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2007年1月5日金曜日

風の日のルクラ便

連日午前中、濃い朝霧がカトマンズをおおう。午前10時を過ぎないと、霧は晴れない。年明けと共に、急に寒さも増してきた。

でも、ネパール版立春は、今年は1月23日。不思議なことに、この、ネパール版立春の日以降突然寒さが弱まることは、過去何年かで体験済み。本格的な寒さもあと2週間強といったところ。

石油ストーブは一応出してはいるが、先日雨の日に一度使ったきりで、日常的にはまだ使用していない。室温は10度程度だが、耐えられる寒さ。本当に寒くなってから使用しようと、お守りのように部屋の隅に置いたまま。

さて、標題の件。

エベレスト街道トレッキングで、空港があるため実質上トレッキング開始地点となっているルクラ(Lukla)。昨日に引き続き、本日もフライト全線欠航となりかていた。ルクラにいるガイドたち何人かと、飛べそうなのかどうなのか、頻繁に連絡を取り合い、落ち着かない1日だった。

カトマンズ~ルクラ間は、始発便が午前6時台となっており、本来なら午前中にすべての便が終了するようにスケジュールが組まれている。

しかし、冬場は、カトマンズをおおう朝霧の関係上、午前6時台の始発便が、霧が晴れる午後過ぎになってやっと飛ぶ、という状況となることが多い。

昨日、午後になって霧が晴れ、カトマンズ上空も晴れ渡ったのだが、ルクラ空港で強い風がふいているため離発着できずに欠航となる事態が起きていた。

そして、本日も、昨日と同じ理由のため、午後4時過ぎるまで1便も運航できない状況となっていた。

14時半の時点で、どの航空会社も全便キャンセルを通達していたのだが、その後風が弱まったのか、16時を過ぎて第一便がカトマンズを出発した。この時点で、すでに約10時間の遅延。

その後立て続けに何便かが飛び発ち、ピストン輸送でルクラ発便もカトマンズに到着した。

日没までの1時間半の間に、いくつかの航空会社がカトマンズ~ルクラ間を2往復ほどしたようなのだが、その後日が暮れてしまったため、運航終了。

最終便は、ほとんど日も暮れた18時前にカトマンズに到着していた。

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