ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2015年6月23日火曜日

地震後激減した観光客を呼び戻せるか

 
23日夕方、カトマンズダルバール広場内バサンタプルで行われた、ネパールに観光客を呼び戻すためのイベント。
 
某政党主催だったが、旅行業界関係者他、主催政党とは関係のない人たちもたくさん集まっていた。
 
 
 
メッセージボードやネパールの国旗を掲げ、タメル地区までラリーをした後、ライブなどのイベントが実施されたという。
 
 

 
ところで、昨日のネパール語紙カンティプールに「4月25日一回目の大地後~6月15日までの外国人入国者数が昨年に比べ約7割減った」というような記事が載っていた。

地震直前までは例年通りの入国者数だったようだが(約65,000人いたと。ちなみに昨年4月は約68,000人)、その後激減。5月中の入国者数は約17,500人のみだったようだ。(手元にあるデータによれば、昨年5月の入国者数約51,000人、一昨年は約44,000人)

この約17,500人の入国目的は未確認だが、おそらく、レスキュー・メディア・支援関係者がほとんどを占め、純粋な旅行客はごくわずかなのではないかと思う。いずれにしても、外国人入国者数自体が、半分以下に減ってしまったことになる。

(ウチでも、4月25日から5月末までに入っていたトレッキング・旅行予約はすべてキャンセルになったが、代わりに、26日以降メディア関係者の手配でスタッフ総出となっていた。5月初旬頃までは、街で見かける貸し切り車のほとんどが、メディアやレスキュー隊を乗せた車両。カトマンズ市内の中~高級ホテルはこれらの方々が利用しどこも満室。外部からの予約を受け付けてくれないホテルも多かったのだ)

6月の集計は15日までの分しか掲載されていなかったが、入国者数約9,000人と(昨年は6月の1か月間で約41,000人)。

数値で見ると、確かに地震後の入国者数が激減しているのは一目瞭然だが、個人的には、実は、今のところ、激減具合をそれほど実感できていない。

日本人旅行者限定で考えると、例年でも5月~7月までの3か月間は、他の月に比べて入国者数が一気に減る。加えて、雨季のためネパール旅行のオフシーズンでもあり、もともと暇になる季節なのだ。

雨期明けの旅行シーズン再開時に、どの程度の旅行客が戻ってくるか、が、気になるところだ。



※過去の入国者数(空路利用のみ)は、ネパール観光局のサイトで確認できます。
 http://welcomenepal.com/promotional/about-us/tourist-arrivals/

3 件のコメント:

  1. この10月か11月に行きたいとは思っているのですが、カトマンズからチトワンやポカラへの道が崩落してるという話を目にしたこともあり迷っています。道路などのインフラ面含め、現地は(短期の)観光ができる状況なのでしょうか。

    返信削除
  2. 今のところチトワン、ポカラの観光地は地震の影響なく観光可能です。陸路も5月末時点で、私が実際移動した際には地震の影響は全く見られませんでした。カトマンズも、一部被害が大きかったエリアはありますが、観光は出来ています。

    返信削除
  3. 遅くなりましたがご回答ありがとうございます。そういった状況なら問題はなさそうですね。安心しました。

    返信削除