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2006年1月21日土曜日

物語を聞きに



日がさかのぼってしまうが、今日は今日の話題ではなく、2日前にアップしようと思っていた話題を。その日から、固定電話の一時遮断や、外出禁止令の話が出てきてしまって、アップしそびれていた。

18日夜、カトマンズ郊外の村に行ってきた。

ヒンドゥ教の伝統的行事や儀式がある際には、ヒンドゥ司祭一家の知り合いの家を訪問させてもらっている私なのだが、今回は、簡単に言うと、『物語を聞くこと』が目的だった。

毎年、今の時期の満月(今回は1月14日)~次の満月までの約1ヶ月、『スワスタニ(Swasthani)』というヒンドゥ教の儀式が行われる。



朝から断食をして、日没後、特別なプジャ(礼拝)をした後、ベジタリアン食をとる、という、流れは、普段の儀式やプジャ中と同じなのだが、スワスタニ期間中は、日中の断食後、身を清めた後に、毎晩少しずつ、スワスタニに関連した物語を読み進めていく習慣がある。

本にプジャ(礼拝)をし、お祈りをして、物語読みが始まる。

本はネパール語で書かれているので、私にも分かるから、文字を目で追っていく。そうすると内容は把握できるのだけれど、読み方に激しい抑揚がつくので、ただ聞いているだけだと、なんとなくよく分からない。日本でも、百人一首を詠むときに、ただ読むのではなく、抑揚をつけて詠むが、あんな感じだ。

私の場合、一日だけの信仰では、意味がないとは分かっているけれど、何となく、崇高な気持ちになる。

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