つづき (タイトルは違いますが、前回のつづき)
バンダの日の遠出。タクシーは車を出すことを嫌がったので、仕方なく約15km(往復30km)の道のりを自転車で移動することにした。
バンダとはいっても、緊張感のないバンダの際には、車の走行もけっこうみられる。自転車は問題外で走行可。しかし、本日は、車もバイクも非常に少ない。緊張感の漂うバンダだったようだ。
道中、今回のバンダに賛同している若者たちの集団に、数箇所で自転車をとめらそうになった。実際、近くを走っているネパール人の中には、自転車から強引におろされ、歩かされている人たちもいた。
若者たちは態度も非常に横柄で、言葉遣いも悪かった。太い棒を振り回しながら、道を通せんぼする形で、通行を妨げていた。暴走族とかチンピラを思い起こさせる光景。
こういうとき、ネパール人に風貌が似ている日本人は間違えられて危ない。以前のバンダのとき、ネパール人ではないことがすぐわかるよう、ヘルメットをかぶらず、顔を出して(アイメイクもせず。黒く塗っているとネパール人っぽくなってしまうため)スクーターを運転していたところ、逆にネパール人に間違えられそうになったことがある。
その教訓を元に、本日は完全覆面(サングラスと、いかにも外国人っぽいマスク)&帽子で自転車に乗った。(帽子は外国人になりきるための必須アイテム。普段は現地人に同化できていることが多い私だが、帽子をかぶったとたんに、ツーリスト扱いされることが多くなる)
しかも、カトマンズではあまり見かけないママチャリをこいでいるから、どこからどう見ても、外国人であるはずの本日の私。
「おい、アイツ、まだ自転車から降りてねーよ」「降りろよ」「パンクさせてやろーか」、という脅しに、完全無視状態で自転車をこぎ続けてみた。
「・・・あれ、ガイジンじゃないの?」「ガイジンだよガイジン!」「ヘロー!」と、突然態度を変える若者たち。チンピラみたいに棒切れ振り回しながら、へローってなんだよ。緊張感があるのかないのか、よくわからない。
こんな感じで、とりあえず今のところは、どんなに緊張感漂うバンダでも、外国人と見ると気が抜ける応対をされるので、助かっている。
強引に自転車から引きずり降ろされた現地人の横を、ゴメンね、バンダをなめてるガイジンで、と思いながら走りすぎて行った。
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