ネパールには、曜日にまつわるおもしろい俗信がたくさんある。
その中に、こんな俗信がある。
月曜は畑仕事、水曜は家仕事をするのがよい
土曜の出発、火曜の到着、熱がでるかも、おなかが痛くなるかも?(出発、到着には土曜や火曜を避けたほうが良い、という意味) ネパール語だと韻を踏んでいてリズミカルな文章になる。
先週末、とても重要なメールを事務所から送る必要があった。何度も何度も見直し、不備が無いことを確認し、さて、いよいよ送信する段階になったときのこと。
送信することを周りに宣言し、気合をいれ、送信アイコンをクリックした瞬間、スタッフから「ちょっと待った!」の声がかかった。そして、羽詰った声で「今日何曜日?」と聞かれた。
その日は土曜日だったのでそう答えると、「土曜はマズイ!そのメールは月曜に送ろう!」と言い出すのだ。
ちょっと待ってくれ、すでに送信ボタンをクリックし、メールはじりじり送信されかけている状態。通信速度の遅いこちらのネット事情。送受信に非常に時間をくうことが幸いして、まだ『送信済み』にはなっていなかったからよかったものの、瞬時に送受信が終わってしまう日本のようなネット環境であれば、とっくの昔にメールは送られてしまっていたに違いない。
あわてて『切断』をクリックし、重要メールは送信されずにすんだのだが、なぜ土曜の送信はまずかったのか?というと、それは、先述した俗信に関係している、とのことだった。
~ 曜日にまつわる俗信2 につづく~
0 件のコメント:
コメントを投稿