本日夕方、待ちに待った新憲法が公布された。2008年に憲法がない状態となって以降、実に7年越し。ネパールの人たち皆が待ち望んでいた日。
新憲法に反対する一部の地域はあるものの、カトマンズやポカラではお祝いムード一色。
私が今来ているポカラでも、日没後、あちこちでろうそくに火をともしお祝いする光景が見られた。
住宅街の店屋の前にて。ろうそくで描かれた「憲法 2072 ようこそ」の文字。(ネパールの公暦ビクラム暦では、今2072年)
民家の前に作られたネパール国旗と、ネパール地図の中に書かれた「新ネパール」。
ネパール地図を縁取ったろうそくの飾りの中に書かれた「ネパールの憲法2072」。薬屋さんの前にて。
一番最初の写真やこの写真は、交差点での様子。どの交差点でも大勢の人が集まってろうそくに火を灯している様子が見られた。そして、皆で国歌を合唱する様子も。
国旗を掲げ喜びのパレードをする人たちとあちこちですれ違う。皆がひとつになっている一体感が伝わってくる。
地震の時もそうだったが、ネパールの人たちが一つになっている様子を肌で感じ、胸が熱くなってしまうことが、最近何回もある。
最後の2枚の写真は、旅行者街レイクサイドにて撮影。
地面に描かれたMy Nepal My prideの文字、国旗、地図。反対側には仏塔と智慧の眼も描かれていた。
「♪どこにいても、なんて言われても、どこに連れていかれても、この心はネパリさ!」という、愛国心をゆすぶられる流行歌が大音量で流れ、皆で合唱している。私も思わず口ずさむ。
レイクサイド、昨夕は雨が降っていたせいもあって、外国人旅行者はもちろん、現地の人の行き来も少なく、閑散として寂しい雰囲気だったのだが、本日はうってかわって、どこもかしこも大盛り上がり。
新憲法公布。ネパールの人たちにとって喜ばしい歴史的な瞬間を、私も一緒に感じることができて嬉しい。
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