ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2015年4月27日月曜日

ネパール地震の影響

GW時にお申込みのあるお客様に、先程一括メールで送った内容です。
参考までにブログに更新します。一部補足しています。

表示の乱れを直す時間がありません。ご容赦ください。

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425日に発生したネパールでの大地震の影響で、皆様が訪れる旅行予定地に少なからず影響が出ています。

●カトマンズ

タメル地区26日現在ホテル、商店ほぼすべての店がシャッターを下ろし閉鎖しています。

従業員が怖がって出勤しないため、この先10日間ほどは閉鎖を決めたホテル、開いてい入るが室内に入れてもらえず、ロビーなどに布団を持ってきて寝るよう指示されているホテル等、いろいろです。
 
食料も不足しており、ホテル併設レストランでも十分な食事を提供できていません。

市内レストランも閉まっているところがほとんどです。

参考までに、高級ホテルのハイアットでさえ、室内に入れてもらえず、25日、26と、宿泊客はロビーや入口エントランス(ほぼ屋外)で寝ていました。

●国内線

26日は欠航(早朝イエティエアに確認したところ得た回答で、実際けっこうだったかは追跡確認していません)。
 
27日以降は状況次第かと思います。

 
●国際線

飛んでいますが、大きな余震が発生すると、一時的に閉鎖となり、本日も1時頃~4頃までの離発着が制限されていた模様。
 
昨日は10時半~15時頃まで私自身空港にいました。
 
●ポカラ

確認していませんが、それほど被害状況は聞いておりません。

●エベレスト方面トレッキング

26日現在、ルクラ~ナムチェ間の地滑り等の危険発生確率が高いため、通行閉鎖しているとの情報が、ナムチェにいるガイドより入っております。

ゴーキョを目指していたガイドも急きょ引き返そうと下山を始めましたが、ナムチェで足止めとなっています。(26日現在)

●ランタン方面

シャブルベシにいるガイドの話によると、土砂崩れなども発生している模様で、シャブルベシ~ドゥンチェ間は車通行できないような状況とのことです。

●アンナプルナ方面

確認できておりません。
 
=== 

 
取り急ぎ現状です。

ネット、電話も通じにくく、現在、私自身が朝から晩まで、日本の報道メディアのクルーと一緒に行動しており、メールチェックする時間がありません。

ご旅行をキャンセルされる場合は、メールでもお送りいただくと同時に、ローマ字表記で+977-9851124236あてにSMSをいただけますとすぐ確認できありがたいです。

SMSは長文不要です。(膨大な数のSMSを受信しているため、見落とす可能性有) ご

氏名、ネパ―ル到着予定日、キャンセル希望、ということをローマ字で次のようにお送りください。

受信しましたら、遅くなるかもしれませんが、短文で返信します。

なお、後日メールも確認しますので、必ず info・・アドレス宛にメールもお送りいただけますと助かります。

お電話については、地震発生以来、終日メディアの方からの状況確認の電話がひっきりなしに入り、26日昼までは対応していましたが、現在対応しきれておりません。
 
日本やバンコク、デリー(報道社の支局がある)の番号からの電話にはああえて出ないことがありますので、メールおよびSMSでお知らせください。

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以上、キャンセルを進めるような内容を書きましたが、それでも旅行を実施する!という方の手配はかならずさせていただきます。ただし、空港送迎については、車の確保が非常に厳しくなっている関係上、お受けできませんことをお知らせします。すでに送迎代をお支払いただいている場合は後日返金致します。

===

取り急ぎ以上です。
現地の状況はできる限りツイッターで発信しておりますので、ご参照ください。


よろしくお願いいたします。

 

2015年4月26日日曜日

カトマンズの地震

日本でもトップニュース扱いだったと聞きますが、カトマンズで大きな地震がありました。

私たちは無事ですが、バタバタしており詳細ブログ更新できません。

ツイッター地震発生当初からこまめに画像つきで発信しておりますので、ご参照ください。
https://twitter.com/infonepal

お見舞いメールをくださった、たくさんの過去の利用者の皆様、個人的な知り合い、ツイッターにコメントくださった皆様、一人一人にお礼ができずに申し訳ありません。

まだ余震が続いており、不安な夜を過ごしています。

落ち着いたらまたブログ更新&メール等への返信もさせていただきます。

ありがとうございます。

2015年4月23日木曜日

雨のタサンビレッジ


14時半過ぎ、ナウリコットのタサンビレッジ(標高約2680m)着。

到着前から雨が降り出した。

ここから見えるはずのダウラギリ(8167m)も、氷河も、ニルギリ(7061m)も、他アンナプルナ山群も、一切見えず。

目の前の丘の上の方は雪でうっすら白くなりはじめ、雪と雨の境界がはっきり分かる。雪が降っているのは標高4000mよりも少し上あたりからだろうか。

以前同時期にゴレパニ(標高約2850m)へ行ったとき、ずっと晴れで暑く、朝晩ゴレパニ滞在時のシンプルなロッジの室温も15度程はあった。防寒着が荷物になってしまった経験がある。

今の時期、基本的には晴れることが多いし、今回の宿泊地はタサンビレッジとムスタンリゾート。この地ではリゾート扱いの高級ホテル。なので、防寒着少な目で出かけたところ、ロッジ内室温10度ほどで寒く、防寒対策が甘かった、と後悔。

宿泊客が私たちだけしかいなかったことをいいことに、寝る時以外はずっと薪ストーブの前を陣取っていた。


翌朝。一瞬雨も上がったものの、また降り始め、結局ヒマラヤは見えず、眼下に広がるカリガンダキを見下ろすぐらいしかできず。

雲が垂れ込めるこんな景色も、嫌いではないが、次回来る時は是非とも絶景を楽しめるといいなあ。


出発時、入口近くに桜らしき木を見かける。

お別れのカタを首からかけてもらい、出発。

・・・

ところで、この2日後、突然の訃報の知らせが入る。私たちがここを後にした次の日の朝、マネージャーさんに突然の不幸があったというのだ。その前日には、笑顔で見送ってくださったのに。同行者皆、しばらく事情が理解できず茫然としてしまった。心よりご冥福をお祈りしいたします。

===

ジョムソン・ムクティナート訪問の記録:

4月12日(日)
 (タサンビレッジ泊)

4月13日(月)
 07:20ナウリコットのタサンビレッジ発→08:20マルファ着。河口慧海記念館立ち寄り→09:30マルファ発→09:50ジョムソン着。休憩、車手配。
 11:00ジョムソン発→12:20ラニポワ着。ムクティナートまで徒歩移動、参拝。
 14:25ラニポワ発→15:45ジョムソン着。ジョムソン散策。
 17:00ジョムソン発、ホテルへ→17:05ムスタンリゾート着(泊)

4月14日(火)
 06:45ムスタンリゾート発、徒歩でジョムソン空港へ移動→07:00空港着。
 08:50ジョムソン発ポカラ行フライト→09:10ポカラ着。

2015年4月22日水曜日

タトパニ~ガサ(ジョムソン・ムクティナート訪問3)

 
10:40タトパニ発。ガサ(標高約2000m)を目指す。
 
今回のルート上では、崖道も多い一番危険な区間。揺れもひどい。 雨季中は土砂崩れによる車両通行止めなども例年起きるような道。
 

 

 
 
 
 
 
旅の同行者は私も含め5人。うち2人は6歳と2歳児。ネパールのみならず、日本でも片道1400㎞ほどの長距離移動は何度か経験済みで慣れているが、未舗装悪路移動に耐えられるか少し心配だった。
 
しかし、車が揺れれば揺れるほど喜び、水しぶきを上げて川を突っ切る時には、遊園地みたい!、と身を乗り出して興奮。はしゃぐ以外は揺れに身を任せ熟睡。疲れも見せず、なかなか楽しんでいた様子。
 



そうこうしているうちに、崖道も終わりになり、ガサのバスパーク通過。



12:15昼食休憩のためガサで停車。(上のジープは私たちが乗ってきたもの。インドのマヒンドラ社製)

ガサ着前、ドライバーにチャングラのおいしいダルバートが食べられる店に立ち寄ってもらうようリクエスト。事前に携帯で連絡を入れ、準備をしておいてくれた。



 
 
13:30ガサ発。近道のカリガンダキ沿いを走ろう、と、広い河原をスピードを上げて進む。途中何度も川を突っ切る。
 
今日の目的地ナウリコットまではあと少し。
 
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ジョムソン・ムクティナート訪問の記録:

4月12日(日)
 4:10ポカラ発→6:30ベニ着。休憩、車手配。
 7:40ベニ発→9:40TIMSチェックポスト立ち寄り→10:00タトパニ着。休憩。
 10:40タトパニ発→12:15ガサ着。休憩。
 13:30ガサ発→14:45ナウリコット・タサンビレッジ着(泊)

4月13日(月)
 07:20ナウリコットのタサンビレッジ発→08:20マルファ着。河口慧海記念館立ち寄り。
 09:30マルファ発→09:50ジョムソン着。休憩、車手配。
 11:00ジョムソン発→12:20ラニポワ着。ムクティナートまで徒歩移動、参拝。
 14:25ラニポワ発→15:45ジョムソン着。ジョムソン散策。
 17:00ジョムソン発、ホテルへ→17:05ムスタンリゾート着(泊)

4月14日(火)
 06:45ムスタンリゾート発、徒歩でジョムソン空港へ移動→07:00空港着。
 08:50ジョムソン発ポカラ行フライト→09:10ポカラ着。

2015年4月20日月曜日

ベニ~タトパニ(ジョムソン・ムクティナート訪問2)

 
 
4月12日7時40分、チャーターした四駆車でベニ(標高約800m)を出発し、この日の目的地ナウリコット(タサンビレッジ/標高約2680m)を目指す。
 
未舗装の道はガタガタで、出だしから上下左右前後に揺れまくる。
 


 
ベニ~ガサ間は頻繁に乗合バスや四駆車が出ており、道中何度も車と行きかう。道が狭いので、譲り合いながら通り過ぎる。
 
乾季中は車が通ると一寸先も見えないほどの砂埃が巻き上がる。今回は、曇りのち雨の日が続いており、地面も適度に湿っていて砂埃の影響はほとんどなかったのだが、乾燥していると大変なことになる。
 
 

 
バスがカーブを曲がるたび、砂埃が舞い上がり、視界が遮られる状態。
 
トレッキング道も、車の往来があるこの道と同じ。この様な道をあえて徒歩移動するのは、物好きな外国人トレッカーか、近距離を移動する地元住人ぐらい。
 

 
 
ネパール人のバイクのグル―プも結構見かけた。皆カトマンズナンバーで、ムクティナートまでのツーリングを楽しんでいるようだ。
 
上の写真は、突き出た岩の下で休むライダーたち。
 



09:40タトパニの手前にあるTIMSチェックポスト立ち寄り。

私、ビジネスビザなのだが、レジデンスビザやディプロマビザ以外の外国人は、在住者であっても許可証類は必要、とのことで、カトマンズで取得。通過のチェックを受ける。



10:00タトパニ着。休憩。

ここに、竹の皮で編んだ囲いで覆われた、穴を掘っただけの簡易トイレがあった。本来のトイレは戸を開けるとハエが一斉に飛び出てくるような不衛生な状態で、入るのをためらってしまったのだが、その手前にこの解放的な簡易トイレがあり、迷わずここを利用。空を見ながら用を足すのって、久しぶり。

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ジョムソン・ムクティナート訪問の記録:

4月12日(日)
 4:10ポカラ発→6:30ベニ着。休憩、車手配。
 7:40ベニ発→9:40TIMSチェックポスト立ち寄り→10:00タトパニ着。休憩。
 10:40タトパニ発→12:15ガサ着。休憩。
 13:30ガサ発→14:45ナウリコット・タサンビレッジ着(泊)

4月13日(月)
 07:20ナウリコットのタサンビレッジ発→08:20マルファ着。河口慧海記念館立ち寄り。
 09:30マルファ発→09:50ジョムソン着。休憩、車手配。
 11:00ジョムソン発→12:20ラニポワ着。ムクティナートまで徒歩移動、参拝。
 14:25ラニポワ発→15:45ジョムソン着。ジョムソン散策。
 17:00ジョムソン発、ホテルへ→17:05ムスタンリゾート着(泊)

4月14日(火)
 06:45ムスタンリゾート発、徒歩でジョムソン空港へ移動→07:00空港着。
 08:50ジョムソン発ポカラ行フライト→09:10ポカラ着。

ベニのバスパーク(ジョムソン・ムクティナート訪問1)

 
 
15年ほど前までは、ジョムソン街道の、徒歩移動始発・終着地点だったベニ。その後、徐々に車道が引かれバイクやトラクターで走行できるようになり、7~8年前からは、ムクティナートまでローカルバスやジープが定期運行するようになった。
 
その昔、徒歩移動で4~5日かかっていたベニ~ガサ~ジョムソン~ムクティナート間も、車両移動すれば(乗り換え時間等含めなければ)7時間ほど。
 
全行程で未舗装でカーブの多い道。ガードレールもなく、ベニ~ガサ間は、すぐ下は崖、という危険な場所も多い。
 
雨の多い季節(6~9月)には土砂崩れで一時的に車両通行不可となることもあり、崖下転落事故も起きやすいルートではあるが、現地住人はもちろん、ムクティナートへ巡礼へ行くネパール人、インド人なども、ほとんどが車両で移動するのが当たり前の状況となっている。
 
現在この区間をあえて歩くのは、物好きな外国人トレッカーぐらい。
 
 
 
 
ベニにあるバス・ジープカウンター。
 
ここで、四駆車・マイクロバス・大型バス等のチケットを購入できる。
 
現在、ベニ発で運行している定期便は、ジョムソン直行、ガーサ止まり、ポカラ行、カトマンズ行の主に4ルート。

10か月ほど前まで、ゴレパニ方面チトレ行という定期便も出ていたのだが、現在運休中で、再開のめどは今のところないそうだ。(チャーターは可能)
 
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以上、4月12日に現地で確認した内容。
 
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ジョムソン・ムクティナート訪問の記録:

4月12日(日)
 4:10ポカラ発→6:30ベニ着。休憩、車手配。
 13:30ガサ発→14:45ナウリコット・タサンビレッジ着(泊)

4月13日(月)
 07:20ナウリコットのタサンビレッジ発→08:20マルファ着。河口慧海記念館立ち寄り。
 09:30マルファ発→09:50ジョムソン着。休憩、車手配。
 11:00ジョムソン発→12:20ラニポワ着。ムクティナートまで徒歩移動、参拝。
 14:25ラニポワ発→15:45ジョムソン着。ジョムソン散策。
 17:00ジョムソン発、ホテルへ→17:05ムスタンリゾート着(泊)

4月14日(火)
 06:45ムスタンリゾート発、徒歩でジョムソン空港へ移動→07:00空港着。
 08:50ジョムソン発ポカラ行フライト→09:10ポカラ着。

2015年4月19日日曜日

マレクの魚


カトマンズからポカラやチトワンなどを結ぶプリティビハイウェイの途中にある「マレク」。トリスリ川沿いにあり、食堂に揚げ魚や干し魚(燻製)類が並ぶ。




手前の赤いのはエビ、他は小魚類。

陸路移動をする際には魚やエビのおやつを楽しみに、必ずマレクに立ち寄る。

素揚げの魚やエビに、トマトをベースとしたアチャール(辛いソース)がついてくるのだが、何もつけずにそのまま食べる方が日本人向きのクセのない味。エビは殻ごと、小魚も骨ごと食べられ、やめられない止まらない状態になってしまう。

・・・

先週、ポカラ~ジョムソン~ムクティナートへ行ってきた。カトマンズ~ポカラ間は往復とも陸路で。上の写真2枚は、カトマンズを発った初日(4月11日)の夕方、遅めのカジャ(おやつ)をとるため立ち寄った食堂にて。

・・・

ところでこの周辺のハイウェイ(といっても舗装状態のよくない山道だが)には、よく流しの魚売りが出ている。


 
木の枝に、内臓を取り除いた魚を数匹つるして、車が通りがかるのを待っている。
 
 

 魚売りの写真は、昨年11月、チトワン訪問の帰りに撮影したもの。

2015年4月10日金曜日

タメル北のラインチョウル通りがついに舗装された



カトマンズ市内の道が次々拡張&整備されていく中、いつまでたってもひどい状態だったタメル北のラインチョウル通り。

雨が降ると冠水し、乾燥すると砂埃が巻き上がったり、あちこち掘り起こされ地方の未舗装道も顔負け、というぐらい凸凹だらけだったり、いつになったら舗装完了するのだろう、と、毎日通るたび思っていた。


 
 
少し前から道がならされ、そろそろ舗装も近いなと期待していたところ、8日~10日の夜間片側ずつ舗装していったようで、本日一部の区間を残して両側とも舗装完了。
 
道幅も以前の2倍ほどに広くなり、だいぶイメージも変わった。
 
 
 
 
ところで昨日、舗装準備作業とともに、電信柱を立て替える作業も進行していて、激しく巻き付けられた電線を探る作業員の姿が。
 
こういう電線、カトマンズではよく見かけるのだが、どれがどの線か区別つくのだろうかと気になってしまう。

2015年4月9日木曜日

トニー・ハーゲン写真展

 ≪写真展入口に置かれていた手書きの案内板≫
 
4月4日(土)~8日(水)までパタンミュージアムで開催されていた写真展に、6日に行ってきた。
 
1950年代にトニー・ハーゲンが撮影したカトマンズや周辺の写真が展示されていたもの。
 
未舗装のカトマンズ空港、周辺に何もないボダナート寺院、森と田畑だらけのパシュパティナート周辺。のどかなタパタリの橋とそこを素足で通過する人々、、、。
 
観賞しているのは、外国人よりも、この写真が撮られた頃には生まれていなかったであろうネパールの人たちが圧倒的に多く、皆、素朴な昔の光景に驚きの声をあげ、そして、スマホで至近距離から展示物を撮影。
 
気になって受付嬢に聞くと、「 मज्जाले हुन्छ !! ( モッジャレフンチャ!!撮影しても全然問題ないわよ!)」と。ホントにいいのかなあ、と確認し、私も1枚、展示光景が分かる写真を撮ってしまったのだが。
 
 
 
 
写真展に出ていたうちの何枚かは、次のサイトにも掲載されています。

2015年4月7日火曜日

最近のネパールバンダ(全国規模のストライキ)の傾向

<写真1枚目:昼前のタメル北ラインチョール通りの様子>

 
本日から3日間(4月7日〜9日)予定されていたネパールバンダ(Banda=ストライキ)。

数年ほど前までは、バンダというと一般車両、公共車両をはじめ、旅行者専用車両、救急車等も走行妨害されることがあった。ドライバーたち、当日は車を出すのを自粛することが多く、地方を結ぶツーリストバスも多くが運休。旅行手配をしていても、旅程が大きく狂い、大変だった。


しかしここ2~3年ほど傾向はがらりと変わり、バンダといっても、緑色ナンバープレートの外国人旅行者専用登録のある車両は通行妨害されることなく車を出せるようになっている。バンダ前日にドライバーやツーリストバス会社に確認しても、「心配するな!緑色プレート車両だから堂々と走行してやる!」という心強い返事をもらうことがほとんど。

が、今回は違った。

ドライバーたち皆、昨日の時点では、「たぶん走行できるとは思うけど、明朝の状況を見て決める」と、弱気な回答。

カトマンズ・ポカラ・チトワン間を走るツーリストバス会社複数社に確認しても、「バンダ中の予約は受け付けてはいるけど、朝にならないと走れるかどうかはわからない」と。

このため、本日長距離移動予定のあったガイドやポーターたちは、急きょ昨日中に移動させることにした。

ガイドの一人は、バンダ中止のニュースに期待し、夕方まで移動せず粘ったが結局中止宣言はされず、夜行バスでポカラへ向け移動し夜2時半に現地についたり。

ドゥンチェに昨日下山し翌日(今日)貸切車でカトマンズに戻る予定だったガイドも、バンダ当日の移動はどうなるかわからないから本日中に戻ってきた方がよい、と、急きょ昨夕現地を出発し、カトマンズについたのが夜9時過ぎだったり。はっきりしないバンダ予定に振り回された。

・・・のだが、いざふたを開けてみると、(一部主催者側の過激な行動も見られたようではあるが)、まあ最近の傾向通りのバンダ。


<写真2枚目:昼前のタメル近くの大通りの様子>


市内を走る車両は少なかったが、カトマンズ、ポカラとも、旅行者用車両(緑色ナンバープレート)は朝から問題なく走行。(ウチ手配分はすべて全く影響なし。むしろ道路がすいておりすいすい快適な移動だったと)

地方を結ぶツーリストバスも平常運行。(ただし警察の護衛付)

また、バンダ実施時間の時間限定がある、というもの最近のバンダの傾向。今回は朝5時~夕方5時まで。

何かと融通が利き、旅行手配面ではそれほど影響を受けないのが、最近の傾向。(ただし公共交通手段を利用する場合の旅行は影響を受ける)

そして、明日明後日(4月8日、9日)も予定されていた残りのバンダ中止が、案の定、今晩発表された。このあたりも、傾向通りといったところだろうか。
 
<写真1枚目:昼前のタメル北ラインチョール通りの様子>
一般車両や公共車両の走行は極端に少なく、すれ違う車両はどれも緑色ナンバーの旅行者専用車両だった。
 
<写真2枚目:昼前のタメル近くの大通りの様子>
バンダの日はタクシー等が捕まりにくいor捕まっても高額な運賃を要求されることが多く、いつもよりも人力車が活躍する。
 
 
 
 
ところで、バンダの日は公共車両(バスやマイクロ)が走らないので、スタッフたち、徒歩や自転車で通勤する。今日も、自転車で1時間、徒歩で1時間以上かけて通勤した者など、いろいろ。

(私はバンダの日はあえて大通りを選びバイクで移動する。警備も多く、大通りの方が安心だから)
 
いつもより皆体力使って出勤しているから、との口実で、通勤途中に骨付きモモ肉10本を購入。賄スタッフにフライドチキンを作ってもらい、今日のカジャはボリュームのあるメニューに。

2015年4月6日月曜日

計画停電短縮へ(4月4日より)

4月4日より計画停電時間が短縮となっている。毎日平均8.5時間。短くなったなあと実感。

タメル地区の停電スケジュールを当ブログに初めて掲載したのが2006年1月。

今や、停電スケジュールが変更になると、在カトマンズ日本大使館から変更情報を送ってもらえるが、当時は自力でスケジュールを探すしかなかった。

ネパール電力のHPには事前にスケジュールが掲載されず、変更日当日になるとネパール語紙ゴルカパットラには掲載されていたようなのだが、そもそも突然スケジュール変更になることも多く、「今日からスケジュールが変わったらしい」と気づき、ゴルカパットラを探しに出かけても、定期購読していないと街中の新聞屋では売切れてとなっていて、なかなか新スケジュールをつかめなかったり、、、ということも多々あった記憶がある。

今よりも停電時間は短かったが、スケジュールを事前に確認できない分、苦労も多かった気がする。

最初に当ブログで停電スケジュールを掲載した2006年1月22日付けのタイトルが「1週間に17時間、、、」。今読み返すと、毎日夕方たったの2~3時間だけ停電していたぐらいで、泣き言を書いていて、おかしい。

当時、スケジュールが分からず自分自身困ることも多かったため、オフィスがあるタメル地区のスケジュールを確認すると同時に、当ブログにも掲載することにした、という流れが。

日本語で入手できるタメル地区の停電スケジュールは他になく、けっこう旅行者の方に役立てていただいたのだが、これからは、当ブログでの掲載はやめ、私がもう一つ別に発信している、地球の歩き方・カトマンドゥ特派員ブログ  にのみ掲載していくことにしたい。

当ブログと歩き方ブログで記事が重複してしまうことも多く、今更ながら使い分けていこうと思い。

2015年4月3日金曜日

ネパールのアイスキャンディ、クルフィ


暑くなると時々食べたくなる、円錐形のアイスキャンディ、クルフィ(कुल्‍फी)。

屋台風の露店で売られているローカルなものから、きちんと包装されて売られているものまで、いろいろ。

ただのミルク味ではなく、カルダモンやナッツ類が混ざっていて、さわやかな後味。

よく立ち寄るベーカリーで売られているのは、容量60mlの1本65ルピー。




2015年3月31日火曜日

大使館からのお知らせ内容について

在ネパール日本大使館から在住者向けに送られてくる治安情報。

旅行者の方にとっても必要な場法と思われる物は、このブログ開設時より、常にこちらに転載していました。

今後は、私がもう一つ発信しているブログ 地球の歩き方ネパール/カトマンドゥ特派員ブログ にのみ転載する予定です。

よろしくお願いいたします。

エベレスト/ランタン国立公園入園料値上げの呆れる話

私が発信しているもう一つのブログにも簡単に書いたのだが、3月?日より、エベレストやランタンをはじめとする、山岳地方の国立公園指定地域の入場料が値上がりしている。(アンナプルナ自然保護区の入場料2,000ルピーについては、今のところ変更なし)

2012年6月18日に、当時の1000ルピーから3000ルピーに値上げとなって以降、久々の値上げ。

一部ニュースでは3月15日から値上げ、という記事もあったのだが、現場はこの通りではなかった。

ブログ記事にしたいものの、いつから値上げとなったのか正確な日にちがはっきりせず、各地係員により対応も様々で、3月中はずっと困惑状態だった。

・・・ 

まず、カトマンズ市内ネパール観光局の対応。入口には値上げを知らせる掲示物があるものの、いつから値上げなのかという記載はナシ。

<カトマンズ市内ネパール観光局の掲示物>


職員曰く「3月1日より値上げしていて、ここで支払っていくツーリストには値上げ額を支払ってもらっている」とのことだが、どうも腑に落ちない。

ではトレッキング地のチェックポストではどうか。

エベレスト方面モンジョ。ここのチェックポストには、3月半ば頃から次のような掲示物が貼りだされたという。


<エベレスト方面モンジョのチェックポストの掲示物>


これによると、値上げは3月15日からとの記載がある。

しかし、3月15日前に通行したガイドたちも(お客様の入場料を支払う際)、現地の係員に値上げ後の「3930ルピー」の支払いを要求されていたという事実も何度か。

ガイドたち「値上げは聞いていないし、オフィスから一人当たり3000ルピーしか預かってきていない」と答えると、じゃあ仕方ない、と、結局3000ルピーの支払いでOKしてもらえていたようだが。

ただ2日前(29日)に通行した際には、新料金印刷済みの入場券ができていて、3930ルピーを支払わざるを得ない状況になっていたそうだ。
 
<新料金が印刷され始めた入場券。エベレスト方面モンジョのチェックポストにて発行>
 
 
一方、ランタン方面ドゥンチェのチェックポストでは、3月以降も、一度も値上げ額を要求されたことはなかった。
 
最近では3月24日に入場したが、この時も同様。領収書の印刷も値上がり反映していなかったとのこと。
 
しかし本日再度しドゥンチェのチェックポストに電話確認したところ、「新料金を印刷した新入場券が届いたので、29日より値上げ額を徴収し始めている」との確認ができた。
 
事前告知がないまま値上げされただけではなく、値上げ時期も一定しておらず、値上げ反映は新領収書が届いた時から、とは、、、。いい加減すぎて脱力してしまう。

2015年3月30日月曜日

悪天候だった本日のトレッキング各地の状況

<本日のナムチェ(標高約3440m)>
 
ほぼ1日中雨だった本日のカトマンズ。昼前後には雷を伴う土砂降りとなり、肌寒い1日だった。(昼頃の気温室温20度、屋外の電光温度計は16℃)

カトマンズ空港の視界不良により、国内線、国際線運航にも影響が。カトマンズ発マウンテンフライトは早々に全便欠航が決まり、ルクラ便も、しばらく様子見状態だったものの、その後全便欠航に。

昨日は朝から順調に飛んでいたので、大きな違い。

カトマンズ空港に着陸できず、近隣国の空港(主にバングラデシュのダッカや、インドのラクノウなど)へ代替着陸し一時待機していた国際便も。
     
 
<本日のシャンボチェ(標高約3900m。エベレストビューホテルのテラスにて>
 
全国的に悪天候だったようで、各地に出ているガイドやスタッフたちから入る連絡も、雨の話ばかり。

トレッキング地では雪になっている場所も多かった様子。

本日の画像3枚は、ネット環境が整っているエベレスト方面ナムチェにいるガイドがViber経由で送ってくれた現地の様子。朝から雪がぱらつきはじめ、うっすら積もったようだ。



<本日のクムジュン(標高約3800m)>

アンナプルナ方面も、ゴレパニやバンブー(標高2500~2800m)からの報告では(日中は)雨。さらに上では雪になっていた様子だと。

ランタン方面は、本日の様子ではないがここ一週間ほどの様子を。

昨日カトマンズに戻ってきたガイドの話では、3月24日時点のキャンジンゴンパ(標高約3800m)では、現地にもキャンジンリ(標高約4550m)あたりにはそれほど残雪はなかったが、ツェルゴリ(標高約4980m)方面へは、残雪の影響で足を延ばすトレッカーはいなかった、とのこと。

また、3月27日にキャンジンゴンパにつき、明日下山を始める予定の別のガイドからの報告では、27日時点では雪ではなく雨が降っている、とのことだった。

3月初旬には大雪でランタン(3500m)~キャンジンゴンパ(3800m)間の移動ができなくなっていたこのエリアでも、(日中は)雪ではなく雨しか降らないほど気温が上がっていることを実感したところだったが、本日は他方面各地の様子を聞くに、キャンジンゴンパでも雪になっていたのではないかと思う(本日状況は未確認)。

今の時期、天気が回復すれば一気に気温も上がり、雪もすぐに溶けてしまうので、今後のトレッキングにはほとんど影響はないと思うが、参考までに。そして自分自身の備忘録も兼ねての更新でした。

2015年3月27日金曜日

コイラロの花のアチャール




3月17日に今年初めて八百屋で見かけ始めた、エディブルフラワー、コイラロの花。

先日(24日)、オフィスのカジャ(昼食)にも、アチャールとして登場。ネパール版ピリ辛胡麻和え、といったところだろうか。グリーンピースとジャガイモも少々入っている。

せっかくのきれいな花なのに、視覚的には他のメニューと変わらない残念な見た目の一品になってしまうが、ねっとりした食感がおいしいのだ。

2015年3月26日木曜日

いちごの食べ方


今週初めのこと。朝の通り道で、いちご売りを発見。

カトマンズでいちごが出回るのは12月~1月頃という印象が強いが、今頃の季節も2回目の旬にあたるとのこと。カカニ産で、言い値1kg200ルピー。

(こちらのいちごは)水洗いだけではヘタ周りなど十分ではなく、寄生虫の心配もあると聞く。

なので、ヘタを深めに切り落とし、何度か水洗いした後、最後に熱湯をかけて消毒し(たつもりになり)、食すことにしている。表面がドロッとしてしまうが、まあ、おいしい。

とりあえず今のところは、いちごが原因でお腹を壊したことはない。中からにょろっと虫が出てきて、危うく食べそうになったことはあるが。

2015年3月18日水曜日

NHK BS1 アジア食紀行/アジア旅ごはん「コウケンテツが行くネパール」3月21日~ 4月初旬

3月21日から4月初旬まで、NHK BS1「アジア食紀行/アジア旅ごはん」にネパールが登場します。

昨年~今年にかけて、私たち ヒマラヤンアクティビティーズ でリサーチおよび現地コーディネートをさせていただきました。

===NHK BSオンラインより引用===
http://www.nhk.or.jp/bs/t_international/ ←リンク切れです(涙)

世界の尾根ヒマラヤ山脈の南に位置するネパールの家庭の味を求め、料理研究家のコウケンテツが旅する。スパイスを多く使う料理はインドやチベットの影響を受けながらもネパール独自の食文化を育んだ。水牛の様々な部位を使ったカレー料理やモモという餃子、豆をたっぷり使ったスープなど絶品料理の数々。心温まる家族とコウさんの食を通した心の触れ合いを昔から伝わる正月の祭りを紹介しながら描いていく。

【リポーター】料理研究家…コウケンテツ,【語り】木島京子

===引用ここまで===

放送日、内容は次の通りです。

アジア食紀行 「コウケンテツが行くネパール」
3月21日(土)午後7時~8時49分 (中断:午後7時50分~8時 BSニュース)

アジア旅ごはん「おかわり自由!定食ダルバート]
3月23日(月)午後3時20分~25分

アジア旅ごはん「ベジタリアンの味方 パニール」
3月24日(火)午後3時20分~25分

アジア旅ごはん「ソースが決め手!絶品モモ」
3月25日(日)午後3時20分~25分

アジア旅ごはん「定番おかず ハヤトウリのタルカリ」
3月26日(木)午後3時20分~25分

アジア旅ごはん「正月の伝統菓子 カプセ)」
3月27日(金)午後3時20分~25分

「先住民族タルーの正月料理」
3月29日(日)午後4時35分~4時50分
3月30日(月)午前9時30分~9時45分※

「コウケンテツ流ネパール家庭料理」
3月31日(火)午後2時~2時15分

「先住民族タルーの正月料理」
4月1日(水)午後9時35分~9時50分※

※タルーの正月料理は、前の番組の影響で当日放映されない可能性もあるため、再放送が何度か予定されているとのことです。

このほかにも蔵出しスペシャル版があるそうです。こちらは放送日未定とのことですので、決まりましたらまたお知らせしたいと思います。

番組公式HP: 
http://www4.nhk.or.jp/P2614/ ←こちらもリンク切れです

===

たくさんの民族が共存するネパールですが、それぞれ異なる食文化に触れる、興味深い内容になっているのではないかと思います。

撮影期間中(1月)が、ちょうどタルー族の新年(マーゲ・サンクランティ:今年は1月15日)と、タマン族の新年(ソナム・ロサール:今年は1月21日)にあたっており、これらの民族以外の現地人でさえもなかなか見ることのできないような伝統料理や習慣もご覧いただけるかと思います。

民族やカーストによっては、宗教上「穢れ」の概念から、外部の者を台所に入れたがらない人たちもいるネパール。また、すでに番組で既出のブータンと似たような食文化も多く、かぶらない食をさがすのに大変なこともありましたが、私自身も新しい多くのことを知り、とても勉強になりました。

是非是非ご覧ください!

2015年3月17日火曜日

食用花・コイラロの花

 
朝、出勤途中に近所の八百屋(一昨日牛がいたところ)に立ち寄ると、昨夕は置いていなかった「コイラロの花」が並んでいた。
 
コイラロの花の過去記事:
 
先日からは、まだ旬ではないがニガウリやオクラなども出始め、と同時に、冬が旬だったブロッコリに虫がつき始め、八百屋に並ぶ野菜の種類に季節の移り変わりを実感する。
 
コイラロの花、「昨日は置いてなかったのに、もうそんな季節かあ」と八百屋のおかみと話していると、「ほら見てごらん、あそこにも咲いているよ」と。


え、どこどこ!? と指差された方を見ると、本当に、店の正面奥に木があって、少し花をつけていた(写真中央)。

反政府抗議活動の予定について(大使館からのお知らせ転載)

3月17日付、在ネパール日本大使館からのお知らせを一部転載します。

===転載ここから===

反政府抗議活動の予定について

大使館に入った情報によりますと、マオイストほか30の野党連合は、与党に対する第2段階の抗議活動として、以下を実施する模様です。

3月22日(日) ネパール全郡で抗議行進などの抗議活動
3月30日(月)~4月1日(水)ネパール全郡の政府機関への妨害活動。
4月2日(木)ネパール全土でのゼネラル・ストライキ
4月7日(火)~9日(木) ネパール全土でのゼネラル・ストライキ及び政府機関への妨害活動
    
上記抗議活動期間中、抗議団体と治安部隊との衝突の可能性もありますので、これらに巻き込まれないよう御注意下さい。

上記予定は、中止・変更の可能性がありますので、できるだけテレビ等で最新の情報入手を心がけて下さい。

===転載以上===

旅行者に直接影響が出る可能性があるのは、4月2日、7日~9日までのネパール全土で予定されているゼネスト。

しかし最近は、スト中も、緑色ナンバープレートを付けている外国人旅行者専用車両の走行が妨げられることはあまりないので、緑色プレートの長距離ツーリストバスや、緑色プレート車両を利用したカトマンズ周辺観光・空港送迎には、それほど影響はないのでは、と考えている。

ただ、ポカラやチトワン等は別で、緑プレート車であっても、走行中妨害されることがあり、ドライバーが車を出したがらないケースも多い。

いずれにしても、バンダ(Banda=スト)中の移動や観光は落ち着かないものなので、回避されることを願いたい。