タライバンダ(南ネパール地方のストライキ)の影響で、カトマンズ市内の石油製品不足はまだまだ続いている。
この状態が今後も続く場合、私自身が直接影響を受けそうなのは、スクーター用のガソリンと、調理用のガス。
ガソリンについては、(このブログにも何度も書いているが)、1年以上前から慢性的に不足していた。市内のガソリンスタンドは営業していないことのほうが多かったほど。
昨年夏頃から溜め込んだガソリンが自宅にあったのだが、残り10リットルほどになってしまった。このまま(簡単に)入手できない状態が続けば、近日中に底をついてしまいそうだ。
調理用のガスも、残り少なくなってきた。あと1ヶ月は持たないだろう。
カトマンズ市郊外に住む知人には、以前から、ガス入手が困難な状況になるたびに、「薪調理に切り替えればいいのに。ご飯もおいしく炊けるし、一石二鳥だよ」といわれ続けていた。バザール(市場)には、簡単に設置できるかまどが売られているのだ。
この知人宅にはガス調理器具もあるが、普段は土間の台所にある土塗りのかまどで煮炊きをしている。宗教上かまどに触れられないときにのみ、ガス調理をしている。
確かに、かまどで炊くご飯はおいしい。が、市内の、普通の住宅に住む身としては、さすがに、自宅でのかまど調理はちょっと、、、という気持ちが強く、真剣に考えたことなどなかった。
しかし今の状況が今後も続くようであれば、本気でかまど調理に切り替えてみようかと思ってしまうほど、ガス不足は(外国人の私にとっては)深刻だ。
余談だが、子供の頃ガールスカウト活動をしていたことがある。かまどの作り方や薪のくべ方、飯ごうの底につく黒炭対策など、ことあるごとにたたきこまれたせいか、今でもよく覚えている。
また、今なら、このままガスが入手できなくても、あと1ヶ月ほどは在庫分でなんとか持ちそうだ、という、気持ちの余裕が多少あるせいか、かまどに切り替えることの悲壮感はそれほどない。
幸い、今住む家の倉庫には(大家所有のものだが)廃材がたくさんある。かまど調理経験者に言わせると、「一年分は持つだろう」とのことだ。
台所に近い庭の一角にかまどスペースを設けようかと、本気で考えてしまう。
ところで今19:45、この後20:00から停電となり、24:00までは電気が来ないので、本日はもう寝ることにします(笑)。
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