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2006年9月19日火曜日

淡い恋に似た気持ち

そろそろ、カトマンズ市内からも、北方向にヒマラヤを拝める季節。

残念ながら私が住む場所からは、小高い(2000~3000mほど)丘(山?)が邪魔して、ヒマラヤの白い峰は見えないのだが、パタン方面(カトマンズの南にある隣町))に出かけた帰りなど、北方向の丘(山?)のさらに向こうにくっきり見える、6000~7000m級のヒマラヤに心躍らせることがある。

今年は特に、早くヒマラヤが見えやすい季節にならないかと、昨年よりも心待ちにしている。

今年6月、雨期中のランタン方面トレッキングへ行った。雨期とはいえ、雨はほとんど降らず、すばらしい景色に恵まれた。

ランタン方面6000~7000m級の山々は、カトマンズから直線距離で100kmも離れていない場所にそびえ立っている。日本並みの高速道路が走っていれば、カトマンズから1時間で到達できる距離なのだ(標高を考えないとして)。しかし実際は、100kmほどしか離れていないトレッキング始発地点まで、バスで8時間ほど揺られる必要がある。

距離的にはこんなに近い場所にあるヒマラヤなのに、いつも姿を見せてくれるわけではない。姿を見せてくれていても、私がヒマラヤを見られる場所にいるとも限らない。

トレッキングを終え、カトマンズに戻ってきてからしばらくは、見えそうで見えない、近くて遠いランタンの山々を思い出し、淡い恋に似た気持ちさえ感じていた。北方向を眺め、丘の向こう、雲に隠れたヒマラヤを想像し、思いをはせる日々。←少々大げさだが。

空が澄んで白い峰が少しでも見えた日には、なかなか近づけない憧れの人を遠くから見つけたような、そんな気にさえなっていた。

これから、憧れのヒマラヤが姿を現してくれる頻度が増える季節。今からとても楽しみにしている。

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