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2007年6月17日日曜日

チャリコット周辺ハイキング3 (クンタリ→ドラカ→チャリコット)

前回のつづき(2007年6月12日のこと)



段々畑を後にし、車道に到着した。クンタリ(Kunthali)という地名の場所らしい。なんともタイミングよく、チャリコット行きのローカルバスが、向こうからやってきた。

舗装道ではないので、激しい揺れの中、時速10kmぐらいで走っていく。ドラカ(Dolakha:標高約1660m)という場所まで、約30分の道のり。下の写真は、ドラカの町並み。



ドラカでは、訪れたい場所があった。それは、ビムセン寺院というところ。この寺院、商売繁盛にご利益があるのだが、実は、そんなことよりも、少々奇怪な『あるもの』が祭られていることで、知られている寺なのだ。



何はともあれ、寺院に続く階段を上る。

あるもの、とは、『汗をかく神像』。



本堂に石が置かれているのだが(上の写真)、ネパールにとって何か大きな出来事が起こる前、この石が汗をかくというのだ。

過去何度もこのような現象が見られたそうなのだ。記憶に新しいのは、2001年6月におきた、前国王一家殺害事件のとき。事件の何ヶ月か前、やはり、石が汗をかいていたのを、地元の人たちが確認していたそうだ。

そして少し恐ろしいのが、この石、先月頃にも汗をかいたということ。

そんなことも関係してか、6月15日から始まったビクラム暦3番目の月『アサール月』には、何かが起こる(カトマンズに大地震が来る、とか、クーデターが起こる、とか)いろいろ噂が飛び交っている、不吉な感じのカトマンズ。

商売繁盛のご利益があるといいながら、石が汗をかいて、ネパールに大事が起これば、商売あがったり。なんだか矛盾を感じるが、まあ、石が汗をかくからネパールに何かが起こるのではなく、ネパールに何かが起こる前兆として石が汗をかくわけだから、仕方がないか、と、ややこしいことを考えながら、寺を後にする。

帰りは再びローカルバスを利用し、チャリコットまで戻った。これにて、約7時間(内訳:徒歩約5時間、バス乗車2回分の合計約45分、バス待ち時間約1時間)の山歩き行程終了。

つづく

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