2月14日に、60年以上ぶりに雪が降ったカトマンズ。
カトマンズ周辺の2500m程度の丘の上でも雪が降り積もったのだから、トレッキング始発地点であるルクラやジョムソンでは、1~2mほど積もって当たり前。それ以上の場所では、新雪で歩行困難になるぐらい積もったのではないか?
ちょうど降雪当日ジョムソンからムクティナート方面へトレッキングを始める予定だったガイドからは、「トレッキングどころではなくて、ロッジのスタッフ、宿泊客総出で、雪かきに追われている」との興奮した声での連絡をもらっていた。
電話越しのガイド曰く、ロッジが押しつぶされそうなほどの積雪で、大変だったようだ。
時を同じにして、ルクラ方面でも積雪となった。その影響で、本日もルクラ便は全便欠航となっていた。かれこれ、本日で4日目の連日欠航。マウンテンフライトも数日間飛んでいない。
ルクラ便に関しての欠航理由は、悪天候に加えて、滑走路に1m以上の雪が降り積もってしまい、その除雪作業が追いつかない、というのが主らしい。
空港スタッフたち総出で、スコップでの除雪を続けているようだが、全く進んでいないらしい。
明日は飛ぶのだろうか?降雪後3日目、空港の除雪状況はどの程度進んだのだろうか?
ルクラ便を出している航空会社2社のカトマンズ事務所に連絡をとっても、『ここはカトマンズだから、ルクラ空港の様子はわからない』、と当たり前のように言う。こういうとき、ネパール人の対応は決まって無責任だ。
埒が明かないので、ルクラに直接連絡を入れて、積雪状況を確認した。シェルパ語訛りのネパール語を話す、現地のシェルパ男性曰く「空港の除雪は進んでおらず、まだ1m近く積もっている」という。
「明朝までに空港使えるようになると思う?」と聞くと、「ルクラよりも上では今日も雪がぱらついているから、明日太陽が出ない限りは除雪は終わらないだろうね」という。(ウチでも、すでに2日間ルクラ行きの欠航に遭遇しているゲストがいるので、気が気ではないのだ)
この調子だと、明日は確実に飛ばないだろう、と思っていた矢先、夕方から、カトマンズに再び冷たい雨が降り始めた。ルクラはまた雪になっているに違いない。
除雪が終わらないうちにまた降り積もれば、その後、太陽が顔を出して雪を溶かしてくれない限り、ルクラ便はしばらく(私の勘ではあと数日?)欠航が続きそうだ。
自然が相手だと、もう、ただ太陽が顔を出すのを待つしかない。
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