2005年11月2日水曜日
牛もあきらめてる?
牝牛にプジャをする日。今年の暦は少しややこしくて、昨日すでに牝牛にプジャをしてしまった家々もあったようだったが、私が訪れた家庭では、本日プジャをしていた。
先日のブログでも書いたが、牝牛へのプジャ、豪快な方法が、かなりウケる。
まず、プジャをする際には、通常おでこに赤い粉をつける。人間の場合は、指先を赤い粉にちょこっとつけて、軽くおでこにタッチする程度で終るのだが、牛の場合は、違う。
何しろ、人間や、一昨日の犬と違って、牛の顔(頭?)はデカイ。だから、人間の指先で、牛のおでこに、ちょこっと赤い粉をつける程度では、すまないのだ。
ではどうするかというと、マリーゴールドの花(こちらのマリーゴールドは、日本で見るものよりも、花の形が大きい)に、赤い粉をどっさりつけ、はんこの要領で、おでこにポンとつける。たいてい、1回では終らないから、2~3回ポンポン、と、つける感じとなる。
その後、牛の体中に、同じ要領で、赤い粉をポンポンつけて行く。体を、きれいに飾ってあげているのだそうだが、どう見ても、牛、嫌がっているようにしか見えない。だって、モーモーないていたりもするもの。でも、まあ、いいか。
マリーゴールドの花輪を首にかけてあげることも、忘れてはいけない。でも、せっかくかけてあげても、花輪が長すぎると、むしゃむしゃ食べてしまうのだ!
プジャをしているネパール人たちは、皆、まじめな面持ちなのだが、私はいつも、笑いを止められない。
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この日に関連した、牝牛がらみの楽しい話が他にもいくつかある。
まず、プジャの後、牛のお腹の下をくぐると、幸運が訪れる、という話。
くぐってみたい気もするが、押しつぶされそうで怖い。
もうひとつは、約3ヶ月前にあった『ラクチャバンダン』という儀式にも関連している。
ラクチャバンダンで、腕に巻いてもらった聖なる紐が、今日の日まで切れずに残っていたら、プジャ後の牝牛のしっぽに結びつけると、幸運が訪れる、という話。
こちらは、以前試したことがあるが、後ろ足で蹴られやしないかと、ハラハラした思い出がある。
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