2005年10月12日水曜日
ココナッツ無プジャの結末
ダサイン祭9日目には、機械(モーター)類にもプジャをする。
数ヶ月前に買い換えた中古のスクーターにプジャをしてもらうために、ヒンドゥの司祭師を父に持つ知人の家を、1泊の予定で訪問する。
新車の場合は、乗り始める前にプジャをする必要があったのだが、私が買い換えたのは、中古品。中古なら、前の持ち主が、ちゃんとプジャをしていたはずだから、ダサインの時までプジャをしなくても、まあ、大丈夫でしょう、ということで、今日までプジャをしないまま乗り続けていた。
今回のプジャに備え、必要なグッズ、特に、ココナッツを忘れずに持ってくるよう言われていたのだが、用意するのをすっかり忘れていた。
今朝、プジャ直前になって、家の人に、ココナッツを探しに行ってもらったのだが、プジャグッズを売るどの店でも、売り切れ。
ということで、ココナッツなしでの、プジャが始まる。
ココナッツは、プジャ終盤に差し掛かった頃に、かち割られ、中から出てくる汁を、バイクにふりかける、という作業の際に、必要となる。
バチあたりかもしれないが、私は、この、『ココナッツジュースをバイクにふりかけられる』のが苦手。あとでベタベタするからイヤなのだ。 (ヒンドゥの儀式の中には、もっとすごいこと~牝牛のオシッコを飲む等~もあるので、『ココナッツジュースかけ』ぐらいでひるんでいてはやってられないのだが)
だから、内心、今日はココナッツが入手できずにほっとしていた。
いつもプジャをしてくれる、ヒンドゥ教司祭師のお父さんが、他でのプジャのため外出中で、お父さんから託されたプジャグッズをそろえて、嫁が代理でプジャを担当する。
・・・一通りプジャが終わる。
・・・その後、カトマンズに戻る時。
エンジンをかけようとオートスタートボタンを押したところ、うんともすんとも言わない。さっきまで、なんともなかったのに。
どうやら、プジャ前にスクーターを水洗いした際に、故障してしまったようだ。(キックを使えばエンジンはかかるが、非常に不便)
安全運転祈願のために、プジャをしたのに、なんとなく嫌な結末。
ココナッツがなかったからかしら? それとも、義父の代理で私がしたからかしら?と、嫁はひどく気にしながら、私を見送ってくれたのだった。
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