2006年6月23日金曜日
ネパールはやっぱり素晴らしい!
ブログ更新できなかった間、トレッキングに行っていた。昨年7月の強行3泊4日ナムチェ・シャンボチェ往復トレッキングに引き続き、雨期中の強行トレッキング第二弾。
昨年のナムチェバザールトレッキング報告のときにも書いたのだが、今回も、信頼度が落ちるのを覚悟で書くと、実は私、トレッキング、登山ともに、もろ初心者。
でも、ゲストにトレッキング情報を紹介する身として、実際に主流コースだけであっても、トレッキングを体験しておく必要がある、と、常々感じていた。とはいっても、トレッキングに行くとすると、最低でも1週間ほどは必要となり、なかなかこれだけ連続してカトマンズを離れる(というよりもネット環境のない場所に行く)ことは難しく、実施できないでいた。
しかし、昨年、割合暇になる雨期中に、通常4泊5日は必要となるナムチェバザール(約3440m)&シャンボチェ(約3900m)&クムジュン方面(約3800m)のトレッキングを強行日数の3泊4日で余裕で実行し、短い休みでも主流トレッキングルートに行けることに気づく。高度障害も現れず、けっこうイケる口かも?と自信を持つことになる。
そして今年も、雨期中の強行トレッキングを実施する運びとなったというわけ。アンナプルナベースキャンプ(ABC)へ行こうか、ランタン谷方面へ行こうかと迷っていたのだが、訳あってどうしてもカトマンズを不在にできるのは6日間だけ、という理由から、日数的に可能なランタン谷方面を選ぶことに。
ランタン方面へ行くには、カトマンズからの移動手段が陸路かヘリコプターしかない。ヘリは1人で利用するにはバカ高いため、必然的に陸路移動をすることになる。カトマンズからランタン方面トレッキングの始発地点となるドゥンチェまたはシャブルベシ間は、道路事情がきわめて悪く、ローカルバス、ジープのどちらを利用しても、移動にほぼ1日を取られてしまう。(距離的にはカトマンズ~ドゥンチェ/シャブルベシ間はおそらく150kmもないのだが、8時間ぐらいはかかるわけだから、どれだけ道路事情が悪いか想像がつくだろう)
ということは、カトマンズを不在にできる6日間のうち、丸2日間は往復陸路移動にとられてしまうため、トレッキングをできるのは実質4日間だけ。
よし、そうなったら、4日間を使って、シャブルベシ~キャンジンゴンパ間トレッキング及びキャンジン・リ登頂してやろうじゃないか、と覚悟を決める。(通常、このルートは最低でものんびり6日間ほど使う場合が多い)
最近はスポーツもほとんどしておらず、移動もスクーターを利用する日々で、1日の歩数がおそらく5000歩にも満たないような軟弱な生活をしている私が、果たして、実行できるのか?しかも、出発直前は風邪気味で、頭もボーっとしていた。不安なスタートだったのだが、今回も、強行トレッキングを無事終了でき、本日カトマンズ帰着。
行程は次の通り。詳細については、そのうち書いていきたい。
[6月18日(日)] 移動日
07:00 カトマンズ(約1400m)発 ローカルバス移動
16:30 シャブル・ベシ(約1500m)着
[6月19日(月)] トレッキング1日目
06:30 シャブル・ベシ(約1500m)発
15:15 ゴラ・タベラ(約3000m)着
[6月20日(火)] トレッキング2日目
06:30 ゴラ・タベラ(約3000m)発
12:15 キャンジン・ゴンパ(約3800m)着
[6月21日(水)] トレッキング3日目
06:00 キャンジン・ゴンパ(約3800m)発~キャンジン・リ(約4500m)登頂
10:10 キャンジン・ゴンパ着
11:00 キャンジン・ゴンパ発
16:15 ゴラ・タベラ着
[6月22日(木)] トレッキング4日目
06:30 ゴラ・タベラ発
14:00 シャブル・ベシ着
[6月23日(金)] 移動日
07:00 シャブル・ベシ発 ジープ移動
14:00 カトマンズ着
そうそう、本日のタイトルが『ネパールはやっぱり素晴らしい!』となったわけは次のとおり。思いついた順に書いてみたい。
シャブルベシ~ゴラタベラ(標高3000mあたり)まで続く緑の木々に囲まれたうっそうとした道。
ゴラタベラ~キャンジンゴンパ(標高3000m以上の高地)の歩道脇に咲き誇る可憐で小さな花(高山植物)たち。
トレッカーも地元民もほとんど見かけないひっそりとしたシーズンオフ中のトレッキングルート。キャンジン・リ(標高約4500m)から360度にわたって見渡せる白いジェラートアイスのようなヒマラヤ。
青い空、白い雲。カトマンズ~シャブルベシ間の陸路移動中に見ることのできる、瞬きするのも惜しいぐらいの素晴らしい段々畑。
二毛作ですでに黄金色に光って風に揺れる稲穂。
山間にふんわり浮かぶ白い雲。
緑の森から湯気のように生まれる雲。
透き通って冷たく青い早朝の空気。
雪解け水で水かさが増しごうごう流れるランタン川。
山間の夜、漆黒の闇。
たどたどしいネパール語を話す地元民たち。
直線距離でチベットまで10kmもない場所・キャンジン・リに身を置いている私。
ロッジに流れるタマン族の民謡。
今の季節、雨期に当たるためネパールはシーズンオフとされているが、実際にはこんなに素晴らしいネパールを見ることのできる季節は他にないと思う。
本当に、何年住んでいても新しい発見がある素晴らしい国、ネパールなのだ!
~ ランタン方面トレッキング報告1 につづく ~
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