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2005年11月10日木曜日

5本目の足と、6本目の指



ミニトラックの荷台に乗せられ、飾りつけられて、繁華街をゆっくりゆっくり連れまわされているこの牝牛。

近くを通りかかった人たちは、ご利益があるから、と、牝牛の額に手を当て、その手を自分の額に当てながら、お祈りをしていく。

この牝牛が、他の牛と違うのは、足が5本あるところ。5本といっても、一本は前足の肩の部分からぴょこっとでているだけ。簡単に言ってしまえば、単なる奇形の牛。

牝牛は、もともと神様として崇められているネパールだが、この牛は、他の牛と違う点が珍しいからか、さらに特別扱いされている。(5本も足がある特別な牛が神でないならなんだというのだ!というようなカンジだろうか)

しかも、この牛、最近子供を生んだらしく、話題を呼んでいる。

5本足の牛が珍しく特別扱いされるなら、6本指の人間も珍しがられ、うらやましがられることがある。

時々、人の手の親指の付根辺りから、6本目の指がでている赤ちゃんが生まれることがある。日本では赤ちゃんのうちに、すぐにこの指を切り取ってしまうと思うのだが、こちらでは、そのまま残しておくことも多い。

かの有名(?)な、ヒンディー映画のヒーロー、リティック・ローシャンにも、6本目の指がある。

彼が出ている映像を見ると、確かに、右手の親指付根辺りから、短めの指が、ちょろっと出ているのがわかる。

『なんで子供の時に手術しなかったのかしら?機能しない指なんて、じゃまなだけでしょうに、、、』と、以前ネパール人の前で言ったら、『6本目の指があるなんて、珍しいから残しておいたほうがいいじゃないか!なんで切ってしまう必要があるんだ!』と、いう返事をもらって、価値観の違いを感じたことがある。

そうそう、スンダラにあるネパールの中央郵便局・切手売りのカウンターに座っているおじさんの手にも、6本目の指があるよ。

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