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2006年3月1日水曜日

『帰国』の使い方

『ネパールにはいつ帰るの?』『ネパールへの帰国はいつ?』と聞かれると、違和感を感じてしまう。

海外で暮らしていても、日本滞在期間が、1年のうちわずかしかなくても、私が日本人である以上、『帰国』というのは、『日本に帰る』ときにしか使いたくない。

『ネパールへ帰国する』という使い方、私は絶対にしない。その代わり、『ネパールに戻る』という言い方はする。

何度かブログにも出した、母の実家・南九州にいる祖母。母が時々帰省し、横浜にある現在の家に戻ってくるとき、祖母はいつも、『いってらっしゃい』と言って見送ってくれるそうだ。南九州で育った倍以上の年数を、すでに東京・横浜で過ごしている母に対しても、だ。

生活の基盤がネパールに移ってしまっていても、私は、やっぱり、ネパールに『帰国する』のではない。

『帰国』するのは、日本に帰るときだけ。ネパールには『戻る』のだ。ささやかな違いしかないかもしれないけれど、これが、『帰国』という言葉に対する、私のひそかなこだわりでもある。

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