日没後、ラクシュミ女神を家に招き入れる儀式が終ると、楽しい余興が待っている。
女の子たちが、自分たちを女神に見立てて、歌を歌いながら、近所の家々を周るのだ。
♪ ラクシュミ女神があなたの家の軒先までやってきましたよ ♪
そして、おひねりをもらうまで、歌い続ける。
この日のために、前々から歌や踊りを練習するほどの、熱の入れよう。
今日は、習慣的には、女の子たちが家々を周る日。(『バイリ』という。男の子たちは、翌日同じパターンで『デウシ』を楽しむ)
小さい女の子たちが、衣装をそろえて一生懸命踊っているのを見るのは、とてもかわいい。
村だと、門も玄関もなく普段から近所の人が自由に出入りできるような家のつくりになっているし、子供たちの顔を見ただけで、どの家の子供かすぐにわかる素朴さがあって、のどかで楽しい。
でも、カトマンズ市内だと、強引に門を開けて入ってきて、なかなかおひねりをくれないと、玄関のチャイムを鳴らし続けて、『金よこせ』状態になる大きな男の子のグループもいるから、あまり風情はないように思える。
やっぱり、バイリやデウシを楽しむには、村が一番。
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