毎年雨期前に行われる雨乞いの祭、ラトマチェンドラナート祭。
今年も4月、巡行を始めたブンガマティ村の背の高い山車。しかしその後大地震発生。山車は村の手前の路上で止まったままとなっている。
地震で山車が一部壊れ、その後の余震等で修復作業も遅れていたそうで、今も修復が行われており、近々祭りが再開する予定だという。
山車に乗せられるはずのラトマチェンドラナートのご神体は近くの小屋に移され、参拝する人が後を絶たない。
この近くに生き神クマリの席も設けられ、毎朝、人々に神として祝福を与えている。
クマリというと、カトマンズダルバール広場内のクマリの館に住むクマリが知られているが、カトマンズだけではなく、パタンやバクタプル等ネワール族が住む町や村には地元のローカルクマリがいて、ここブンガマティにもいるのだ。
今日は祭日(ネパール版父の日)で参拝客も多く、普段よりも長い時間この場所に座っているということだったのだが、強い日差しで、気温も高かった今朝。
衣装は重く暑く、クマリ、疲れ果ててぐったり気味。不快そうな表情で体をよじらせ、肘掛けに体をもたれさせる、神らしからぬ一場面も。
それもそのはず、ブンガマティのローカルクマリ、着任してまだ1ヶ月もたっていない、わずか5歳の女の子。大人でも暑くてふーふー言っていたもの、神とはいえまだ幼児、大変だよね。
神としての任務(?)を果たすと、家族に抱っこされて自宅に帰っていった。
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