前回の続き。
ゴーキョピークとレンジョラパスを予定していたトレッキングガイドのRは、ナムチェに2泊し高度順応を終え、ドーレまで移動する途中で、地震にあった。
当日朝、ナムチェを出発し、モンラあたりへ移動したときのことだったという。
周辺では石や岩が崩れてきたりもし、ゲストと共に、木ににつかまりながら一時待機。その後、先へ進むか、引き返すか、で、迷ったようだが、とりあえずナムチェに戻り様子を見ようと、下山することに。
カトマンズ同様ナムチェでも余震が続き、おびえるトレッカーや現地住人たちの多くが、アーミーキャンプ近くの広場に待機していたという。
翌日すぐ下山しようとしたが、余震も続き、建物の倒壊、地滑り等の心配もあるため、ナムチェ~ルクラの道は軍によって封鎖。通行できるようになってからも、慎重に移動し、いつもより時間をかけて移動。カトマンズに帰着できたのは5月2日だった。
画像は、下山前にガイドがViber経由で送ってくれたナムチェ周辺の写真。
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ところで、5月9日付け野口健さんのブログに、ゴーキョ方面の被害状況が掲載されていた。
http://www.noguchi-ken.com/M/
ドーレは9軒あるロッジがほぼ全壊に近い状況とのこと。ガイドたちも、当日下山を選んだのは正しかった。
このブログを拝見し、このような状況での冷静な調査報告に敬服するとともに、ネパールへの思いを感じ、胸が熱くなる思いです。
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つづく。
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(1)とチュルピ
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(2):カトマンズ、ナガルコット観光
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(3):ランタントレッキング
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(4):ゴーキョピークトレッキング
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(5):カトマンズ空港送迎
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(6):パタン訪問
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