2006年3月27日月曜日
火を焚く儀式
知人が主催する儀式がゴカルネシュワル寺院(シバ神をまつる、ボダナート近くの寺院)で、27日、行われた。
先祖代々、ゴカルネシュワル寺院近くに住む、知人。彼には、11歳と9歳の2人の娘がいるが、息子には恵まれていなかった。
そこで、毎朝出勤前の日課になっている、ゴカルネシュワル寺院早朝参拝時に、『息子が授かりますように』と、祈願していたらしい。
そして、3年前、願いが叶い、待望の息子誕生。
大願成就の報告とお礼を込めて、ゴカルネシュワル寺院に祭られているシバ神に、今回の儀式を捧げることにしたようだ。
たくさんの祈祷師たちが、本尊の中や外で、プジャ(祈りの儀式)をする。
途中で、素焼きの入れ物の中で火が燃やされ、本尊の周りに置かれる。この入れ物の中には、10万個分のオイルランプの芯が入っている。今回の儀式の中で、10万個の芯というのは、かなり重大なポイントとなるらしい。
それを、参列者は順番に、サトウキビを棒に見立てて、かき混ぜていく。
このサトウキビ、最終的には各家庭に持ち帰られる。そして、今回の儀式に参列できなかったほかの親戚などに、少しずつ配られる。
サトウキビで火鉢をかき混ぜるときや、サトウキビのかけらを口に入れるとき、願い事をしながら行うと、叶うのだそうだ。
そして、その後、バフン(ブラーマン)の儀式の時に欠かせない、キール(牛乳粥)や、豆のアチャール(漬物の一種)、プリ(揚げパン)などが、振舞われることになる。
つづく。
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