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2007年8月21日火曜日

中国産の飴『White Rabbit』はやっぱりまだ売られていた

ここのところ、日本では中国製食品の危険性がニュースでよく取り上げられる。

1ヶ月ほど前だったか、NHKワールドで放送される海外安全情報(日本国内ではBS1にて放送される番組)でも、インドネシアに輸出されている中国産の飴から、人体に害を及ぼす物質が検出され、インドネシア政府はその飴を販売中止とすることにした、という情報を流していた。

インドネシアで売られている物だったら、ネパールにも入っているかもしれない、と、販売中止となった飴の種類を見ていると、やはり思った通り、ネパールでも売られているものだった。

それは、ホワイトキャラメルに似ていて、私も食べたことのある『White Rabbit』という飴(キャラメル)。駄菓子屋などでも一粒確か1ルピー(2円)程度で売られているようなもの。

話がそれるが、私が中国産の飴『White Rabbit』を知ったきっかけはこうだった。

ネパールの店では、小銭を切らしていると、つり銭の代わりに飴玉をくれることがある。私も、小さな商店で買い物をした際、店側につり銭がなくて、1ルピーだったかの代わりに『White Rabbit』をもらったことがあり、せっかくなので、食べてみたことがあった。

ホワイトキャラメル好きな私は、その味をなかなか気に入り、その後も、店がつり銭を飴玉でくれるときには、他の飴ではなく『White Rabbit』をちょうだい、と、わざわざ指定したこともあったのだった。

このような経緯があり、普段は自ら買ってまで飴類を食べることはないのだが、『White Rabbit』については、割となじみのある飴だったのだ。

さて、インドネシアの『White Rabbit』事件を知ってから、約1ヶ月がたった本日。カトマンズ市内の大きなスーパー内菓子売り場をぶらぶら歩いていたところ、何事もないかのように『White Rabbit』が大きな袋詰めとなってどっさり売られているのを目にしてしまった。この国では、やはり、まったく問題視されていないようだった。

人体に有害な物質が含まれているとはいえ、狂ったように毎日大量に食べない限り、表立った症状は出ないのだろうが、他国で販売中止となった製品が堂々と売られている状況を見るのは、なんとなくいやなもの。

『White Rabbit』を横目で見ながら、自分の身は自分で守らなくてはいけないということを、あらためて実感してしまったのだった。

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