ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2020年4月30日木曜日

ロックダウン38日目(4/30)5年前のこと

外出は早朝の近所の商店への買い物1回のみ、後は自宅で過ごす毎日。

過去の今日の日の思い出をツイッターに掲載しているのだが、今日は、2015年4月30日のものを挙げた。

ネパール地震で被害が大きかったカトマンズ北部の長距離バスパークがあるゴンガブ地区。捜索作業が続き緊迫する中、顔にネパール国旗をペイントした若者たちが掲げていたメッセージのこと。

今の状況でも、心を打つなあ。

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毎日夕方1時間以上屋上で過ごすのが最近の日課。飛び交う野鳥や、空の様子を眺めながら、雨が降っていない日はパソコン作業をする。

日が沈む2時間ほど前の今日の空。


雲の間から差している光がスワヤンブナートあたりに届いていて、きれい。


え、どれがスワヤンブナートかって? これです↓


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ネパール入国管理局の各種サービス停止措置5/7まで延長とのこと。

詳しくはこちらへ→ ネパール入国管理局の閉鎖延長について

2020年4月29日水曜日

ロックダウン37日目(4/29)カトマンズの虹


夕方、雨上がりのカトマンズ。

パタンに住むスタッフから電話で、きれいな虹が見えている!と。(上の画像)

えー、私も虹に期待して、もうずっと屋上で空を見上げてたんだけど。ここ(カトマンズ北部)からは全然見えない。

南北に10㎞程しか離れていないのに、同じ空を見上げていても、全然違うものなんだなあ。


でも今日もきれいな夕空が見えたから満足!なんて思いながら振り返ったら、


夕日が沈む直前に、ちょっとの間だけ、ここからも見えた!
パタンからのほどではなかったけどね。

2020年4月26日日曜日

ロックダウン34日目(4/26)さらに5/7まで延長


今日も雨のち曇りのカトマンズ。

この時期晴れると気温30度近くまで上がり暑いけれど、晴れずに20度前後どまりの肌寒い日が続いている。

先日、布団も薄手のものに変えてしまったばかりだけれど、また暖かい布団を引っ張り出す羽目に。

ニュースによると、ロックダウン5月7日まで延長とのこと。3月24日より始まり今日で34日目のロックダウン、まだまだ続きます。

2020年4月25日土曜日

ロックダウン33日目(4/25)あやとり(ネパールにもあるのです)

2015年4月25日午前11:56に発生したネパール大地震から今日で5年。

今年は同じ土曜日なので、発生前後の記憶がよみがえりそわそわしてしまう。

昨日、現地人にとっては西暦ではなくビクラム暦バイサクバーラガテ(1/12=今年は昨日)として記憶されていると書いたが、どちらも忘れられない日。

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ロックダウン中の我が子の暇つぶし、先日ツイしたネパールの遊び ルド や チュンギ 他、日本から持ってきた人生ゲーム、スタディ将棋、オセロ等々いろいろ引っ張り出して、今日はあやとり登場。

日本から持参した私が子供の頃の古い本もあり。

あやとり、日本の古い遊びと思われがちですが、ネパールにも同じ遊びがあるのです。

過去記事→ ネパールにもある「あやとり」

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3月22日より継続している、カトマンズ空港国際線乗入れ停止措置、予定されていた4月30日までではなく、5月15日までに延長になったとのこと。

関連記事→ ネパール国際線フライト及び国内線フライトの運航停止の延長(5/15まで)

2020年4月24日金曜日

ロックダウン32日目(4/24)バイサクバーラガテ、大地震より5年

本日ネパール公暦ビクラム暦一番目の月12日(バイサク・バーラガテ、という)。

2015年の大地震からちょうど5年。

え、地震発生日は今日じゃなくて明日4月25日でしょ?と思われた方、はい、西暦だとそう。でも現地人にとっては4月25日ではなくバイサク・バーラガテの今日として強く記憶に刻まれている。

西暦とビクラム暦では年によって1日程度日付にズレが生じることがあり、西暦4月25日がビクラム暦1月12日ではなくなる年があるのだ。

地震1年目の2016年にも、海外メディアとネパール人が認識する地震発生日が1日ずれ、「あの地震から今日で1年がたちました」という海外報道との間に温度差が発生していた。

とはいえ、明日4月25日は5年前と同じ土曜日に当たっており、4月25日もバイサクバーラガテも、どちらも忘れられない日。

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さて、ネパールの定番おやつ、困ったときのポップコーン。炒ればすぐに食べられる、早くて便利なお助けおやつ。

定番の塩味はもちろん、バター醤油、キャラメル、カレー、マサラ、塩コショウなど、気分によって気軽に味変も楽しめる。

乾燥させた粒には、はじけるものとそうでないものがあり、はじける方をネ語で「花咲く(फ‌ूल उठ्ने)粒」と表現するのが詩的。

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今日のカトマンズ夕景。

4月10日以降、雲や霞の影響で、西の丘・ナガルジュンに沈む夕日が見えない日が続いていたので久しぶり。この2週間でずいぶん西に移動したなあ。

去年に引き続き、ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンドナガルジュンを期待しているところ。

2020年4月23日木曜日

ロックダウン31日目(4/23)ネパールの蹴鞠的遊び・チュンギ


今朝のカトマンズ。

昨晩は久々にきれいに星が見えていたけれど、また曇り空からの始まり。

今日はネパールでは「母の日」だけれど、例年のようには行き来できない人が多そうだなあ。

ロックダウン中の退屈しのぎに、先日、ルドを自作したところだったけれど、

ロックダウン23日目(4/15)ネパールのすごろく・ルド

今度はチュンギまで登場したよ。

チュンギとは、輪ゴムを束にしたものを、日本の蹴鞠のように、地面に落とさないよう左右の足で蹴り上げ続ける遊び。


田舎に行くとよく見かけるけれど、カトマンズでは最近あまり見ないかな。

股関節が痛くなるので、大人にはつらい遊びです。

2020年4月22日水曜日

ロックダウン30日目(4/22)野良猫の出産


早朝から空き地に連れて来られ、夕方まで放牧(放置?)され草を食んで過ごす近所の飼い牛(牝牛)。

おはよう牛さん。

先日まで住所不定の牡牛数頭もやってきていたけれど、ここのところ見かけないなあ。
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午後、焼却用に集めている枯れ葉入り段ボールを開けたら猫がいて、シャーっと威嚇の声。


でも逃げ出さない。

おかしいなあ、病気なのかしら、と思って様子を見たら、ミャーミャー小さな声。

よく見かける野良の黒猫が子を生んだようで、まだ目も開かない子猫数匹がいる模様。

ここで生んでくれてありがとう!しばらくはそっとしておきます。

先日ツイートしていた、こちらの黒猫の方が母になった模様。よく車の下で涼んでいるのに、お腹大きいの気づかなかったな。
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今日のカトマンズ夕景。


西にあるナガルジュンの丘に沈む夕日を見られたのは4/10以降なくて、霞や雲に覆われた空模様の日々が続いていたのだが、今日も夕日は見えないまでも、久々に見えたきれいな夕焼け。

2020年4月21日火曜日

ロックダウン29日目(4/21)オンライン授業開始


早朝降っていた雨はやんだが、曇り空のカトマンズ。

雲が低く垂れこめて、雨季中の空みたい。

湿度低めの乾燥した日々が続いていたので、水分を含んだしっとりした空気にホッとする。


3/19から臨時休校中のネパールの多くの教育機関。
ネパールでもコロナによる臨時休校措置
4/13にビクラム暦新年を迎え、本来なら今週あたりから新学期が始まっていたところ。

でもロックダウンで開校できず、オンライン授業を始める学校続出。

ネパールの学校というと、音楽・図工・体育などの情操教育はなく、理科の実験などの授業もなく知識だけを詰め込んで、給食もなく、教育水準が低いところ、的なイメージを持つ日本人(特にボランティアをしにネパールに来る人)が多いことに辟易することがあるが、日本より進んでいる面もたくさんあるのだ。

2020年4月19日日曜日

カトマンズの野鳥


今朝のカトマンズ。昨夕降った雨のおかげできれいな空。

昨晩は夜景もきれいで、遠くの丘の斜面に見える明かりまでくっきりキラキラしていた。

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家の隣にある大きなルドラクシャの木や屋上に、毎日たくさんの野鳥が遊びに来て退屈しない。

判別できたのは、カラス、ハト、スズメ、ツバメなど日本でもおなじみの鳥他、インドハッカ、メジロ、シリアカヒヨドリ、ワカケホンセイインコ、シジュウカラなど。

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日本のより一回り小さめで、首の色がグレー、日本のほど怖さを感じない、品さえ感じるカラス。


物干し台にたたずむ姿は、様になる。


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普通のハトよりも一回り小さく、模様も清楚なDove。


日本語で何というのだろう。


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スズメほどのサイズで、黄緑色が特徴的なメジロ。



黄緑色というと、くちばしが赤く尾羽がピンと長い、ハトサイズでオウムのような風貌の鳥はワカケホンセイインコかな。


木に止まったり、上空を円を描くように大きく飛ぶ様子は優雅。


なかなかうまく取れず、拡大&露出調整で失敗写真。

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リーゼントのような髪型でお尻が赤い、シリアカヒヨドリ。尾羽を上にあげると真っ赤なお尻が目に付く。



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いつもつがいでやってくる仲の良いインドハッカ。カラスやハト同様にどこでも見かける鳥。


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毛が黒くおなかが白いシジュウカラ。


きれいな歌声を聞かせてくれる。

家に居ながらにしての野鳥観察は、楽しい気分転換。

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夕方にはまた空を雲が覆い、もう何日も沈む夕日は見れていないけれど、厚い雲が覆う前、強い風に雲が流れていく様子は迫力がありました。





2020年4月18日土曜日

ロックダウン26日目(4/18)野良猫の日よけ場所


昨晩また雨が降り、午前中から風も強く、久しぶりにきれいな空が広がっている午前中のカトマンズ。

ツイッターに、過去の今日滞在していたネパール各地の光景を更新しているのだが、本来なら今頃も東ネパールから国境超えてインドまでドライブに行っていたはずで、いてもたってもいられなくなる。

ちなみに、遠出するときに乗る愛車は、ロックダウン中の現在一か月近くエンジンはかけておらず、もっぱら手作りパンや納豆の発酵場と化している。ただ車内の高温を利用してるだけだが。

毎日鍋持って車に置いたり出したりしている私を見て、近所の人、不思議に思っていることだろう。


あとは野良猫ちゃんの日よけの場として大活躍。


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今日のカトマンズ夕景。


またゴロゴロ雷の音が聞こえ、あちこちで稲光発生。

近所から悲鳴があがるほど、空一面を覆う稲妻が何度も出現。自然の力に圧倒される。

この先5月初旬にかけて夕方雷雨となることが多く、そのあとしばらく落ち着いて、6月半ば頃に雨期入りする、というのが例年の流れ。

2020年4月16日木曜日

ロックダウン24日目(4/16)ネパール過去の今日



今日は珍しく朝から強風が吹き、空は真っ暗、北にあるシバプリの丘の向こうから雷の音が聞こえて一雨きそうだったが、結局夕方一瞬ぱらついた程度に終わってしまった。

降るなら降ってくれると、かすんだ空気もすっきりするのだけれど。

さて、せっかくよい季節なのに、毎日自宅屋上or半径約500m以内の景色ばかりしかツイッターにあげることができず、残念に思う日々。

気候も良いこの時期、ネパール各地に出かけていることが多いのだ。今年も東ネパール経由でインドへ抜ける予定だった。

この時期各地で見られるはずだった光景。

2~3年前程度さかのぼり、過去の今日各地で何を見ていたか【ネパール過去の今日】と題し、画像とともにツイッターに再掲中。

私好みのB級スポットネタが多いが、今の状況が収束した際の、ネパール好きな方々の訪問先候補になるとよいなあ、と思いながら。

ツイッター版 日々のネパール情報

2020年4月15日水曜日

ロックダウン23日目(4/15)ネパールのすごろく・ルド


ロックダウンやら外出自粛やらで、子がいる家庭ではどこも一日の過ごし方に試行錯誤していることだろう。

それはネパールでも同じ。

自宅学習後、なるべくスマホやyoutubeに頼らず遊べる方法を模索中。

一時帰国時に親戚からもらった人生ゲーム、補習校の先生が教えてくれハマって帰国時買ったスタディ将棋、オセロにトランプ、いろいろ引っ張り出して遊んでいるが、これだけロックダウンが続くと、気分転換の方法も種類が必要。

で、小学校の我が子二人、ルドをやりたいと言い出した。

ルドというのは、ネパールで老若男女大好きな、すごろくのようなゲーム。ルールも単純なので、小さな子供でも楽しめる。

簡易版ボードがあったのだが、古くなっており、3月の引越しで処分してしまったばかり。こんなことなら取っておけばよかった。

近所の文房具屋に聞いてみたが、暇つぶしに考えることは皆同じ、ロックダウン開始直後にすべて売り切れてしまったと。

ネット画像を印刷しようかと思ったがA5サイズでは小さすぎる。

どうしようかと普段あまり意識しないボードをよく見ると、正方形が組み合わさっているだけで単純なデザイン。これなら自作できる!ということで、古いカレンダーの裏紙を使い作成。


枠組みは私が。色塗りは子供たちに任せたら張り切って担当。コマやサイコロも手作りして完成!

けっこういい出来! 子より親の方が得意になり、誰かに自慢したくなり、ネパール人知人たちにSNSで自作ルドの画像を送ると、皆カンペキな出来にびっくり&感動してくれて、ちょっと鼻高々!

ふう、今日の親の役目はこれで終わり、と思ったら、一緒に遊んでコールが来て、仕方なく付き合う羽目に。まあ、そうなるよなあ。


ちなみに、ルドは、6目サイコロを使って遊ぶのだが、もっと楽しむためにと、いつの間にか子供たち自ら12目と20目のサイコロも自作し、ルールも自己流で考え始めた。


目数の多いサイコロで遊ぶルド、子供は喜ぶし、親としてはどんどん進めてゲームをさっさと終わらせられるしで、おすすめ!

2020年4月14日火曜日

ロックダウン22日目(4/14)神秘的な稲妻


明け方激しい雨が降り、昨日までのかすみが少し晴れ、3日ぶりにナガルジュンの丘がくっきり見えた、清々しいカトマンズの朝。


散歩も兼ねた早朝の買い物途中に見かけた人だかり。

役場(ワードオフィス)に続いていて、聞くと、政府がしているコロナ支援の、このエリアでの食料配給日が今日とのことで、その列。

地面に印はなくとも、皆程よく間隔をあけて並んでいて感心。

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今日のカトマンズ夕景。


朝きれいに見えていたナガルジュンの丘も午前中早いうちにかすみに隠れてしまい、夕日は見えず。

夕方からは長いこと雷の音。屋上から見えた神秘的な稲妻。

背後に聞こえる非常ベルのような音は、近所の人が夕方のプジャ(祈りの儀式)をしながら鳴らしている鐘の音。
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4月15日までの予定だったロックダウンは、予想通り4月27日まで延長決定

ニュースによるとカトマンズでも陽性者が2名見つかりパタン病院にいると。地方も含めじわじわ見つかっている陽性者。

拡大しませんように。

2020年4月13日月曜日

ロックダウン21日目(4/13)ビクラム暦2077年新年


ネパールの公暦ビクラム暦では今日4/13から新年・2077年の始まり。

明けましておめでとうございます!

朝8時、屋上やベランダに出て国歌を歌い、医療従事者をたたえ国民団結しよう!という企画が予定されていた。

皆歌うのかなあ、と、興味津々で屋上へ。

周りを見ると、屋上に出ている人は通常通り。皆で大合唱!という感動的な光景は見られなかったが、あちこちから聞こえてくる国歌のメロディに合わせ、屋上で一緒に口ずさむことができた。

写真は、その時の様子。

カトマンズは2日前から、近くの丘さえうっすらとしか見えないほど、かすみがかった日が続いている。

2020年4月12日日曜日

ロックダウン20日目(4/12)ビクラム暦2076年大晦日

本日4/12はネパールの公暦ビクラム暦の大晦日。

ビクラム暦では今日までが2076年で、明日から2077年になる。

ロックダウンが始まった3月24日当初は、この状況で年を越すことを予想しながらも、実感わかない気持ちも少しあったが、その後措置が延長され、家ごもりのまま今日で20日目。

そして明日の2077年元日午前8時(日本時間午前11時15分)、屋上やベランダに出、皆でネパール国歌を歌おう、という企画があり、オリ首相も賛同、ニュースなどで広く呼びかけられている。

http://globalcompactnepal.org/cgi-bin/ewf/globalcompactnepal_org/scripts/ewf_processor_globalcompactnepal_org.cgi?page=home.src&ext_referer=[gcn-gd]%20https%3A//www.facebook.com/…

さて、どのぐらい盛り上がるかな。

ちなみにネパール国歌、学校などでは、起立し右手を胸に当て歌うよう教えられます。

2020年4月11日土曜日

ロックダウン19日目(4/11)増えた野良牛


近隣の飼い牛がよく草をはみに来ている空き地に、最近、見慣れない顔ぶれの雄牛も数頭集まるようになった。

ロックダウンで街が歩きやすくなりどこからかやってきた野良牛かも、と近所の人。


住宅街の中のここ一角だけ、ちょっとした牧草地みたい。不法投棄ゴミがなければもっと雰囲気でたんだけどな。

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今日のカトマンズの朝。いつもこの真正面に見えるナガルジュンの丘が消えてしまうほど、かすみがかっていた。

一日中曇りで、太陽も雲に隠れ、夕日もいつ沈んだかわからないほど。次の写真が、夕日が沈むころの様子。


15時過ぎからはずっと遠くで雷が鳴る音が聞こえていたが、一雨来そうで来ない。

パタンの南に住む知人から、こっちではひょうが降ったよーとメッセージが届き、ああこのひんやりした空気はその影響か、なんて思いながら、屋上で風に当たる。

私が住むカトマンズ北部では結局降らなかった。

2020年4月10日金曜日

ロックダウン18日目(4/10)チャーター便


20時15分頃、カトマンズ空港から成田行ネパール航空チャーター機離陸。

20時頃から自宅屋上で離陸を待っていると、10分頃にエンジン音が聞こえ始め、次第に大きな音に変わり離陸。

滑走路を南向きに離陸した機体は、徐々に高度を上げながらコテシュワールやキルティプルの上空を通過、西のナガルジュンの丘の上を通り、北方面を旋回しながら東へと消えていった。


上の写真は西方向を飛んでいるときの様子。

中央上に見える二つの光の左側が機体、右側は、今日はクリアな夜空ではなかったにも関わらず、明るくきれいに見えていた金星。

市内上空を旋回しながら上昇し飛んでいく様子を、屋上から手を振りながら見送った。自分が離陸するときのような高揚した気持ちと、チャーター便が飛ぶようになってしまったこんな状況に、複雑な思いを感じながら。

3月22日から始まったカトマンズ空港の国際線乗り入れ停止措置は4月30日まで続く予定。

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今回のは退避勧告が出た上でのチャーター便帰国措置ではないが、2006年4月情勢悪化時日本政府より退避勧奨が発令されたことがあった。

この時は、発令直後にネパール国王の声明が出、事態は一気に好転、結局チャーター機は飛ばなかったけれど、あの時と同じ覚悟に似た気持ちを感じることが多い今日この頃。

当時の記事→ ネパール退避勧奨

2020年4月9日木曜日

ロックダウン17日目(4/9)食料支援

この状況下、現金収入がなくなり日々の生活が苦しくなった人たちがたくさんいる。

身近なところでは、カトマンズで出稼ぎをしている日雇い労働者や、ガイド業で生計を立てている人たち。

村に帰省すればそこそこ自給自足で生活できる人も多いが、3月22日からの国内移動禁止措置により、帰るに帰れず、カトマンズに残っていても現金収入がなく、逼迫してきた人たちの話を身近にも聞くようになった。

それでも、お金を知人から借りたり、ツケで支払ったりして何とかやっては行けるのがネパールだが、借りもどんどんたまり。

そういう人たちを対象に、ネパール政府が食料支援を始めている。

本日日中自宅近所でも、ワードオフィス管轄のもと、米・ダル(スープ用の豆)・油・ジャガイモなど保存がきく野菜などが配給されていた。


写真は、それらを担いで帰る人々の姿。

受け取る人がいる一方で、それほど日々の暮らしに困窮していない人たちは、あえて受け取らない人も多い。一人でも多くの自国民にいきわたるように。



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明日4月10日、帰国難民向けの成田行直行便がやっと飛ぶ。

空港閉鎖してから実に18日目の運航となる。

しかし、カトマンズ空港入口で体温測定し、38度以上だとテク病院へ搬送され隔離措置がとられるとのこと(怖!)。

帰国される皆さんが、ひとまずは無事に出国できますように、、、。

関連記事:
【チャーター便】ネパール航空運航・日本便の時間変更等について

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今日のカトマンズの月。

昨日に引き続き上りはじめの赤い月を見たくて20時過ぎから屋上で空を見ていたら、南西に飛行機の光。


今日はうっすら雲がかかっていてクリアな夜空ではなかったのだが、上の写真の右中央に斜めに二つ見えるチャンドラギリの丘のホテルの光の上を、赤い点滅する光が通り過ぎたのだ。

国内線も運航停止している今、なんだろうとフライトレーダーを見たら、極西部ダンガディからカトマンズに向かう国内線の表示。

西といえば感染拡大懸念地域。運航停止中の夜間のフライト、何か関係あるのかしら。