2006年10月24日火曜日
ティハール最終日~バイティカの日と大根~
ティハール祭最後の今日は、兄弟姉妹でティカをつける儀式を行う日。
私も、この日は、きょうだいの契りを交わさせてもらっている家庭を訪れる。
儀式というと、厳かで静粛なイメージだが、実際はわきあいあいと、冗談を言ったりしながら、行っている。
お父さんのきょうだい、お母さんのきょうだい、いとこ同士、などなど、いろんなパターンのきょうだい関係があって、順番に儀式を行っていく。順番待ちの人たちは、周りに座って、ティカの大きさを指摘したり、儀式の順序を教えたり、儀式に足りないものを準備しに走ったりと、何かと忙しい。
ヒンドゥ教には、何事にも占星術が強く関係するのだが、月と星回りから計算された、儀式を実施するのに適した時刻、というのがある。今年のバイティカは正午前後に実施するのが適しているとのことで、その時間に集中して順番にティカを付け合う。
儀式の横では順番待ちの女群がマニキュアを塗っていたり。
子供たちは、早々と儀式を済ませていて、すでにティカが取れかかっていた。
儀式を終えて、ご飯を食べた後、今年も例にもれず、近くの畑で取れた高菜と大根のおすそ分けをもらう。
こうやってティハールが終わると、一気に秋が深まり寒くなっていくカトマンズなのだ。
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