2010年5月8日土曜日
パタンの鐘
パタンダルバール(旧王宮)広場内に、ネパール語でトゥロ・ガンタ(Thulo Ghanta)と呼ばれる大きな鐘がある。
地元の人たちの言葉、ネワール語ではタワ・ガーというらしい。(私はネワール語に関してはほとんど分からないので、聞こえたままを表記しています。間違いがある場合はご容赦ください)
この鐘、祝祭時や重要な儀式が執り行われるときに鳴らされるのだそうだが、昔は、何らかの用事で地元住人を集める時や、緊急事態を知らせる時にも、鳴らしたという。
ネパールバンダ6日目だった昨日、各地で平和ラリーが実施されていた。カトマンズ市内バサンタプルでの様子はこのブログにも書いたのだが、パタンでも行われていたとのこと。
ダルバール広場周辺にも、このあたりの先住民であるネワール族の人たちがたくさん集まって、マオイストに対する平和的抗議行動が行われていたそうだ。
その際に、この鐘が鳴らされたとのこと。平和を願って鳴らされたのだそうだが、鐘の音を聞いて、さらにたくさんの人が集まってきたそうだ。
旧市街マンガルバザールに住む人から聞いた話。
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ところで、ネパールバンダは中止となったが、今日も、マオイストによる抗議デモは続けられていた。
市内のあちこちで、赤い旗を持って行進する人たちの姿が見られた。
街に出てきてデモに参加して、虚栄を張ってはいるものの、交通量の多い道路を横切ることに慣れておらず、どことなくおどおどして見える明らかに村の若者らしい集団。彼らを見ていたら、なんとなく気の毒になってきてしまった。
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