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2005年10月27日木曜日

ラミタとの会話

Ramita、18歳。

2ヶ月前に上京したばかりの、私たちのスタッフ。

カトマンズからバスで約10時間かけて、エベレスト街道トレッキングの始発地点『ジリ』まで行き、そこから徒歩で約5日かけて行った所に、彼女の村がある(らしい)。マオイスト問題で村に住みづらくなり、上京してきた。

村では、農作業の手伝いが彼女の仕事で、学校にはほとんど通ったことがない。だから、学校で学ぶようなことについての知識はあまりないが、自然のこと(花が咲く季節や、野菜が実る季節)についてはとても詳しく、話していて教えられることも多い。

素朴で明るい性格も手伝ってか、何も知らない、純粋な彼女と話していると、心が和む。

さて、その彼女の妹(17歳)が、12月頃結婚することになったという。

結婚式にあわせて、帰省するから、15日ほど休みがほしい、と言い出した。

彼女の代理がいないので、そんなに長く、休みをあげることは出来ない。

休暇日数短縮のために、特別に飛行機代はオフィスで負担してあげる、ということになった(それでも、最寄の空港から丸2日歩かなければいけないようだが)。

純粋な彼女を、他のスタッフが少しからかってみる。

スタッフ:村はカトマンズよりも高いところにあるんでしょ?カトマンズまでの道のりは、どんな感じだった?

ラミタ:ずっと下りだったわ。

スタッフ:じゃあ、村に行くときは、ずっと登りになるから、行きの飛行機代は高くなるねえ。

ラミタ:へえ、そうなの?

スタッフ:当たり前だよ。人間だって、下りより登りのほうが疲れるでしょ。ご飯もたくさん食べないと、登りは疲れて大変だよね?それと同じで、飛行機にも、たくさん燃料を与えないといけないから、高くなるんだよ。

ラミタ:そうかあ。

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信じてしまうところが、かわいい。村出身の純粋な女の子だ。

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