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2006年11月21日火曜日

漢字のサインはサインではないのか?

私は、ネパールの2つの銀行に個人口座を3つもっている。

預金を下ろすためには、チェック(小切手)を切るか、銀行のATMカードを使うことになる。

ATMは、故障している場合があり、お金が出てこないこともあるので、チェックを切ることが多い。チェックの前面、裏面には、私を識別するサインを書く必要がある。

1つの銀行では、漢字のサインを受け入れてくれているのだが、もう1つの銀行では、頑として漢字のサインを受け入れようとしない。外国人の利用も多い、大手銀行なのに。「漢字は行員が理解できないから、ローマ字でないとだめ。または、一部分にローマ字が入っていればOK」という、よくわからない理論が、銀行側の言い分。

初めて口座を作った際にこう言われ、仕方なくローマ字表記のサインを登録していた。しかし、いくつもサインがあると混乱するので、パスポートのサイン(漢字)に統一しようと、何度か銀行側に掛け合ったことがあるのだが、「漢字のサインはだめ」と相手にもしてもらえなかった。

しかし最近、その銀行に口座を持つ日本人で、漢字だけのサインを登録している人をみかけた。なんだ、漢字サインもOKしているんじゃないか。

銀行側に再度問い合わせてみた。すると、「漢字のサインでもかまわない」という。それどころか、その行員は「サインに使用する文字が英語であろうが日本語であろうが、関係あるはずがないではないか」と、理解のあることを言う。

ネパールでは、人によって言うことがバラバラで、そのために翻弄させられることが多いのだが、今回のこの行員のまともな発言を信じ、先日、サイン変更届を提出していた。しかし、やはり受理してくれていなかったことが本日判明した。前回とは違う行員にその理由を尋ねると、やはり「漢字のサインはだめ」とのこと。

「なぜ?漢字のみのサインをこの銀行で使っている日本人を、見たことがあるけれど?」とたずねても、「ネパール人が読み取れない漢字のサインなど、ネパールで通用するわけがない」と、相変わらずわけのわからない答えしか返ってこない。

「そもそも、サインというのは、他人にまねされないようなものを考えるのであって、それがどんな文字であろうがかまわないのではないか?極端な話、○や☆などの記号であっても、問題ないはずだ。それに、他の銀行では問題なく漢字のサインを使用できている。漢字のサインは読み取れない、というが、それでは、英語やネパール語のサインなら解読できるというのか?」 

と抗議し、近くにいた見知らぬネパール人の、英語だかネパール語だかわからないサインが書かれたチェックを奪い取り、行員に提示したところ、返答に困ってしまった様子。

しかし、最終的にはやはり、「漢字のサインは受け入れられません」の一点張りで頑として認めてはくれなかった。

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