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2006年3月13日月曜日

ペットはペット

2ケ月ぐらい前から、私が借りているフラットの2階に住む大家が、2匹の犬を飼い始めた。初めのうちは、仔犬がなけば、夜中であろうが早朝であろうが、大家(中年男性)自ら哺乳瓶でミルクを与えるほどのかわいがりぶりだった。

しかし、私が約1ヶ月ネパールを離れ、家に戻ってきた今、仔犬たちの暮らしは一変していた。

大家の言い分によると、仔犬を庭で放し飼いにしていたら、植木はだめにするし、いたるところにウンチをしまくるから、という理由で、散歩の時間以外は、小さな小屋の屋上に置きっぱなしにすることにしたらしい。

この小屋、畳2畳ほどはあるのだが、日がよけられる場所がほとんどないのに加えて、コンクリートでできている。上からは熱い(あえてこの字)太陽の日差しをもろに浴び、足元はコンクリートでやはり熱く、仔犬たちは、わずかにできる日陰に、2匹重なりながら隠れている状態。

ちょうどこの小屋、私のキッチンについている勝手口の真ん前にある。日中、勝手口は開けっ放しなので、私がキッチンに入ると、気配を感じた仔犬たちがくんくんなきだすから、私としてもつらい。こっそり下に降ろしてやろうかと思ったが、小屋が高すぎて、どうすることもできない。

そういえば、以前住んでいた家の、成金バカみたいな大家一家も、毛がふさふさした白い犬を飼い始めたのはいいが、すぐに飽きたと見えて、屋上にある小さな檻の中に、一日中入れっぱなしにしていた。とたん屋根に注ぐ太陽熱は強烈な熱さだったのだろう、この犬、いつも訴えるように泣き叫んでいた。外に出してもらえるのは1日のうちわずかだったようで、ウンチやおしっこも垂れ流しのときもあって、見ていられなかった。

ペットとの共存生活を上手にこなしている現地の人たちも、もちろんたくさんいるが、私の今の大家や、前の大家のような人たちも、少なからずいる。やっていることは犬に対する拷問に近いのだが、どうやら気づいていない。動物は動物、という感じなのだと思う。

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