用事で時々、日本大使館へ行く。
門の外で働く現地人警備スタッフは、定期的に変わるので、私の顔を覚えていてくれない。
スクーターを館内の駐車場に入れさせてくれずに、
(ネパール語で)『駐車場ないんだから、あっち(近くの空き地)に止めてきて』
と、冷たく言われてしまう。
(ネパール語で)『ちょっとで終る用事だから、ここ(道端)に止めちゃだめかしら?』
とたずねると、
(ネパール語で)『ダメダメ』
(ネパール語で)『ビザ申請の時間はもう終ってるよ。何しにきたの?』
とぶっきらぼうに質問される。
日本行きのビザ申請に来たネパール人と、間違えられているのだ。
ちゃんと、館員の方とのアポがあって訪れても、この調子だ。
(英語で)『ちがうちがう。私、ネパリじゃないわよ。ジャパニよ』
と答えると、『ソーリー、マダム』などと、とたんに丁重に扱ってもらえるようになるのだが、なんだかいつも、むなしさが残る。
この国では、『外国人』は優遇される傾向があるので、優遇されたい時はネパール語を使ってはいけない。
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