前回の続き。
チトワンツアーを終え朝チトワンを出発し、専用車でカトマンズに戻ってくるゲストの市内観光予定があった。
担当は観光ガイドのR。カトマンズに向かうドライバーと連絡を取り合い、正午過ぎにスワヤンブナートでゲストたちと落ち合う予定となっていた。
ゲストの到着までタメルで時間をつぶしているときに地震発生。その後、ガイドは道幅の狭い近道ではなく、建物倒壊の恐れのない広い道を選んで、スワヤンブナートまで歩いて移動。
地震の影響かカトマンズを目指す車の移動にも時間がかかり、ゲストがスワヤンブナートに到着したのは、夕方近くなってから。
周辺の被害状況から観光どころではない非常事態であることはガイドも感じていたが、その時は、とりあえず予定通り案内しないと、と、スワヤンブナート敷地内まで入ったそうだ。
本日現在、倒壊の恐れのある建物などもあり、一般観光客の入場を一時制限しているスワヤンブナートだが、地震直後は状況把握に時間がかかっていたためか入場制限はされていなかったとのこと。
しかし、仏塔周辺の建築物がかなり崩壊しており、瓦礫が散乱し、歩けるような状態ではなく、早々に引き上げることにしたと。地震発生から約3時間後ぐらいの出来事。
参考記事: 地震後のスワヤンブナートの様子
次に、観光予定だったボダナートまで行き、手短かに観光。
参考記事: 地震後のボダナートの様子
この日はナガルコットに1泊予定があり、ナガルコットまで移動。
宿泊予定だったクラブヒマラヤ(ナガルコットで一番良いホテル)では、地震後宿泊客をすべて屋外に出し、閉鎖している状態だった。
他に泊れるホテルはないかと当ったが、周辺少なからず何らかの目につく被害があり、どこも泊れる状況ではないと判断し、日は暮れていたが、カトマンズに戻ることに。
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(補足)
ナガルコットのホテルについては、5月8日に私たちがよく手配する中級以上のホテル(カントリービラ、フォート、クラブヒマラヤ)に電話確認したところ、どこも少なからず被害を受けていて、現在閉鎖中と。
同エリアの他のホテル、ゲストハウスもだいたいどこも同じような状況で、少なくとも5月いっぱいは閉鎖予定だというところが多い。
その後は旅行のオフシーズンに入ることから、秋の旅行シーズンまでは、修復や補強作業で休業するホテルがほとんどなのではないかとみている。
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つづく。
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(1)とチュルピ
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(2):カトマンズ、ナガルコット観光
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(3):ランタントレッキング
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(4):ゴーキョピークトレッキング
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(5):カトマンズ空港送迎
地震発生当日(4月25日)のガイドの状況(6):パタン訪問
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