バイクにガソリンを入れようとガソリンスタンドに行くと、行列となっている時がある。
『効率よく列を作って待つ』ということが出来ない人たちが多い、この国。
他人に先を越されないように、前のバイクに接触してでも、自分のバイクの先を隙間に突っ込んでいかないと、いつまでたっても番がまわってこない。
隙間を横取りされないように、気を抜けないでいる私を横目に、何食わぬ顔して、スーッと後ろからやってきて、堂々と横入りを試みるヤツがいる。
ちょっと、信じられない! 私は黙っていられない。
『ちょっとあなた、後から来たんだから、私の後ろに並びなさい!』
正義感の強い女子学級委員のような態度で、横入りしようとするヤツを、注意する。
たいてい、女子学級委員(私)に叱られたオトコどもは、私の顔をにらみつけて、後ろに下がるのだが、中には、冷笑しながら、横入りを続行しようとするヤツもいる。
そんな時は、先生に言いつけるしかない!
警備のために立っている、ポリス(先生役?)に向かって、大声で私は訴える。
『サー(Sir)、この人、うしろにまわさなくていいんですか?私よりも後から来たのに、前に入ろうとしてるんです!』
ヒステリックに怒る女子学級委員を放っておくと面倒だからか、先生役のポリスは、すぐに、横入りしようとしていたヤツを制止してくれる。
先生役のポリスの言うことは、しぶしぶ聞く、悪生徒(横入り君)。ばつの悪い顔をしながら、列の後ろにさがっていく。
この勝負、女子学級委員の勝ち!
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