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2013年11月15日金曜日

選挙前、カトマンズでの日常

 
朝。出勤途中、車一台しか通れない細い道へさしかかると、腰が曲がり、木の杖を付きながら、道の真ん中をよろよろ歩くおじいさん一人。
 
真っ赤なジャケットの背中には、おじいさんには似つかわしくない血気盛んな某政党青年組織名が。
 
こんなところにも選挙が。
 
・・・

11月19日の選挙に向けて、投票登録している村や町へ帰省する人も多いが、現在も交通スト実施中で、長距離を走るツーリストバス以外は、運休している路線が多い。

このため、飛行機を利用して移動する国民も多いようで、ネパール人の国内線予約が取れにくくなっている。外国人の利用が多いルートはなおさら。

ネパール国内線には料金の二重設定があり、ネパール人料金は、外国人料金よりも安い設定となっているため、少しの利益しか出ないネパール人より外国人の予約を優先させる傾向があるのだ。

・・・

ところで、11月17日~20日まで、国民の休日となることが決まった。

しかし、私たちのオフィスは選挙当日も休まず営業予定。

去る11日からのストで、幼稚園や学校の休みも続いており、子連れ出勤するスタッフも。

生後10か月の子供がいる、まかないスタッフ。ネパールでは、乳児に菜種油でマッサージをする習慣があるのだが、職場でもオイルマッサージを欠かさない。

手が空いたすきに、メティ(フェネグリーク)とジュワノ(ロベージ)を入れた菜種油を人肌に温め、屋上へいき、子を全裸にして、頭から足の先まで全身マッサージを。


室内にいると肌寒さも感じる季節だが、日の当たる屋上は暑いぐらいで、今日も快晴のマッサージ日和。

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