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2006年10月1日日曜日

RA(ロイヤルネパール)便、また全線大幅遅延しています

定刻どおり飛ぶほうが珍しいといっても過言ではない、ロイヤルネパール航空(以下RAと表示)が、また遅延している。

4月の政変以降、『ロイヤル』の文字は社名からは外れ、カトマンズRA本社のビルの看板からは、『ROYAL』が塗り消された。消し方がわざとらしくて非常に滑稽。もっと目立たなく消す方法は無かったのかと思うが、適当さがネパール人らしくていい。カトマンズRA本社付近に立ち寄る機会があれば、是非社名を見上げてみてほしい。


さて、このRA便、カトマンズ⇔関空、バンコク、デリー、香港、その他たくさんの国際線ルートを、たった2機の飛行機でやりくりしながら飛んでいる。いつも順調に飛んでくれれば問題ないのだが、2機ある機体のうち1機が故障したりメンテナンスで飛べなくなると、残りの1機で全国際線ルートを飛ばさなくてはいけないことになり、信じられないほどの遅延が生じることになる。

ここ最近で、大幅な遅延で笑わせてもらったのは、2003年11月頃の出来事。関空発カトマンズ行き直行便が、なんと約5日遅延し、カトマンズに到着したのだ。もはや直行便とはいわない。笑うしかない。聞くところによると、乗客の半分以上は、停滞地の上海から、関空に引き返したという。

その後、ここまでの遅延は生じていないにしても、数時間~1日程度の遅延は、当たり前のように生じている。被害例を挙げたらきりがないほど、とにかく、予定通り飛ばないことで有名。定刻どおり飛んだらラッキーという感じだ。

限られた日数でネパール旅行を計画している人(特に関西地方在住)の人は、関空⇔カトマンズ直行便という言葉に惑わされ、利用してしまう人がかなりいるのだが、利用は避けたほうがいい。

時間が限られているからこそ、急がば回れでバンコク経由など確実なルートを使いネパール入りする必要がある。しかし、RA便遅延の常習犯ぶりを知らない人にとっては、なぜわざわざ遠回りしなくてはいけないのか、と、なかなか納得してもらえないことも多いのだが。

前置きが長くなったが、このRA便、今シーズン(2006年8月以降)も、すでに何度か大幅遅延している。とりあえず私が把握している情報では、9月半ば、関空⇔カトマンズ間10時間ほど遅延していた。その後何とか回復したのだが、現在また大幅遅延している。

9月26日(火)22時45分カトマンズ発(関空行き)が、約6時間遅延し、翌朝27日(水)5時頃に発ったそうだ。もちろんその後も遅延は拡大し、27日(水)18時頃カトマンズに到着する(関空発)便も大幅遅延。

そして、昨日9月30日(土)22時45分にカトマンズを発ち、関空へ行くはずだった便は、なんと約20時間遅延し、本日10月1日(日)19時半頃発に変更になっていた。(その後、20時台に、飛行機が飛び立つ音が聞こえたので、一応飛んだものと思われる)

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関空⇔カトマンズ間のルートでは、通常上海に1~2時間ほど経由するのだが、大幅遅延が生じているときは、上海に立ち寄らず、文字通り、関空⇔カトマンズ間を直行し、時間を節約することもあるというから、びっくりだ。そんなことってありえるの!?

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いつカトマンズに到着し、いつ日本に帰れるかわからないRA便。時間がたっぷりあり、日程なんてあってないようなもの、という長期旅行者には、スリリングな楽しい旅行になるかもしれないが、日程が限られていて、必ず予定通り日本に帰国しなければいけない旅行者は、利用はなるべく避けたほうがいいかもしれない。直行便というスバラシイ響きに惑わされないよう、くれぐれも気をつけてほしい。

* かなり主観も入りましたが、RAとの利害関係は無く、遅延の事実を書いたつもりです。

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