先日まで続いていたネパール極西部でのTVロケの仕事。
地元に住むタルー族の男性に知り合いがいて、10年以上ぶりに連絡を取り全面的に極力してもらった。彼なしでは現地コーディネートは難しかったといっても過言ではないほど、貴重な現地情報を惜しみなく提供してくれた。
どのような形で謝礼をすればよいか本人に相談すると、「まだカトマンズを見たことのない23歳の娘に、カトマンズを見せてやってくれないか」、と。
もちろん!と二つ返事でOKし、スタッフたちが極西部からカトマンズに戻る日、彼女も飛行機で一緒に連れてきた。
飛行機に乗るのはもちろん、見たこともなかったという彼女、空港で間近に飛行機を見た時には、ただただ驚いていたとのこと。
カトマンズ着後は、スタッフたちの家に順に泊まりながら滞在中。
飛行機に乗るのはもちろん、見たこともなかったという彼女、空港で間近に飛行機を見た時には、ただただ驚いていたとのこと。
カトマンズ着後は、スタッフたちの家に順に泊まりながら滞在中。
平日は皆忙しく観光案内できないので、その代りに、外回りのたびにスタッフがバイクの後ろに乗せて一緒に連れて行く。
それだけでも、何もかもが新鮮で楽しい様子。特に、カト マンズの交通量と人の多さ、高層ビル、銀行で効いているクーラーに驚く。
「極西部にはない近代的なものを見せてあげようよ」というスタッフたちの提案で、エスカレーターに乗せるべく、本日は市内の大きなスーパーマーケットへ。
カトマンズでさえも、エスカレーターが見られるようになって、まだそれほど年数は経っておらず、乗降のタイミングがつかめずうろたえる人も多いのだが、彼女も案の定、初めて見る動く階段に、恐る恐る最初の一歩を踏み出していた。乗ってからは、興奮を隠せない笑顔が。移動手段の一つではなく、アトラクションとして何度も楽しんでいた。
何を見ても目を輝かせる彼女を見て、スタッフたちも新鮮な気分になり、残りどこに連れて行くか、張り切って計画を立てているところ。
スビタちゃん、もう23歳になったのですね。日の出とともに外に出て勉強していたスビタちゃんたちを思い出します。「何もかもが新鮮で楽しい」気持、すご~く理解できます。
返信削除私が1996年に初めて極西部を訪れた時も、見るものすべてが珍しくて、興奮の連続でした。アルジュンの誠実さが伝わってきて、とてもうれしいです!!スビタちゃんはすばらしいご両親をもって幸せですね。
村の生活は今でも昔と変わらないのではないかと思いますが、皆携帯を持っていて(もちろんスビタも)、そういうところに、時代の流れを感じます。
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