンズをおおう。午前10時を過ぎないと、霧は晴れない。年明けと共に、急に寒さも増してきた。

でも、ネパール版立春は、今年は1月23日。不思議なことに、この、ネパール版立春の日以降突然寒さが弱まることは、過去何年かで体験済み。本格的な寒さもあと2週間強といったところ。

石油ストーブは一応出してはいるが、先日雨の日に一度使ったきりで、日常的にはまだ使用していない。室温は10度程度だが、耐えられる寒さ。本当に寒くなってから使用しようと、お守りのように部屋の隅に置いたまま。

さて、標題の件。

エベレスト街道トレッキングで、空港があるため実質上トレッキング開始地点となっているルクラ(Lukla)。昨日に引き続き、本日もフライト全線欠航となりかていた。ルクラにいるガイドたち何人かと、飛べそうなのかどうなのか、頻繁に連絡を取り合い、落ち着かない1日だった。

カトマンズ~ルクラ間は、始発便が午前6時台となっており、本来なら午前中にすべての便が終了するようにスケジュールが組まれている。

しかし、冬場は、カトマンズをおおう朝霧の関係上、午前6時台の始発便が、霧が晴れる午後過ぎになってやっと飛ぶ、という状況となることが多い。

昨日、午後になって霧が晴れ、カトマンズ上空も晴れ渡ったのだが、ルクラ空港で強い風がふいているため離発着できずに欠航となる事態が起きていた。

そして、本日も、昨日と同じ理由のため、午後4時過ぎるまで1便も運航できない状況となっていた。

14時半の時点で、どの航空会社も全便キャンセルを通達していたのだが、その後風が弱まったのか、16時を過ぎて第一便がカトマンズを出発した。この時点で、すでに約10時間の遅延。

その後立て続けに何便かが飛び発ち、ピストン輸送でルクラ発便もカトマンズに到着した。

日没までの1時間半の間に、いくつかの航空会社がカトマンズ~ルクラ間を2往復ほどしたようなのだが、その後日が暮れてしまったため、運航終了。

最終便は、ほとんど日も暮れた18時前にカトマンズに到着していた。

2007年1月4日木曜日

順調に行かないネパール国内移動

年末は、曇りの日が何日か続き、ヒマラヤが見えにくくなっていたネパールだが、元日、ナガルコットからもサランコットからもすばらしいヒマラヤが拝めた。それ以降、よい天気の日が続いている。

が、カトマンズ盆地に発生しているい濃い朝霧の関係で、国内線の大幅遅延は連日当たり前の状態。それでも、飛べばまだよい。

今年に入って4日しか過ぎていないが、内2日(1月2日と4日)、カトマンズ~ルクラ線は全便欠航となっていた。

本日4日は、ルクラ空港周辺強風のため欠航。朝霧が晴れた午後、カトマンズ空港を離陸し、ルクラ空港着陸を目指した便が何便かあったようだが、いずれも強風のため着陸できずに再びカトマンズ空港へ戻ってくる、という状況になっていた模様。

日本人にとって、年末年始の休暇もそろそろ終わる時期。明日は飛んでくれないと、帰国便に影響が出る人も出てきてしまう。

国内線が予定通りに飛ばないだけでなく、陸路も突然通れなくなることがよくある。

おととい(2日)、カトマンズ→ポカラ間を移動させるため、ガイドをツーリストバスに乗せた。しかし、途中で、ストによる通行止めに巻き込まれてしまった、ということがあった。

ポカラ到着直前までは行くことができたのだが、ポカラまであと約15kmという地点からは、歩いて移動する羽目になったのだ。

同じ日、ゴレパニ方面のトレッキングを終えて、ナヤプルからポカラへ戻ってくる道中でも、上記とは違う理由のストによる通行止めで、待機を余儀なくされたグループもいた。

トレッキングや観光、すべてが予定通り順調にいっていても、最後の最後に国内移動のトラブルに巻き込まれることは、よくあること。

ハラハラさせられ通しだ。