ティハール気分が最高潮に達するのが、ラクシュミプジャの夜。
日没後、各家庭で、ラクシュミ女神を迎えるための儀式をし、家の外にオイルランプの明かりをともし始めた頃から、歌や踊りを披露する人たちが、次々家にやってくる。
カトマンズで体験するそれよりも、村でのほうが断然楽しい。
顔見知りの村人たち子供から大人まで、今日はちょっとおめかしして、家々をまわるのだ。
グループを組んで、衣装をそろえ、本格的な歌や踊りを見せてくれる人たちもいる。
白熱灯のやわらかい光の中、ネパールの民族楽器マーダル(太鼓)やバンスリ(竹笛)に合わせて、歌い、踊る。
村人たちも集まって、幻想的な夜が過ぎていく。
おじいさんも。
途中で花火も楽しんだりして。
夜が更けても、遠くから太鼓の音や歌声が時折聞こえてくる。眠りにつくのが惜しい気がする、ラクシュミプジャの日、風情ある村の夜なのだ。
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