ブログ移転のお知らせ

当ブログは、2021年12月より新ブログにて発信しています。新しい記事については 移転先→新日々のネパール情報 をご訪問ください!今後ともよろしくお願いいたします。

2016年10月16日日曜日

カリンチョク(Kalinchowk)へ


カトマンズの東約135㎞ほど、車で約4時間ほどの場所にある標高約2000mのチャリコット。そこから北に直線距離で10km程の場所にある、標高約3800mのカリンチョク寺院を、昨日(10月15日)訪問。

ヒンドゥ教の聖地のひとつ。標高や、麓の村までジープで行けることができる点など、アンナプルナ方面ムクティナートにやや共通するものがあるかもしれない。


9年前、途中まで徒歩で訪れたときは、まだ全行程車道ができていなかったが、今は、カリンチョク麓のクリ村(標高約3600m)や、その先の小さな集落ギャン村(3700m)標高約まで、車道ができているため、ジープを利用すれば、チャリコットからの日帰り訪問可。

ただし道は未舗装で悪路。道幅がそれほど狭くなく、崖下転落の恐れが低い点では危険度は低めだが、凸凹加減は、先に比較したジョムソン~ムクティナート間の何倍もひどい。

現在道の整備中で、あと3~4年も経てばクリ村まで全行程舗装道になる見込み、とのこと。


≪クリ村(標高約3600m)≫


≪ギャン村(標高約3700m)≫


一般的にはクリ村から歩きはじめるそうだが、私たちはギャン村までジープで移動。カリンチョクへはここからのアクセスの方が高度差は少なく楽。ただし、崖道や細い尾根が続き、緊張感を感じる道のり。



この、大きな岩に掛けられた階段の左右両端は崖。転落防止のため木の柵があるが、あまり意味はない。こんな場所が何か所かある。

片道1時間ほどの歩きだが、スリルもあり充実感を感じられる。しかし、大人だけなら楽しめるが、4歳と8歳連れだった私は、子がひょこっと横に動き足を踏み外したら最後、と、生きた心地がしなかった。

カリンチョク寺院は、上の写真の奥、霧にかすんで見える部分のてっぺん。

突き出た先まで進む。





頂上には、シバ神が持つ三叉の槍・トリスルがたくさん祀られている。

この日は、ダサイン休みの最後、満月の前日、土曜日、という混雑要素が重なり、ネパール人参拝客で大混雑していた。



天候に恵まれれば、ゴウリサンカール(7134m)をはじめ見渡す限りのヒマラヤが見られる場所だが、この日は残念ながら、濃霧ですぐ近くも全く見えない状態。

次回は是非、視界が開けている時に再訪してみたい。

(18日追記)
どうでもいいことですが、カリンチョウク、カリンチョク、カリンチョーク、カタカナ表記にするといろいろな書き方があり、最初の投稿時にはカリンチョウクと表記していました。しかし、ネパール語では「कलिन्चोक」と表記し、これをカタカナに直すと「カリンチョク」と記すほうが近いため、18日付で変更しました。ちなみに、英語ではKalinchowkと表記するようです。なぜかwが入ります。

2016年10月10日月曜日

ダサインで見かける光景


今年は、10月1日より秋の大祭ダサインが始まった。

暦上、開始から9日目にあたる本日は、「マハナワミ」と呼ばれる日。車にプジャをする日でもある。しめ縄で飾られた日本の正月に見かける車のように、マリーゴールドの花輪で飾られ、プジャの印の赤い粉をつけられた車をあちこちで見かけた。


写真はカトマンズ郊外のローカルバス駐車場にて。フロントガラスをこんな風に飾り付けしたら、視界遮られて運転しづらくないのかしら、と、気になってしまう。


・・・

ところで、カトマンズでは昨晩も雷を伴う激しい雨が降っていたのだが、一晩明け、今朝は爽やかな青空が広がり、ダサイン日和という感じに。

去る金曜日に、自宅隣の空き地に組み立てられた、この時期のみ現れる竹のブランコも、青空に映えていた。


2016年9月28日水曜日

ヘリコプター事故のニュース


先日用事でソル方面標高3500m程の場所に飛ばしたヘリ。

しかし天候不良で目的地には到着できず、近くの広場に着陸し天候の回復を待つことに。飛べば5分程だが、歩くと10時間以上かかる場所。

その後も雨や霧が続き視界不良。一瞬霧が晴れたすきに離陸を試みるも、目的地がすぐ霧に包まれてしまい無駄足に終わったり、離陸地は霧に包まれているが、目的地は晴れているとのことで、一気に上昇し霧を抜けて移動できないか試みるもやはりだめだったり。

そうこうしているうちに燃料が足りなくなる恐れも出てきたため、あとは天候の回復まで現地で待機するより他なくなってしまった。

山の天気は変わりやすい。飛ばしたヘリが、現地に到着できなかったり、到着できてもその後の天候不良でカトマンズに戻って来られなかったり、ということは過去何度も経験しているが、今回ほど悪いタイミングが重なったことはなく、同乗していたスタッフ、パイロット、カトマンズで待機する私たち皆、やきもきし続けた。

結局、視界が晴れ、ヘリが飛べ、カトマンズに戻ってこられたのは4日目。

それから6日後の9月25日、ヘリに同乗していたスタッフが、その時撮ったヘリの写真を見せながら、当時の状況を語っていたまさにその時、一本の電話が。その時のパイロットからで「先日使ったヘリが事故った」という知らせ。

今回は別のパイロットが操縦していたそうだが、カトマンズに帰還してすぐのこのニュース、しかもまさに今、そのヘリの写真を見ていた時に受けた知らせに、一同ショックを隠せなかった。

ちなみに9月25日のこの事故は、ルクラ発カトマンズに戻る途中のヘリが、エンジン不調により強制着陸を余儀なくされた、というもの。幸い、乗員乗客は無事だったとのこと。

ニュース記事:http://www.myrepublica.com/news/6281

2016年9月26日月曜日

ナガルコットからの景色


ナガルコットには年に数回訪れているが、こんなすばらしい景色を見たのはこの日がはじめてかもしれない。

9月24日、日没前に見えた、見事な半円を描くきれいな虹。しかも二重。

全てを写真に収めることはできなかったけれど、標高約2100mから見渡せる、さえぎるもののない広い空いっぱいにかかる虹は、息をのむほどの美しさで、感動。

・・・

この日は昼頃から雨。ナガルコットに到着した昼過ぎは、一面霧で、近くの木々もかすんで見えるほどだった。


しかし夕方には雨もやみ、雲の隙間からヒマラヤが顔を出し始める。

ヒマラヤ観賞目的でナガルコットに来たわけではないけれど、こうやって見えてくると、やっぱりうれしい。



ヒマラヤだけで言えば、もっと素晴らしい光景を何度も見てきているが、このタイミングで現れた霧、雲海、ヒマラヤ、そして虹。

ナガルコットで楽しめる景色は、ヒマラヤだけではない、ということを、あらためて実感したのだった。

2016年9月15日木曜日

おもしろい標識


カトマンズ市内の外出先で見かけたおもしろい標識(?)。

何度も通ったことのある道だけど、今まで気づかなかったなあ。

と思って、最近このあたりで撮った写真を見返してみたら、あったあった!



約一ヶ月半前の撮影手伝い時、撮影風景を撮った写真。モフモフマイクのちょうど真下に、この標識(?)が見事に写っていたけれど、この時は全く意識もしないでいた。


カップにレモンが浮かんでいるように見えるけれど、どういう意味なんだろう?

2016年9月13日火曜日

インドラジャトラ祭始まる


本日朝、カトマンズダルバール広場に、リンゴ(御柱)が建てられた。この建立を合図に、インドラジャトラ祭が始まる。

今年は今日9月13日~20日まで。8日間続く祭。

この祭りの期間中3日間、少女の生き神様クマリが人前に顔を出し、山車に乗って旧市街を違ったルートで巡回する。今年は9月15日、16日、20日にあたっているそうだ。

地元カトマンズ旧市街に住むネワール族がメインでお祝いするが、これ以外に住む人たちにとってはそれほど執着のある祭りでもないのが実情。しかし例年、クマリの山車巡行初日には、カトマンズダルバール広場がたくさんの見物客であふれかえる。



インドラジャトラ期間のみ御開帳となる、スウェタ(セト)バイラブ神。訪問時は、地元の人たちの手でキレイに磨かれている最中だった。



手前のカーラバイラブ神と、奥のスウェタバイラブ神。両方をあわせてみることができる、一年に一度の貴重な光景。

・・・

ところで、ニュースによると、今朝、御柱を立てる際、柱が倒れけが人が何人が出たとか。良くないことが起きる前兆、と不吉がっている人も、いるとかいないとか。

2016年9月3日土曜日

ラジオ出演のお知らせ2件(9/5~9、9/11)

久々に日本のラジオに、ネパールより電話出演させていただきます!
しかも、別々のラジオ局からの依頼が重なり、一週間に2件、6回分となります。

一件目:
9月5日(月)~9日(金)の毎日5日間、午前6:40~6:43
TOKYO FMをはじめJFN全国38のFM局(詳しくは後記ご参照ください)
「コスモアースコンシャスアクト 未来へのタカラモノ」
https://www.facebook.com/earth.act/ 
※ 「ネパールのタカラモノ」を、毎日一つずつ紹介していきます。(収録放送です)

  (放送後追記)
  次のような内容でお話ししました。
  
  5日 「スワヤンブナート
  6日 「バグマティ川清掃活動
  7日 「人と人との距離感
  8日 「秋の大祭ダサイン祭
  9日 「母なる存在の牝牛


二件目:
9月11日(日)18時台
NHKラジオ第1/NHKワールド・ラジオ日本
ちきゅうラジオ「世界のイチメン」のコーナー
http://www.nhk.or.jp/gr/ichimen/index.html
※ 新聞の一面から気になる話題を紹介するコーナーです。生放送です! 日本国外にお住まい方でも、放送一週間以内であれば番組サイトより放送をお聞きいただけます。

・・・ 

過去10回ほど、ネパールから電話を通して、日本のラジオに出演させていただいたことがあるのですが、最後の出演が約3年半前(昨年4月の地震の際の緊急インタビューを除く)。久々の出演に、嬉しいやら、緊張するやら。

偶然にも、これからベストシーズンが始まる!という時期に、ネパールで感じる素敵なこと、最近の話題など、たくさんご紹介できる機会を持つことができ、とても嬉しいです。

お時間があえば、是非お聞きください!

・・・ 

9月5日(月)~9日(金)の「コスモアースコンシャスアクト 未来へのタカラモノ」は、TOKYO FMをはじめJFN全国38の次のFM局でもお聞きいただけます。

<放送局一覧>
北海道 Air-G' エフエム北海道
青森県 FM青森 エフエム青森
岩手県 FM岩手 エフエム岩手
宮城県 Date fm エフエム仙台
秋田県 AFM エフエム秋田
山形県 Boy-FM エフエム山形
福島県 ふくしまFM エフエム福島
栃木県 RADIO BERRY エフエム栃木
群馬県 FMぐんま エフエム群馬
東京都 TOKYO FM エフエム東京
長野県 FM長野 長野エフエム放送
新潟県 FM-NIIGATA エフエムラジオ新潟
静岡県 K-MIX 静岡エフエム放送
愛知県 FM AICHI エフエム愛知
岐阜県 Radio 80 岐阜エフエム放送
三重県 radio CUBE FM三重 三重エフエム放送
富山県 FMとやま 富山エフエム放送
石川県 HELLO FIVE エフエム石川
福井県 FM福井 福井エフエム放送
滋賀県 e-radio エフエム滋賀
大阪府 fm osaka エフエム大阪
兵庫県 Kiss-FM KOBE Kiss-FM KOBE
鳥取県 V-air エフエム山陰
岡山県 FM岡山 岡山エフエム放送
広島県 HFM 広島エフエム放送
山口県 FMY エフエム山口
徳島県 FMとくしま エフエム徳島
香川県 FM香川 エフエム香川
愛媛県 JOEU-FM エフエム愛媛
高知県 Hi-Six エフエム高知
福岡県 FM FUKUOKA エフエム福岡
佐賀県 FMS エフエム佐賀
長崎県 fm nagasaki エフエム長崎
熊本県 FMK エフエム熊本
大分県 Air-Radio FM88 エフエム大分
宮崎県 JOY FM エフエム宮崎
鹿児島県 μFM エフエム鹿児島
沖縄県 FM沖縄 エフエム沖縄

2016年9月2日金曜日

ネパールの梨


雨季はまだ完全にはあけていないが、雨も少なくなり、秋の気配が漂い始めてきた。

カトマンズ市内の毎朝の通り道では、梨を売るおじさんも見かけるように。

当たりはずれのある梨。

見た目は日本のと同じでも、甘さとみずみずしさはあまりないし、包丁が入らないほど固いこともあるので、買おうかどうか必ず迷う。

季節ものは食べておかないと、という義務感でとりあえず一度は買う、というのが、毎年お決まりの行動となっている。

2016年9月1日木曜日

ティージ前、今年のダルカネメニュー



既婚者は夫の、未婚者はまだ見ぬ夫の健康や幸せを願い、断食し、祈り、踊る祭り、ティージ。

断食に備え、前夜までお腹いっぱいご馳走を食べるダルカネ(दर खाने)という行事がある。

毎年オフィスでも、昼食の時間を利用して、いつもの賄食よりもやや豪華なご馳走を作ってもらっている。

今年のダルカネメニューは・・・

フライドチキンレッグ、ヤギの内臓炒め、パニール炒め(ベジタリアンで肉料理が食べられないスタッフ用)、ジャガイモとキュウリのアチャール、バクタプル産ヨーグルト。

どれも美味しくて、賄い食にしておくのはもったいないぐらい。

特にフライドチキンレッグは、(時々作ってもらうのだが)各種マサラに漬け込み、適温で揚げるためか、カトマンズにある某K●Cなんかよりおいしい。



この日の女性スタッフのドレスコードはサリー。ティージらしい気分も高まる。

そしてなぜだろう、毎回ご馳走メニューのあとは、皆、パーン(पान)を食べたくなるようで。


パーンとは、キンマの葉に、スパイス等が包まれている、噛む嗜好品。約4cmほどあるこの塊のまま、口の中に入れる。

今回も、近所のパーン屋に見習いスタッフ君を買いに走らせていた。

2016年8月25日木曜日

チャンドラギリにケーブルカーができた!


今年8月半ばに操業を始めた、カトマンズ郊外タンコット~チャンドラギリを結ぶケーブルカー。

建設計画があったときからずっとずっと気になっていて、時間ができた本日、百聞は一見にしかず、自分の目で確かめようと、早速訪れてきた。

これからの観光スポットにもなりそうな雰囲気なので、スタッフ・ガイドたちも連れて。総勢6名での、日帰り視察ツアー。

カトマンズ近郊のヒマラヤ展望地というと、現在、断然ナガルコット(標高約2200m)が人気なのだが、チャンドラギリは、カトマンズから行く場合ナガルコットより近く、標高が高く、そしてケーブルカーも楽しめる、ということで、ナガルコットに代わる人気の展望観光地になりそうな予感。

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カトマンズ市内を出発し、カリマティあたりから真正面に見えてくる丘が、これから目指すチャンドラギリ。




カランキからはさらに近くに見えてくる。陸路ポカラやチトワンへ移動する際にも通る場所。前方を気にしていると、ケーブルカーが動いているのが目に留まるはず。


旅行者街タメルから約15㎞弱、タンコットのケーブルカー駅まで車で約45分前後。

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まだできたばかりなので、とてもきれいな、タンコットのケーブルカー駅エントランス。




駐車場からすでに見晴らしがよく、雨季中にもかかわらず、雲に隠れて180度ヒマラヤが見えていて期待が高まる。乾季はどんなに素晴らしいことになるんだろう。(写真だと雲とヒマラヤの区別があまりつかないのだが、、、)



ケーブルカーで出発。標高差約1000m程の約2.5㎞を、約10分かけて登る。
外国人料金は往復22USドル。(ちなみに、1998年操業開始のネパール初ケーブルカーがあるマナカマナの現在の料金は20USドル)







ケーブルカーの中から、チトランヘ行くジグザグ道も見える。

チトランというのは、今密かに地元民に話題の場所。農村生活が楽しめる、外国人よりも現地人向けのホームステイ宿がいくつかあるのだ。この話題はまた別の機会にでも。


頂上のチャンドラギリ駅(標高約2500m)が見えてきた。



下車後、少し坂を上ると、寺院やレストラン、娯楽設備がある。


寺院の裏には車いす用のスロープも。



まだ準備途中で立入禁止となっていたキッズスペース。来週ぐらいから利用できるようになるそうだ。



一通り見学を終えまたケーブルカーで下山。駅のあるビル内に、タメルにもあるカフェ・ヒマラヤンジャバの支店が。ここからの展望もよくて、コーヒーを飲みながらのヒマラヤ観賞、気持ちよさそう。

・・・ 

本日現在、準備中や工事中のところがあり、立入禁止の場所もけっこうあったのが残念。
それでも、本日はクリシュナアスタミ(クリシュナ神生誕祭)で祭日ということもあってか、新しモノ好きの、たくさんのネパール人が訪れていた。


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番外編その1:
12時~13時までは昼休みとなる模様。

1998年操業のネパール発のケーブルカーがある「マナカマナ」でも、昼休みの1時間ほど運行休止するのだが、ここチャンドラギリでも同じみたい。


番外編その2:
東にはチャンパデビがある。10年前にこのブログでも話題にしたことがある場所

チャンパデビからチャンドラギリまでハイキングした後、ケーブルカーで下山し、カトマンズに戻る(もしくはこの逆の行程)、という楽しみ方もできそう。

将来的にはホテルもできるそうなので、ハイキングのあとはヒマラヤを見ながらのんびり1泊する、っていうのも、楽しそうだなあ。 

2016年8月15日月曜日

人身事故による道路封鎖



今朝カトマンズを発ちポカラ方面へ移動することになった。

陸路の車両移動が可能な場所では、極力車で移動する。時間はかかるが、季節によって変わる景色、長距離トラックに書かれたイラストやメッセージを眺めつつの移動は、何度経験しても飽きることがない。

7月中は大雨で土砂崩れの影響もあったこのルートだが、ここの所は平穏。

しかし、いつ通っても、事故車両や、事故現場を見かけないことはない。小さな事故から大きな事故まで、常に発生しているといっても過言ではないかもしれない。

1枚目の写真の様に、側溝に落ちて放置されているトラックや、完全に横転しているトラックなど、片道約200㎞の移動の中で、事故車両を本日も数台見かけた。

そして昼過ぎ、ポカラまであと約30km程のところで、事故渋滞に遭遇。



ここから11km程先でトラックとスクーターの事故があり、スクーターに乗っていた人が亡くなったというのだ。

被害者の関係者が、加害者に抗議する目的で現場周辺の道路を封鎖しているとのことで、その影響が上下10㎞以上にわたって出ていたのだった。

強い日差しが厳しく、日陰を探し近くのチョウタラの下に車を止め、はるか続く足止め車両を見ていたら、カトマンズからのツーリストバスを何台も目にし、目の前にはグリーンラインのバスが。



昨今、政情が関係するストや道路封鎖の際には、外国人や旅行者登録のある車両(緑色ナンバープレート)は封鎖対象外となり、通行させてもらえることがほとんどなのだが、内輪の揉め事が原因での封鎖の場合、その影響をモロに受けてしまう。迂回路がないから解除となるまでひたすら待つしかない。

バスの横にできたわずかな日陰で休む外国人ツーリストも。



機体不調、鳥との接触事故、天候不良等の影響で事故が多い空路を避け、安全な陸路移動で計画したつもりでも、こういう事態に巻き込まれ、にっちもさっちもいかなくなることもけっこうある。

計画通りにいくネパール国内での確実な移動方法など、ないといえるかも。

・・・ 

ちなみに本日の渋滞。動き出すのは日没後かもしれない、とのうわさが飛び交っており、日付が変わるまでにポカラにつけば御の字、ぐらいに覚悟を決めのんびりしてたところ、1時間ほどで封鎖が解け、その後はスムーズに移動できたので、ポカラ着後の予定にはほとんど影響は出なかった。

でも、過去には、通常7~8時間で移動できるところ、数時間以上の足止めを食い15時間以上かかったケースもあった。そういう事態に巻き込まれてしまったら運が悪かったとあきらめるしかないのが実情。

・・・

ところで本日、カブレ郡でもローカルバスの大事故がありたくさんの方が犠牲になられたとのこと。

お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。

2016年8月11日木曜日

フレッシュジュース


外出先で喉が渇き、フレッシュジュースが飲みたくなって立ち寄った、小さな商店。

ちょっとした食糧を扱う店だが、店頭に果物も並んでいて、店の奥に手動搾り器が。

こういう店では、注文するとすぐに、フレッシュジュースを作ってくれる。





パイナップルとモウサム(柑橘類)ならジュース用の下準備もできているというので、注文。

250mlほどのグラスに入ったものが、70ルピー(約70円)。

砂糖は入っていないが十分甘くておいしい。水も加えておらず、正真正銘果汁100%の味。

常温で生ぬるいのだけれど、それがかえって体に負担をかけなさそうで、優しく体内にしみわたっていく。

店によっては岩塩パウダーを置いてあるので、ちょっと加えると天然スポーツドリンクになるのだ。

2016年8月7日日曜日

カトマンズ空港の犬


カトマンズ空港敷地内では、荷物のにおいを嗅ぎながら歩き回る犬を目にする。

敷地内とは言っても、ターミナルビルの外ではあるが、出発ロビーに入る前のあたりで、これから出国する人たちが、カートに荷物を載せながら慌ただしくしている場所。




人々の間をすり抜け、荷物をかぎながら忙しそうにしている犬たち、一見セキュリティ犬っぽい動きをしているが、全部、勝手に空港に紛れ込んできた、ただの野良犬。

この時だけでも、数匹はいたかな。

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気の向くままに仕事をしたら、休憩はどこでも自由にとってよし!




2016年8月6日土曜日

撮影用モフモフマイク


今春から取り掛かっていた撮影のお手伝いが、先日終わった。

撮影同行中は、いつもおかしなことに遭遇する。

写真は、カトマンズ旧市街アサン地区での一コマ。地元民、モフモフのカバーを付けたマイクに興味津々。

「あれで高いところのすすを掃除してくれるのか?」と聞いてくるおばさんとか、「私たちが地元をきれいにしないから、ほら見てごらん、外国人のプロジェクトがきれいにしてくれているんだよ」と語り合うおじさんたちとか。

よく掃除道具と間違えられるモフモフマイク。以前も、撮影隊出国時の税関手続き時に、職員にどや顔で間違えられたこともあった。


そして今回は、このほかにも苦笑する出来事が。

カトマンズ市内、住宅が密集するエリアでの、屋上でのインタビュー時。向かいの家の屋上で飼われている小型犬が甲高い声で吠え続け、撮影にならない。普段はこんなに吠えることはないそうなのだが、どうやら、このモフモフに反応しているらしい。

仕方ないので、場所を変えることにしたのだが、確かに、高い位置で微妙に揺れる動物っぽい物体のこのモフモフ、犬にとっては気になる存在だよなあ。

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ちなみに今回の撮影はテレビ用ではないのだが、WEBで見られるようになるそうなので、公開されたらまたお知らせします!