2010年5月2日日曜日
5月2日ネパールバンダ初日のカトマンズ市内
マオイストによる強制ゼネスト、予定通り実施中の本日。
昨晩深夜カトマンズに到着し、タメルに1泊後、本日早朝のフライトでポカラに向かうゲストがいたのだが、昨日の時点で、翌日の空港までの車両移動が出来なくなることを予測し、急きょ、空港近くのホテルへ予約を変更した。
そして本日、バンダの影響があまり受けない未明にホテルを出発し、車で空港へ向かおうと試みたのだが、すでに5時半頃の時点で交通妨害は始っており、ホテル~空港までの約3km、徒歩移動を余儀なくさせらるはめに。
(日中であれば市内主要場所~空港を循環する、ネパール観光局などが手配する武装警官護衛付き臨時シャトルバスの運行があるのだが、早朝の運行はないため、徒歩移動するしか方法がない)
30年以上前からネパールトレッキングを続けていらっしゃる常連のゲストで、ネパール事情についてはよく理解してくださっている方たちなので、その点は救われたのだが、持参されている荷物が重い!
昨深夜の空港送迎を終え、そのままゲストと同じホテルに泊まり込んでいたスタッフとドライバー、そして、ポカラまで同行するガイドの3名で手分けをして荷物を運びながらの移動となった。
途中、台車が捕まったので、途中から荷物を載せ移動を始めたものの、すぐにマオイストによる妨害に遭遇してしまう。
マオイストの幹部プラチャンダ(元ネパールの首相)は、旅行者には影響を出さないような平穏なバンダにする、と笑顔で会見していたが、予想通り、そんな都合のいいことを、各地で通行妨害する下っ端が理解しているはずがない。
台車の上のゲストの荷物を放り投げられそうになったためスタッフが抗議しても、相手はネパール語も上手に話せない、村からこの日のためだけに駆り出されたマオイスト。全く話にならず、事を荒立てても仕方ないと判断し、またすぐ徒歩移動に切り替えることに。
しかも今日のバンダはいつもに増して妨害具合がひどく、通行車両がない道路の真ん中を歩いて移動していたところ、道の端を歩くよう命じられたのだそうだ。
外国人の荷物を運ぶために台車を利用するのがなぜいけないのか、公共の道なのになぜ歩く場所まで指示されなくてはいけないのか、全く、マオイストのやることは理解に苦しむ。
早朝からデモ隊も出ていた模様。
お坊さんたちも荷物を持って空港を目指す。
車が通らないことをいいことに、道でサッカーをして遊ぶ子供たち。緊迫しているんだか、のどかなんだか、、、。
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徒歩でまわれる範囲内の観光に変更してもらったゲストいるのだが、空港までの徒歩移動にしても、徒歩観光にしても、一つ救われたのは、昨晩ふった雨の影響で、日差しもそれほど強くなく、比較的涼しい午前中だったということ。これで、通常通りのガンガン日差しだったら徒歩移動/観光なんて、暑くてとてもできない状況だっただろう。
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明日はどうなるのか現時点では不明だが、なんとなくこのバンダ、長引きそうな気配が漂っている。
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