100枚ずつ輪ゴムで何重にもくくられ、さらに太いホチキスで厳重に止められている、ネパールの札束。
くくられていないほうを2つに分けて持ち、大胆に左右に引っ張ると、うまい具合にホチキスから紙幣がはずれてくれるのだが、ひどい時には5か所ぐらいにホチキスが刺さっていて、うまくはずすのに手間取ることも。
ホチキスの穴もあちこちに開いていて、これがお金でなかったら、確実にゴミ箱行きとなっていそうな状態のものも多い。
誰かの携帯番号がメモられている確率もかなり高い。
現在のお札には、エベレストや、ネパールの国花ラリグラス(シャクナゲ)が印刷されているが、以前は国王画が印刷されていた。
参考記事:
http://dailynepal.blogspot.com/2006/10/50.html
その国王画入り紙幣が、2011年3月15日から使えなくなる、と国民をパニックにさせたたこともあった。
参考記事:
http://dailynepal.blogspot.com/2011/01/blog-post_28.html
私も、2011年3月15日に大手スーパーマーケットで買い物をした際に、国王画のお札を出したら頑なに受け取り拒否された記憶がある。
しかし、流通中の紙幣を、ある特定の日を境に突然使用中止する、ということなど不可能なわけで、その後すぐに撤回。
国王画紙幣は徐々に銀行が回収していくのだろう、と思っていたのだが、2年たった今でも、100枚の札束中半分以上が国王画のものだったりすることもあって、2年前のあのニュースはなんだったのだろう、と、国王画紙幣を手にするたびに、首をかしげてしまう。
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