南ネパールのタライ地方が政治的混乱に陥っている。
陸路なども封鎖されているようで、インドからの物資が入りにくくなっている。
カトマンズの庶民生活には治安的な影響はほとんど受けていないが、ガソリンや調理用のガスなどが不足し始めている。
昨日、いよいよバイクのガソリンタンクが空になりかけてきたので、あいているガソリンスタンドを探し、ガソリン待ち長蛇の列に並んだ。
平気な顔して横入りしてくる現地人をなんとかかわし、それでも、10人ぐらいには横入りされながら、待つこと1時間。やっと番が周ってきたのだが、1人200ルピー(約320円3リットル)までの制限があり、満タンにはできなかった。
その日の夕方、インド人経営の軽食堂に立ち寄った。
軽食を食べて会計を済ませた帰り際。
こちらの人たちがローカルレストランで食事をしたあと必ず口に入れる、アニスシードという種子がある。ネパール語ではスープという。見た目、クミンシードに似ている。消化促進作用があるとも言われている。
通常、会計の横に、爪楊枝、ネパール語でスパリと呼ばれるびんろうじゅの実のかけらと共に大量に盛られていて、自由にとって口に含めるようになっているのだが、今日は一粒もない。
要求すると、店員のインド人が苦笑してこういった。
タライバンダ(タライのスト)の影響で、入ってきてないんだよね。
嗜好品だからなければないでなんら不便はないのだが、こういう些細なところにも影響が出始めると、なんとなく身にしみる。
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